ラチスフェンスをアルミフェンスに交換する

 家を建てた頃に、目隠しと雰囲気造りを兼ねて、敷地の外周に木製のラチスをたくさん設置した。それが時を経て腐ってしまったので、暑くなる前に駄目になったものを撤去したのである。

 本来、ラチスフェンスのような木製品は、定期的な塗装が必要だ。できれば毎年、少なくとも3年に一度は全て取り外して塗装する必要があるのだが、横着者の私はそれをおこたってラチスフェンスを腐らせてしまったのである。

撤去したラチスフェンスが写っている写真

 撤去したラチスフェンスは、薔薇の奥に写っている右側の2枚。一番右のラチスフェンスは、中のラチス部分が外れてしまっているのが判るだろう。ラチスフェンスに物が掛けられなくなってしまったのが今回の作業の発端である。ちなみに咲いているのは、ピエール・ド・ロンサール。この他に2枚を撤去したが、そちらは写真が残っていない。

 今回は、作業が大変だったので写真を撮っている余裕がなかった。だから、写真は有り合わせのものになっている。

【今回の作業】

  • アルミフェンスの購入(2枚)
  • 腐ってしまったラチスフェンスの撤去(4枚)
  • 撤去したラチスフェンスの解体ごみ出し
  • 購入してきたアルミフェンスの取り付け(2枚)

 新しく取り付けるアルミフェンスをホームセンターで購入してくる。

 ステンレス製の針金で止めてあったラチスを撤去し、駐車場へ運ぶ。ラチスフェンスは、付ける時は簡単だった記憶があるが、捨てるのは大変である。このまま捨てることも可能だが、粗大ごみになって、環境センターまで持ち込む手間と余分な費用がかかるので、市指定のごみ袋に収めて可燃物として捨てることにする。太い部材は私がノコギリでごみ袋に入る大きさにカットし、ラチス部分は家内がパキパキ折ってくれた。劣化していたので、ここだけは比較的簡単だった。そして、用意しておいたアルミフェンスを設置する。

 ここまで夫婦二人で4時間。かなりくたびれました。まあ、設置したころはまだ若かったから、体力的に余裕があった、というだけのことかも知れませんが。

設置したアルミフェンス(2枚)

 種明かしをすると(御覧になれば判るかも知れないが)、これは普通のアルミフェンスである。横に付けるべきものを縦に設置した。本来の設置方法と異なるので、固定用の部材などは存在しないから、既存のアルミフェンスにステンレスの針金で固定したものだ。ちょっとみたところ、アルミフェンスを縦に付けたとは判らないのではないだろうか。なかなかクールである。これならメンテナンスフリー。ペンキ塗りも撤去も廃棄も必要ない。

 また、必要なものが掛けられるようになった。この場所には散水用のホースやシャベル、ほうきなどをぶら下げておくことにしている。

 そのうち、花など掛けてみようと思っている。

 まだ残っているラチスは、まだ使えるので駄目になったら少しずつ廃棄するつもりである。

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ピエール・ド・ロンサールの花をもう少し

 ピエール・ド・ロンサール(Pierre de Ronsard)が綺麗に撮れたので、写真をもう少し公開しておきたい。

つる薔薇「ピエール・ド・ロンサール」(2020年5月17日撮影)

 私はピエール・ド・ロンサールの花の色が好きである。

つる薔薇「ピエール・ド・ロンサール」(2020年5月17日撮影)

 私はピエール・ド・ロンサールの花の形が好きである。

つる薔薇「ピエール・ド・ロンサール」(2020年5月17日撮影)

 木槿(むくげ)の間から覗くピエール・ド・ロンサールも美しい。蕾がほどけていく様子が完璧なまでの美しさだ。

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ラブリー・メイアン開花

 ラブリー・メイアン(Lovely Meilland)は京成バラ園で修景薔薇として売られていたもの(だったと記憶している)。この場合の修景すなわち景観整備を意味すると思うのだが、購入当時のパンフレットには「手をかけなくても良く咲く強健な薔薇」というような意味のことが書かれていた。

