グラハム・トーマス開花

 イングリッシュ・ローズのグラハム・トーマスが開花した。開花したのはまだ一輪だけ。イングリッシュ・ローズはどれもそうだが、カップ型の花が大変美しい。グラハム・トーマスは強健で生育旺盛な品種で、我が家ではつる薔薇仕立てにしている。

グラハム・トーマス(2021年4月29日撮影)
グラハム・トーマス(2021年4月29日撮影)
グラハム・トーマス(2021年4月29日撮影)

最後のチューリップ

 まだチューリップが咲いている。たくさん植えたチューリップの最後の残りである。バタリーニブライトジェムとリニフォーリアだ。

原種系チューリップ「バタリーニブライトジェム」(2021年4月23日撮影)

 バタリーニブライトジェムは透き通るような黄色で、一般的なチューリップに似た花の形をしている。複数の色を持った花も綺麗だが、単色の花も好ましい。

原種系チューリップ「リニフォーリア」(2021年4月23日撮影)

 こちらはリニフォーリア。球根セットに1個しか入っていなかったものである。この花はなかなか開かず、やっと開いたらもうくたびれた状態となっており、美しく咲いた姿を見ることができなかった。来年に期待したいと思っている。

 チューリップの花期もそろそろ終りである。

去年植えたチューリップの品種表

 花壇に植えが原種系チューリップは、球根を掘り出さずにこのまま年を越させてみるつもりである。

原種系チューリップの花柄摘み

 原種系チューリップ「ライラックワンダー」の花がしおれたので、花柄を摘んだ。

咲いているライラックワンダー(2021年4月14日撮影)
咲いているライラックワンダー(2021年4月20日撮影)
花が終ったライラックワンダー(2021年4月23日撮影)

 この花は、しおれた花も綺麗だとは思うが、このままにしておくと実を結ぼうとして栄養が種子に取られてしまう。そうすると、球根が太らなくなってしまうので、来年も咲かせたい場合は花柄を折りとる必要がある。球根を肥培して、次の開花のための栄養を蓄えさせる必要があるのだ。ネットの情報では、花の下を手で折り取ると書かれているが、ライラックワンダーの場合は花茎が柔らかく手で折り取ることはできなかったので、いつものように鋏(はさみ)で切り取った。

花が終ったライラックワンダー(2021年4月23日撮影)
花が終ったライラックワンダー(2021年4月23日撮影)

 その後、チューリップの植わっているコンテナには、球根を太らせるために液体肥料を施した。液体肥料は即効性があるので、ここぞという時におすすめである。液肥は週一回、水遣りの代りに定期的に施肥する。

 このコンテナは、春の花主体の寄せ植えだから、花が終ったら夏の花に植え替える予定なので、その時に球根を掘り上げて保存しようと思っている。

 さて、来年もこの、お気に入りの花を咲かせることができるだろうか。

ヘメロカリスの植付け

 近所の農協直売所のようなところで、買い物ついでにヘメロカリスの開花苗を購入してきた。

 どこに植えるか一晩考えた末に、庭に地植えにすることにした。ヘメロカリスは日本原産の野萱草(のかんぞう)や日光黄萓(にっこうきすげ)、夕菅(ゆうすげ)の仲間。日本の気候を好む多年草で育てやすいらしい。放っておいても毎年咲くようなので、庭に植えてみることにした。

 我が家には北側の花壇と、南向きの庭がある。南向きの庭にはクリスマスローズ、秋明菊、桔梗、クレマチス、花にら(イフェイオン)、百合が植えてあり、どれも多年草や球根植物で、手間がかからず毎年必ず咲いて季節を感じさせてくれる。薔薇も二株植えてあるが、これらも定期的に毎年咲く。ここにヘメロカリスを一株加えたのである。

ヘメロカリスの苗(2021年4月25日撮影)

 ヘメロカリスの苗を庭に植付けるために腐葉土も用意した。写真を撮る前に、開封して土と混ぜてしまったので、写真は空袋である。腐葉土は近所の百円ショップで購入したものだ。

 購入した苗はヘメロカリスと書かれた棚に置かれていたが、花の姿は日光黄萓か夕菅そのままに見える。品種改良されて複雑な色の花を付ける品種もあるようだが、この素朴な色合いも私には好ましく感じられた。購入した苗は、もしかしたら原種のままなのかも知れない。そもそもヘメロカリスというのは野萱草(のかんぞう)、日光黄萓(にっこうきすげ)、夕菅(ゆうすげ)の属する「忘れ草属」のことなのである(ヘメロカリス属)から、夕菅がヘメロカリスとして売られていても嘘ではない。

