ラブリー・メイアン開花

 ラブリー・メイアンが開花した。

 我が家のラブリー・メイアン(Lovely Meilland)は花の中心の蕾が硬く、外側の花弁は開くのだが、蕾の中心部がそれにつづいて開いていかない。その状態の後、気付くと花は開ききった状態になってしまっている。そのため、開花途中の均整の取れた美しい姿を見たことがないのではないかと思ってしまうほど気難しい薔薇だ。

ラブリー・メイアン開花間近(2022年5月13日撮影)
ラブリー・メイアン開花(2022年5月15日撮影)

 ラブリー・メイアンはステム(花枝)も枝も長く伸びるから、何らかの誘引が必要である。

 オベリスクに巻き付けてつる薔薇のように仕立てても、そこから旺盛に枝やステムがどんどん伸びてくるので、更に誘因が必要となる。強健で旺盛に成長するのは良いが、成長が旺盛すぎて手に余るほどだ。

ラブリー・メイアン開花(2022年5月15日撮影)

 今年はつる薔薇仕立てを止め、株立ちにして伸びてきた枝をオベリスクに誘引することにしてみた。思い切って切り詰めたところから旺盛に成長して、大量の蕾を付けている。ラブリー・メイアンを植える場合は、十分なスペースを確保したうえで植えることをおすすめしたい。私のように狭い庭しか確保できない場合は、もっとコンパクトに育つ薔薇を育てた方が良いだろう。

ラブリー・メイアン開花(2022年5月15日撮影)
ラブリー・メイアン開花(2022年5月15日撮影)

 最後の写真の花は、私好みの咲き方に近い。窓辺からこの花を見ると、あまり好きではなかったラブリー・メイアンも愛おしく感じてくるから不思議なものである。

 これから本格的な開花時期を迎える。ピンクの美しい花が次々と咲く瞬間を見逃さないようにしなくては。

こぼれ種から生えた金魚草

 鉢植えの沈丁花(じんちょうげ)の下、飾りに置いてあるタイルとコンクリートの間から、金魚草が生えて花を咲かせていた。ど根性金魚草だ。

 ここに限らず、タイルの裏からはよく雑草が生えてくるのだが、鉢植えに水遣りをした際に鉢の底からあふれ出てくる水と養分とを、タイルの下部に根を張って吸収しているのだろう。

 雑草ならスーッと引き抜いて捨ててしまうのだが、これは勿体ない。このまま生やしておこうかとも思ったが、鉢に植えたら寄せ植えの材料が一つ増やせるはずだ。早速、余っているプラスチック鉢に植え替えることにした。

タイルの裏から生えてきた金魚草
タイルを剥がしてみたところ

 タイルの裏がどうなっているのか、剥がして見てみた。予想通り土はほとんどなく、細かい根がびっしりとタイルの裏を覆っていた。水耕栽培状態になっていたようだ。

用意したもの

  • ど根性金魚草:1株
  • 培養土
  • 余っていたプラスチック鉢
  • 土入れ
  • 割箸(細かい根を傷つける恐れがあったため今回は使用しなかった)

 用意したのは上に書いたとおり。全て家にあったものだ。プラスチック鉢は何かの苗が植わっていたもので、使えそうだから取っておいたもの。

植替え準備
金魚草をタイルから剥がしてみたところ

 金魚草の根をタイルからそっと剥がす。抵抗もなくすんなりと外すことができた。植替え後は、もっと居心地の良い住居を提供できるはずだ。

植替え中

 市販苗と同様、鉢底石など入れずに土だけで植え付けていく。鉢底に培養土を1~2cm程度入れ、その上に先程の根を収めていく。根を切ろうか迷ったが、切らずにそのまま鉢に入れた。

植替え完了

 株が上を向くように注意しながら、土入れで培養土を入れていく。金魚草が上を向いた状態で、うまく固定できた。

剪定後

 根をいじったので、地上部を切り詰めて、水不足によって枯れてしまうことを防ぐ。せっかく咲いていた金魚草だが、地上部の三分の一程度を残して、花も切り取ってしまう。金魚草は本来今の季節(初夏)に咲くものだが、秋から春まで断続的に開花するので、うまくいけば、また花が咲いた姿を見ることができるだろう。

 さて、うまく根付いて成長してくれるだろうか。

ピエール・ド・ロンサール開花

 ピエール・ド・ロンサール(Pierre de Ronsard)も開花した。ピエール・ド・ロンサールの美しい花が見たくて、毎年この頃になると、開花が待ち遠しい気分になる。

ピエール・ド・ロンサール開花(2022年5月6日撮影)

 我が家では、庭のフェンスに誘引しているが、本来ならばもっと高さが必要な品種である。フェンスを継ぎ足してもっと高い位置まで誘引したいのであるが、今のところ家内の許可が出ないので、小ぢんまりと育てている。