ラブリー・メイアン(2020年5月17日撮影)

 我が家では、オベリスクに誘引してつる薔薇のように育てている。確かにこの上なく強健で花付きもよい。

ラブリー・メイアン(2020年5月17日撮影)

 だが、私はこの花の開ききった姿があまり好きではない。もっとも、隣に植えてあるピエール・ド・ロンサールでさえ、開ききった花は完璧な美しさを失うのだが。あるいは、あまりにたくさんの花が咲くので、開きゆく花の美しさを愛でること忘れてしまうのかも知れない。

ラブリー・メイアン(2020年5月17日撮影)

 しかし、開き始めたこれらの花はなかなか美しい。

 まだ、ラブリー・メイアンは咲きはじめたばかりだから、開ききった花はない。開きかけの花ばかりお見せしたが、私はこの状態が一番好きなのである。

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庭の珍客

 我が家のウッドデッキは、猫にとっても居心地が良いらしい。子猫を連れた親猫がやってきたことが幾度かある。

 この日、我が家を訪れたのがこの猫だ。2018年5月のある朝のことである。首輪もしていなかったし毛並みもあまり良くなかったので、多分野良猫だろう。この猫は、この後、幾度か姿を見掛けることになる。この場所が気に入ったのだろう。

 カーテンの間から窓越しに撮影する。最近のカメラは性能が良い。と、言ってもこのカメラは買ってから随分年月が経つのだが。

 気配を覚られてしまったか。こちらが覗いていることを気取られてしまったようだ。

 猫はすぐに姿を消してしまった。

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美しい瞬間

 花を育てていると、時々、花の姿に素直に美しいな、と思う時がある。そんな瞬間を切り取った写真を選んで載せてみたい。

薔薇の名前は忘れてしまった

 薔薇の名前も忘れてしまったのだが、おそらくはヘリテージ(手前)とパット・オースチン(奥)だと思う。大変美しい薔薇なのだが、これから薔薇をやろうという方には、より新しく作出された品種をおすすめしたい。理由は、新しい品種の方がより育てやすい薔薇が多いはずだからだ。

 これらの薔薇も、薔薇を撮ったカメラも今は手元にない。いろいろな薔薇を育てて美しい花を愛でたいという気持ちはあるのだが、多数の薔薇の手入れは本当に大変なのだ。私のようなずぼらな人間には、強健で育てやすい薔薇二株か三株を育てるのが関の山というものなのだろう。

つる薔薇(グラハム・トーマス)

 個々の花も美しいけれど、連らなって咲くつる薔薇も美しい。

ピエール・ド・ロンサール
ピエール・ド・ロンサール
グラハム・トーマス

 やはり薔薇の写真が多い。薔薇は美しい。

 過去に書いた薔薇のリストを見ると、2003年から2005年にかけて少なくとも9株の薔薇を入手したはずだ。現在も庭で咲いているのは、ピエール・ド・ロンサール、グラハム・トーマス、ラブリー・メイアンの三種のみである。どれも強健で育てやすいおすすめの品種だ。そしてどれもつる薔薇として育てている。

マーガレット、撫子(なでしこ)、ビオラ

 寄せ植えの一部分を切り取った写真。寄せ植えのコンテナ全体がバランスよく咲いているわけではないのだが、ときどきこのような光景に出会うことがある。どの花も美しさの盛りを迎えているようで、見ていると楽しくなる。

秋明菊

 私は秋明菊のこの素朴な美しさが好きだ。この花は、植えたはずの場所ではなく、いつの間にか庭の隅、ウッドデッキの裏に根付いて、毎年秋に規則正しく可憐な花を見せてくれる。

