ペチュニアの育て方

 学名:Petunia x hybrida
 和名:ツクバネアサガオ(衝羽根朝顔)
 科名:ナス科
 属名:ツクバネアサガオ属(ペチュニア属)

 私にとって、ビオラとペチュニアは特別な植物です。私のガーデニングにとって、この二品種は欠かせない存在なのです。冬から春の間はビオラを中心とした花を育て、夏から秋にかけてはペチュニアとカリブラコアを主とした栽培を行っています。
 これが私の園芸生活の定番です。

 サフィニアは、サントリーが開発したおすすめのペチュニアの商品名です。美しい花が咲き、強健で育てやすいのでおすすめです。

ペチュニア

置き場、環境

 日当りの良い場所に置くのがおすすめです。
 我が家では、毎日一時間から二時間程度しか直射日光が当たらない場所で育てていますが、毎年、満足できる生育を示し、花もたくさん綺麗に咲いています。理想的な場所が見付からなくても、ためしに育ててみることをおすすめします。

植付け、用土

 深植え、浅植えにならないように注意します。鉢底石は入れなくても特に問題ありません。土を再利用する時に面倒になるだけなので、私は最近は鉢底石は使用しないようにしています。
 用土は量販店などで購入してきたもので差し支えありません。

ペチュニア(2017年8月撮影)

肥料

 肥料入りの用土を用意するか、肥料なしの用土にマグァンプKなどの緩効性肥料を混ぜ込んでおきます。追肥は肥料の説明書に従って定期的に行えば問題ありません。定期的に(二週に一度か毎週)液体肥料をやるとよいのですが、それほど神経質にならなくても大丈夫です。

水やり

 ペチュニアは、過湿を嫌う性質を持っているので、水のやりすぎは禁物です。土の表面が乾くのを待って、鉢底から水が流れ出すまで、たっぷりと水やりします。盛夏の猛暑の日が続くような間は、一日に何度も水遣りが必要になることも覚えておきたいものです。

花柄摘み

 咲き終ってしおれた花(花柄)はこまめに切り取るのが理想的です。が、夏の花はどんどん咲いてどんどん枯れるので、理想的な花柄摘みを行うのは大変な作業となります。
 ある程度間隔をあけて、まとめて切り取っても花は咲いてくれるので、それほど神経質になる必要はありません。完璧を求める必要はありません。

摘芯

 ほぼすべての植物に共通するのですが、頂芽優勢という性質があります。
 簡単に言うと、茎や枝の先端にある芽(頂芽)ほど優先して成長しようとする性質のことで、ペチュニアはこの性質が強いようです。放っておくと枝の先ばかりが育ち、株元に花が付かないだらしない姿になってしまいます。

 そうしないためには、摘芯を行うことが有効です。(何もしなくても、花は咲き続けます。摘芯した方が、美しい株の姿を保つことができるのです。)
 植え付けてすぐでも良いし、しばらくたってからでも良いのですが、株を見て特に長く伸びている部分をはさみで切り取るようにします。
 私は普段の摘芯はサボってしまい、ときどき植えた鉢の周縁部(縁)を目印にして、その縁から飛び出た部分を全て切ってしまうことにしています。こうなると摘芯というより切り戻しに近いのかも知れませんが、日常定期的に面倒を見る余裕のない方は、こういう方法でも問題ないと思われます。

切り戻し

  ペチュニアは初夏から初冬まで花を楽しむことができる品種です。生育が旺盛なので、枝が伸びすぎてしまい、株の姿がだらしなくなってしまうことがあります。そのようになった場合は、切り戻しを行います。

 切り戻しは、梅雨の頃に株の大きさが半分程度になるまで、はさみで先端を切り取るようにします。これを行うと、湿度の高い梅雨の間に病気にかかりにくく、秋にかけてもう一度美しい花姿を見ることができるのです。

ペチュニア(2015年7月撮影)

株の増やし方

 本格的に暑くなる前なら、ペチュニアは挿木で容易に増やすことができます。親となる株を育て、適当に育ったら、摘芯によって子株を得ることができます。子株は摘芯(または切り戻し)で切り取った枝の先端部分を利用するのです。

 土に刺さる部分の葉をはさみを使って丁寧に取り去り、土に穴をあけて今作った子株を差し込み、周囲の土で固定します。あとは、水をたっぷりやってその日の作業は終りです。

 ただし、挿木してから根付くまでは肥料はやらない方が良いでしょう。また水切れさせないように注意も必要です。我が家では、ペチュニアの挿木は八割方(はちわりがた)成功します。問題は、挿木で増やした同じ花色の株ばかり大量にできてしまうことなのです。

病害虫

 病害虫は特に気にする必要はありません。時々アブラムシが湧くことがあるので、見付けたらシャワーの水で吹き飛ばすか、園芸用の殺虫剤などをかけて防除するとよいでしょう。アブラムシが病気を運ぶこともあるので、虫と病気両方に効く薬剤(殺虫殺菌剤)を一つ準備しておくと、大抵の場合、それで対処可能です。