開きかけたピエール・ド・ロンサールの蕾(2022年5月6日撮影)

 それでも初夏の花付きは素晴らしく、この上なく美しい花を大量に付ける様は言葉で表現するのが難しいほどの美しさとなる。

ピエール・ド・ロンサール開花(2022年5月8日撮影)
ピエール・ド・ロンサール開花(2022年5月8日撮影)

 ピエール・ド・ロンサールは強健な性質による育てやすさと、その花の夢のような美しさから高い人気を持った品種である。園芸店でも比較的入手しやすい薔薇だ。惜しむらくは、花ににおいがないこと、そして初夏にしか咲かないことだ。

 しかし、比類なきこの美しさは何物にも代えがたい。これから薔薇を育てるような方におすすめしたい品種である。

グラハム・トーマス開花

 グラハム・トーマス(Graham Thomas)が今年も開花した。花色は、深い黄色から咲き進むとやや白みを帯びた色に変化する。強健で育てやすく、美しい薔薇である。

グラハム・トーマス開花直前(2022年5月3日撮影)
グラハム・トーマス開花(2022年5月4日撮影)

 私は、何種類ものバラを手に入れて庭や鉢植えで育てたけれども、今も残っているのはこのグラハム・トーマスと、ピエール・ド・ロンサール、そしてラブリー・メイアンの三種だけだ。どれも強健で育てやすい品種であるが、これから薔薇を育てようとする方には、このグラハム・トーマスかピエール・ド・ロンサールをおすすめしたい。ラブリー・メイアンはおすすめしている方も多いようだが、花の形があまり美しいと感じられないので、私はおすすめしない。花の形が悪いのは、私が育てている個体特有の問題なのかもしれないけれども。

グラハム・トーマス開花(2022年5月4日撮影)

 グラハム・トーマスは四季咲きであるから秋にも花が咲く。ピエール・ド・ロンサールは一季咲きなので、初夏にしか花を見ることはできない。しかし、花の優雅さ素晴らしさではピエール・ド・ロンサールが上だ。強健さ育てやすさはどちらも同等。花の美しさを取るか、秋にも咲くことを取るかでどちらを選択するか決めると良い。どうせ、薔薇に手を出したら一株で終るはずがないのであるから、どちらも手に入れたらよいのではないかと思う。

グラハム・トーマス開花(2022年5月8日撮影)

 薔薇は花の女王。仕えるのがなかなか大変であるから、たくさん育てるのはおすすめしない。薔薇を手に入れたいという誘惑に耐えることはなかなか大変なのだが、私のように週末にしか手入れができないのなら、三株から五株程度に抑えておくことだ。衝動買いせずに、十分に調べて、これぞという品種をこそ手に入れるべきである。

グラハム・トーマス開花(2022年5月8日撮影)

 グラハム・トーマスは本来シュラブローズだが、つる薔薇として育てることも可能である。我が家では玄関先の花壇に、無粋なブロック塀を隠すようにつる薔薇として育てている。毎年この頃になると、一斉に大量の花が開花して見応えのある光景となる。今年も、間もなく満開となることだろう。薔薇のそばに置いてある鉢植えの花々も競うように花を付けていて、美しいと思う。

ガジュマルの植替え

 家内が育てているグリーンネックレスを植え替えたついでに、ガジュマルの植替えを行った。これからガジュマルは成長期を迎えるので、植替えには好適な季節である。

用意したもの

  • 植え替えるガジュマル
  • 鉢底の網
  • 土入れ
  • 割箸
  • 培養土
  • 鉢底の炭

 植え替える鉢の鉢底に網を置き、鉢底の炭を入れる。用意した鉢が元のものとほとんど変わらない大きさであったため、土の量を確保するために鉢底の炭は少なめに投入した。

 鉢底の炭の上に培養土を入れる。ここで古い鉢からガジュマルを取り出すのだが、根が回っていたので、古い土を落し、根を鋏(はさみ)で切って整理する。気根(だと思う)が鉢のウオータースペースでぐるぐる回ってしまっていたので、これも容赦なく切除。見栄え重視でさっぱりとすべて切り取ってしまう。

 鉢の中央にガジュマルを設置し、ガジュマルと鉢の間に培養土を足して割箸で突き固めて植替えは終了だ。心なしかさっぱりとした気分である。ガジュマルは冬の寒さに耐えられないので、これまで窓辺に置いていたのだが、今日からは屋外に移動である。

 根をいじったので、さらに地上部分も切り詰めていく。

 無駄な枝を切り落とす。無駄な枝とは、株の中心に向けて伸びている枝、伸びすぎてバランスを乱している枝のことだ。自分の感性に従って適当に切り取っても構わない。徒長させてしまったら、太い幹だけ残して枝を全て落としてしまっても大丈夫だ。

 今回は、伸びすぎた枝を切り詰める程度の剪定にとどめた。株が小さくなって、管理しやすくなったと思う。