クリスマスローズ

 八重咲のクリスマスローズの美しさは、薔薇に引けを取らない。特に咲いたばかりの新鮮な花弁は匂い立つような美しさをまとっている。陽光に透ける花弁など、何に喩えればよいのだろうか。

雨後のクリスマスローズ

 クリスマスローズは最近廉価に入手できるようになったし、一度根付けば放っておいても毎年花を咲かせ、株が強く大きく育っていく。一度手に入れると数年(場合によっては十年以上)付き合うことになるから、どんな花が好みなのかよく吟味してから購入すべきである。

いかがだったでしょうか。

初夏の貴婦人ピエール・ド・ロンサール開花

 つる薔薇、ピエール・ド・ロンサール(Pierre de Ronsard)が開花した。

ピエール・ド・ロンサール(2020年5月12日撮影)
ピエール・ド・ロンサール(2020年5月10日撮影)

 整った花の形。濃いピンクから淡いピンクへと変化するグラデーション。ピエール・ド・ロンサールはこの上なく美しい。この花の唯一の欠点は、年に一度しか咲かないことである。

 しかし、この花はそんな欠点を補って余りあるほどの存在感のある花を咲かせる。

ピエール・ド・ロンサール(2020年5月10日撮影)

 その上、強健で育てやすい。年に一度しか咲かないから、花柄摘みも年に一度しか必要ない。開花期以外は存在を忘れてしまっても大丈夫なほどだ。

ピエール・ド・ロンサール(2020年5月10日撮影)

 この花に限らず、薔薇は蕾の開きかけた瞬間が最も美しいと思う。

グラハム・トーマス開花

 グラハム・トーマス(Graham Thomas)が開花した。

グラハム・トーマス(2020年5月10日撮影)

 同じタイトルの記事を去年は5月4日に上げているから、今年は去年よりやや遅れての開花となる。グラハム・トーマスは英国デービッド・オースチン作出の薔薇だ。彼の薔薇は特にイングリッシュ・ローズと呼ばれている。

グラハム・トーマス(2020年5月9日撮影)

 グラハム・トーマスは、そんなイングリッシュ・ローズの中でも、特に育てやすい強健な品種である。

グラハム・トーマス(2020年5月9日撮影)
グラハム・トーマス(2020年5月9日撮影)

 グラハム・トーマスの濃厚な黄色が大変美しい。私は、薔薇の蕾が開きかけた瞬間が最も美しいと感じる。イングリッシュ・ローズには完璧という言葉が相応しいのではないかと思う。

グラハム・トーマス(2020年5月10日撮影)

 まだ咲きはじめたばかりだから、これからしばらくの間は、グラハム・トーマスの花を楽しめるだろう。

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家庭菜園

 毎年、庭で野菜を育てている。今年も、トマト、ピーマン、茄子(なす)、胡瓜(きゅうり)、苦瓜(ゴーヤ)を植え付けた。

トマト(ホーム桃太郎)(2020年5月6日撮影)

 トマトの苗は、買い物ついでに道の駅で購入した。品種はタキイ種苗のホーム桃太郎。「家庭菜園でも楽々!手軽に作れるおいしいトマト!」と謳われているとおり、元気に育つだろう。

 植えたのは5月1日。トマトは毎年植えることにしていて、今年も二株植え付けた。家庭菜園は女房の担当なのでよく見ていなかったのだが、すでに成長が始まっているようだ。

ピーマン(京みどり)(2020年5月6日撮影)

 ピーマンも同じ道の駅で購入。品種はタキイ種苗の京みどり。キャッチコピーは「生育旺盛で栽培容易!夏バテ知らずの中型種!」。

茄子(千両二号)(2020年5月6日撮影)

 茄子(なす)も同じ道の駅で購入した。品種はタキイ種苗の千両二号。「夏秋用ナスの代表品種!品質のよい長卵形ナス!」である。

胡瓜(夢みどり21胡瓜)(2020年5月6日撮影)

