原種系チューリップが次々に開花している。下の写真は可憐に咲き続けているライラックワンダーだ。
ライラックワンダーも完全に開ききってきたから、花もそろそろ終りだろう。この花が今年植えたチューリップの中で最も美しい。桜色の花弁の中心が円形に黄色く色づいていて、開ききる前はカップ型の私の好きな花の形であった。
今年咲かせたチューリップ。どれも気に入ったので来年も咲かせたいものだ。そう思って、球根を太らせるために、埃(ほこり)をかぶっていた液体肥料を取り出して、久し振りに施肥してみた。液肥は効かせたいときにすぐ効くから、ここぞという時におすすめだ。液肥として有名なのはハイポネックスだが、私が使っているのは花工場。どちらも含まれている成分に大差はなく、私が購入したころは花工場の方がかなり安価だった。最近は購入していないので良く判らないが、Amazonでみるとハイポネックスの方が安くなっているらしい。液体肥料は週一度程度の頻度で水やりの代りに施すのが一般的な使用法である。
この花がバタリーニブライトジェム。陽が当っていないせいか、花が完全に開いていない。この球根は二つ植えたはずだが、あと一輪はまだ咲かない。
そしてこれが、原種系チューリップのリトルビューティー。3個入っていた球根がすべて開花した。
植えた球根の中で、これまでに咲いたのはタルダ、トルケスタニカ、ライラックワンダー、バタリーニブライトジェム、そしてリトルビューティーだ。ライラックワンダーはこの球根セットとは別に購入したものである。
リストにあるチューリップでまだ開花していないのは赤いチューリップ「リニフォーリア」だけだ。安売りの店で購入した球根だが、これまでの開花率は100パーセントに近い。まだこれから咲く球根もあるかも知れないから、成績優秀と言ってよいだろう。
植えたチューリップはこの球根のセットだ。メーカーはカネコ種苗株式会社。よく知らないメーカーだが、大変優良な商品だった。このパッケージのとおりの花がきちんと咲いた。また目にしたら必ず購入したい商品である。
調べてみると、私が無知であったらしい。この会社は明治創業の歴史ある東証一部上場の一流企業であった。