花木の剪定(せんてい)の仕方

 今日は、花木の剪定の方法を紹介します。剪定は、花が終り、新しい芽を出すまでの間に行うのが良いでしょう。

 まず最初に行うのは、不要な枝の見極めです。

剪定前の蠟梅(ろうばい)
剪定前の蠟梅(ろうばい)

 枝が込み入って、ゴチャゴチャしています。よく眺めて、切り取るべき枝を決定します。数年後の姿を想像しながら、考えると良いでしょう。

 葉を落とした状態で見ると、良く分ります。株の中心部では内向き枝が交錯しています。このまま春を迎えると萌え出た葉が重なって、陽当りや風通しが悪くなってしまいます。

  • 内向き枝(株の内側に向けて伸びる枝)⇒切り取る
  • 平行枝(平行して伸びる枝)⇒1本残して切り取る
  • 枯れ枝(枯れている枝)⇒切り取る
  • 交差枝(交差している枝)⇒1本残して切り取る
  • 徒長枝(伸びすぎている枝)⇒適当な長さで切り取る

 今回はこの剪定鋏(せんていばさみ)を使って作業しました。枝の太さによっては、園芸用の鋸(のこぎり)があった方が良いと思います。

剪定後の蠟梅
剪定後の蠟梅

 細かい無駄な枝を整理しただけですが、短時間の作業で、見違えるようにさっぱりとしました。まだ、無駄に長い枝が残っているような気がしますが、芽吹くまでにはまだ少しだけ時間がありますから、気が向いたときに微調整することにします。

 今年は蠟梅の新緑がより美しく見えるはずです。

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