 腐葉土と土とを攪拌したところ。すぐそばに木槿(むくげ)が植えてあるので、太い根が干渉しない場所を探した。

 根は回っていないので、くずさずにそのまま植えることにした。

 深植えや浅植えにならないように気を付けて、植えて付けを行う。

 植付け完了。上で咲いているのは、ピエール・ド・ロンサールである。

金魚草咲き進む

 庭に植えた金魚草の開花が進んでいる。これは、どれも去年植えて冬を越した株である。

金魚草のある花壇(2021年4月23日撮影)

 同じ金魚草でも色によって開花時期が微妙に異なるらしい。我が家では最初に黄色の金魚草が咲いた。続いて、赤とオレンジ色だ。赤とオレンジの株は、草丈が伸びすぎて、花がその頂部付近に集中して付いている。徒長していると言っても良いだろう。春の花が咲き終えたら、切り戻しを行って、施肥をするようにしよう。そうすれば、もう少し花付きが良くなると思う。

金魚草(2021年4月23日撮影)
金魚草(2021年4月23日撮影)
金魚草(2021年4月23日撮影)

 一緒に写っている薔薇の葉が照り輝いて美しい。薔薇の葉は、例年、暑くなってくると害虫にやられて見苦しくなってしまうのであるが、暑さが厳しくなると手入れが間に合わなくなってしまうのである。それでも、この薔薇は枯れることなく毎年旺盛に開花し続けている。この薔薇は、ラブリー・メイアン(Lovely Meilland)である。

金魚草(2021年4月23日撮影)
金魚草(2021年4月23日撮影)
金魚草(2021年4月23日撮影)

 黄色の金魚草は黄色一色だが、赤(というよりはローズ・カラーと言った方が良いだろうか)の金魚草と、オレンジの金魚草は花色がグラデーションになっていて美しい。去年植えたときはオレンジの花は複雑な色をしていて美しいと思ったのだが、ローズ・カラーの金魚草の花色は単色だったような記憶なのだが、同じ株で花色が変るということがあるのだろうか?

クレマチス「ザ・プレジデント」開花

 庭のクレマチス、ザ・プレジデントの今年最初の花が咲いた。蕾もたくさんついている。これからが楽しみである。

クレマチス「ザ・プレジデント」(2021年4月23日撮影)
クレマチス「ザ・プレジデント」(2021年4月23日撮影)

 虫に食われたか、風で傷んだか判らないが、花弁が欠けている。しかし、ウッドデッキから遠い場所で咲いているので、それはあまり気にならない。

 春も深まって夏は、すぐそこまで来ている。

(後日追記)

クレマチス「ザ・プレジデント」(2021年4月25日撮影)

 公開後に傷んでいない花が咲いたので、綺麗な画像を追加しておく。

ピエール・ド・ロンサール開花

 今年最初のピエール・ド・ロンサールが開花した。まだ一輪だけだが、薄いピンク色の花が素晴らしく美しい。蕾の間、綺麗に折りたたまれていたことを想像させる花弁の状態が、私は好きである。

 大きな蕾(つぼみ)がいくつもあるから、まだこれから次々と開花するだろう。

冬を越した金魚草

 去年植えた金魚草が冬を越して元気に成長して、花を付け始めた。最初に咲いたのは黄色の金魚草。冬の間に一度だけ切戻しをした記憶があるが、それ以外は特に手をかけていない。細長い葉の色が青々として美しい。金魚草を植えたのは、薔薇の花壇。薔薇は三株植えたのだが、今も残っているのはラブリー・メイアン一株だけ。写真には写っていないが、オベリスクに誘引している。

金魚草(2021年4月14日撮影)

 金魚草の隣には秋明菊が新しい葉を展開している。こちらも葉の色が美しい。宿根草は手間をかけらずに毎年庭を彩ってくれるので、重宝している。

 金魚草は本来多年草だが、日本では一年草として扱われることが多いはずだ。しかし、我が家の金魚草は、実際にはどれも多年草になっている。

金魚草(2021年4月14日撮影)
金魚草(2021年4月14日撮影)
金魚草(2021年4月16日撮影)
金魚草(2021年4月14日撮影)