 胡瓜(きゅうり)もトマトと同様に毎年植えることにしている。二株定植。

 胡瓜も同じ道の駅で購入。ここまでの苗は全て同日にに仕入れたものだ。胡瓜の品種はアサヒ交配の夢みどり21胡瓜。「夏バテ知らず、夢みた強さ!」ということだ。胡瓜は2株植付けた。

苦瓜(沖縄純白ゴーヤ)(2020年5月6日撮影)

 ゴーヤはウッドデッキの日除け、目隠しを兼ねて毎年植えている。これまで、コンテナに植えていたのだが、コンテナが劣化して壊れたため、今年は花壇の片隅に地植えしてみた。水遣りの負担を減らすためでもある。

 苦瓜(ゴーヤ)はカインズホームで購入。品種は沖縄純白ゴーヤ。固定種(在来種)です。苗についてきたタグには「スタミナ白ゴーヤ」と書かれているが、これは品種名ではないらしい。苦みが少なく白いゴーヤがなるはずだ。

苦瓜(島娘)(2020年5月6日撮影)

 これも、カインズホームで購入。品種名はフタバ種苗の島娘。ゴーヤらしいゴーヤがなるはずだ。

 猫の額ほどの土地に植えた野菜でも案外実るもので、ゴーヤなどは毎年食べきれないほどになることもあるほどだ。

撫子(なでしこ)が咲きました

 去年植えた撫子(なでしこ)が咲いた。旺盛に育った金魚草の陰に隠れてしまっていたのだが、ここにきて急に茎を伸ばして花を付けた。植物にも競争があって、大きく育った金魚草に負けぬよう、茎を大きく伸ばして花を咲かせたのである。

茎を伸ばして金魚草の上に咲いた撫子(2020年5月5日撮影)

 金魚草が大きく育ったせいで、寄せ植えが「金魚草のコンテナ」のようになっていたが、これで寄せ植えらしくなってきた。マーガレット、ビオラ、撫子、金魚草が、初夏の陽射しの中で押し合うようにして咲くさまは、眺めていると時の過ぎるのを忘れるほどだ。

撫子(2020年5月5日撮影)

 それでも、金魚草の占める割合が多いために、寄せ植えとしてはまだまだバランスを欠いた状態だ。

 金魚草の開花も一段落しつつあるので、花柄摘みと同時に切り戻しを進めれば、寄せ植えのバランスを取り戻すことができるかもしれない。

寄せ植えと撫子(2020年5月5日撮影)

 撫子の花は大変可憐である。どんどん蕾(つぼみ)が上がってきているから、しばらくの間は花を見せてくれるだろう。

撫子(2020年5月5日撮影)

 やなり、気候が撫子を成長させたのだろう。薄い桃色の花を付けるもう一株の撫子も金魚草の海から顔を出した。こちらも文字どおり蕾が上がってきている。これから、いくつも花を付けることだろう。

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ボンザマーガレット復活

 旺盛に育っていたボンザマーガレットが急に萎れて、株元から枯れあがってきた。虫害を受けたのではないかと思い、土中の害虫を駆除できる薬剤を土に混ぜ込んでみたのが、この3月1日のことである。

 その後の株の状態はと言えば、悪化は食い止められたけれど、目覚ましく回復することもなかった。

 しかし。

ボンザマーガレット(2020年5月1日撮影)
ボンザマーガレット(2020年5月1日撮影)
ボンザマーガレット(2020年4月26日撮影)
ボンザマーガレット(2020年5月1日撮影)

 御覧のとおり、ボンザマーガレットは復活した。花色も黄色からピンクへと美しく変化している。もともと花色が変るのに惹かれて購入したものなのである。

 しかし、コンテナに植えたものがここまで大きく成長するとは驚きだ。サントリーのWebページを見ると、こんもりと傘のように巨大に育っているから、これで正しい草姿なのだろう。

 我が家の場合は、花が一段落したら、剪定して少し小さくした方が良いかもしれない。

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