ロベリアの育て方

 学名:Lobelia erinus
 科名:キキョウ科
 属名:ミゾカクシ属(ロベリア属)

 ロベリアは夏を彩る植物だと思っていましたが、世の中では本格的な夏が来るまでの一年草として扱うことが多いようです。
 真夏の太陽の下で、こんもりと育ったロベリアを咲かせた記憶があるのですが、キラキラと大変美しく夏の太陽に輝いている記憶の中の情景は、何か他の植物と記憶が混同しているのかも知れません。

 ロベリアは蝶のような形をした小さな青い花を大量に咲かせる品種で、遠くから見ると青く霞んだように見えます。

ロベリア(2019年4月撮影)

置き場所、環境

 陽当りを好みますが、高温多湿は苦手です。夏の西日を避け、盛夏の時期は風通しのよい場所に置くのが良いでしょう。真夏の暑さで枯れてしまうことも多いのですが、うまく夏越しできれば、秋にも花を咲かせてくれます。

植え付け

 市販の培養土で問題ありません。成長することを考えて、苗と苗との間隔は15cm程度あけて植え付けます。ハンギングバスケットでしたら、バスケット当り一株で十分です。寄せ植えにしても楽しめます。

水遣り

 水切れには弱いのですが、過湿を嫌います。水遣りは用土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出すくらいたっぷりとやります。

肥料

 盛夏の時期を除き、毎週液体肥料を施します。施肥が面倒な場合はマグァンプKマイガーデン元肥用などの長期間効き続ける肥料を施しても良いでしょう。

病害虫

 あまり心配する必要はありませんが、油虫(あぶらむし)が付くことがあります。油虫が付いているのを見つけたら、早めに薬剤を散布して駆除します。