 赤い金魚草も開花間近。金魚草は、強健で育てやすい。どなたにもお薦めできる品種である。 

原種系チューリップが次々に開花した

 原種系チューリップが次々に開花している。下の写真は可憐に咲き続けているライラックワンダーだ。

原種系チューリップ「ライラックワンダー」のある寄せ植え(2021年4月18日撮影)
原種系チューリップ「ライラックワンダー」のある寄せ植え(2021年4月18日撮影)
原種系チューリップ「ライラックワンダー」(2021年4月18日撮影)
原種系チューリップ「ライラックワンダー」(2021年4月18日撮影)

 ライラックワンダーも完全に開ききってきたから、花もそろそろ終りだろう。この花が今年植えたチューリップの中で最も美しい。桜色の花弁の中心が円形に黄色く色づいていて、開ききる前はカップ型の私の好きな花の形であった。

 今年咲かせたチューリップ。どれも気に入ったので来年も咲かせたいものだ。そう思って、球根を太らせるために、埃(ほこり)をかぶっていた液体肥料を取り出して、久し振りに施肥してみた。液肥は効かせたいときにすぐ効くから、ここぞという時におすすめだ。液肥として有名なのはハイポネックスだが、私が使っているのは花工場。どちらも含まれている成分に大差はなく、私が購入したころは花工場の方がかなり安価だった。最近は購入していないので良く判らないが、Amazonでみるとハイポネックスの方が安くなっているらしい。液体肥料は週一度程度の頻度で水やりの代りに施すのが一般的な使用法である。

原種系チューリップ「バタリーニブライトジェム」(2021年4月18日撮影)

 この花がバタリーニブライトジェム。陽が当っていないせいか、花が完全に開いていない。この球根は二つ植えたはずだが、あと一輪はまだ咲かない。

原種系チューリップ「リトルビューティー」(2021年4月18日撮影)
原種系チューリップ「リトルビューティー」(2021年4月18日撮影)
原種系チューリップ「リトルビューティー」(2021年4月18日撮影)

 そしてこれが、原種系チューリップのリトルビューティー。3個入っていた球根がすべて開花した。

 植えた球根の中で、これまでに咲いたのはタルダ、トルケスタニカ、ライラックワンダー、バタリーニブライトジェム、そしてリトルビューティーだ。ライラックワンダーはこの球根セットとは別に購入したものである。

 リストにあるチューリップでまだ開花していないのは赤いチューリップ「リニフォーリア」だけだ。安売りの店で購入した球根だが、これまでの開花率は100パーセントに近い。まだこれから咲く球根もあるかも知れないから、成績優秀と言ってよいだろう。

去年植えた原種系チューリップの混合球根セット

 植えたチューリップはこの球根のセットだ。メーカーはカネコ種苗株式会社。よく知らないメーカーだが、大変優良な商品だった。このパッケージのとおりの花がきちんと咲いた。また目にしたら必ず購入したい商品である。

 調べてみると、私が無知であったらしい。この会社は明治創業の歴史ある東証一部上場の一流企業であった。

冬を越したミリオンベル

 冬を越したカリブラコアのミリオンベルがたくさん花を付けた。花色はオレンジだ。カリブラコアは一年草として売られているが、いつまでも花が終らないので植えたままにしておいた株が、冬を越してまた花を付け始めたのである。

カリブラコア・ミリオンベル(2021年4月16日撮影)
カリブラコア・ミリオンベル(2021年4月16日撮影)

 過去の経験からすると、鉢の中は根が回ってパンパンになっているはずだから、植替えをした方が良いだろう。次の休みにでも作業することにしたい。根を整理して半分ほどの大きさにし、空いたスペースに新しい土を入れることで、根が成長できる余地を作るのである。地上部分も摘芯して、切った枝を挿し穂にして挿木で増やすことに挑戦してみることにしよう。この方法がうまくいけば、毎年苗を買う必要がなくなるのであるが、うまくいくであろうか。

カリブラコア・ミリオンベル(2021年4月16日撮影)
カリブラコア・ミリオンベル(2021年4月16日撮影)

 いや、せっかく順調に成長しているから、植え替えしたりせずにこのまま咲かせてしまっても良いかもしれない。そんなことも考えたりして、なかなか方針が決められないのである。

 せっかく咲いている花の根をいじると枯らしてしまう危険があるから、植え替えずに摘芯して、ピンチでできた枝を挿し穂にして挿木で株を増やす方が良いかもしれない。まあ、週末まで作業はできないのだから、まだ考える時間は十分にあるのだ。