金盞花(カレンデュラ)の育て方

学名:Calendula
和名:金盞花(きんせんか)
科名: キク科
属名: キンセンカ属(カレンデュラ属)

 金盞花(きんせんか)という花の名は、金のさかずきを意味します。鮮やかな黄色の花が開いた様子は、確かにさかずきを思わせる形をしています。花の少ない冬期に長期にわたって花壇を彩ってくれる、強健で育てやすい頼もしい品種といえるでしょう。

金盞花(2020年4月26日撮影)

置き場所、環境

 陽当りと水はけのよい場所を好みます。強健で育てやすく、放任でも長期間咲き続けます。

植え付け

 12月頃から3月頃にかけて開花苗が出回ります。長期間咲き続けますので、見付けたら早めに入手して植え付けると良いでしょう。種を蒔く場合は、直接植え付けて間引きしながら育てても良いですし、苗を育ててから植え付けても良いでしょう。

水やり

 地植えの場合はほとんど必要ありません。鉢植えの場合は、土が乾いたら鉢底から水が流れ出すくらいたっぷりと与えます。過湿な状態が続くと根腐れの原因になりますので、水のやりすぎには注意してください。

金盞花(2020年4月26日撮影)

肥料

 地植えの場合は、植え付け時に緩効性肥料を混ぜ込んでおけば追肥は必要ありません。鉢植えの場合も植え付け時に緩効性肥料を混ぜ込んでおけば追肥は不要ですが、時々(月に一度くらい)液肥を与えても良いでしょう。

花柄摘み

 種が付くと株が老化して花付きが悪くなりますので、花柄は定期的に摘み取ったほうがよいでしょう。

病害虫

 うどん粉病にかかりやすいので、株間を十分に取り、陽当りと水はけのよい場所に植え付けるようにします。油虫が付くことがあるので、見つけ次第、薬剤を散布します。病気と害虫に効く薬剤を準備しておくと良いでしょう。