ガザニアの育て方

学名:Gazania 
和名:勲章菊(くんしょうぎく)
科名: キク科
属名: クンショウギク属(ガザニア属)

 今年、寄せ植えに加えてから、ガザニアの魅力に目覚めました。陽当りのあまり良くない場所に植えたのですが、絶え間なく花が上がってきています。花は大輪で、つい見入ってしまうほど美しく、気に入っています。花の色や模様もいろいろなものがあって、選ぶ楽しみもあります。

 かつて同じ場所にガザニアを植えたときは、きちんと花が咲かなかったような記憶なのですが、私が遠ざかっていた間に品種改良が進んだのかも知れません。

 育てやすいのも、ガザニアの良いところです。上の写真のような寄せ植えで過密なのですが、 他の植物が虫にやられたり病気になったりするのを尻目に、元気に育っています。

黄色い大輪の花がガザニアです(2019年5月1日撮影)

置き場所、環境

 陽当りの良い場所を好みます。夜間は花がつぼむ性質を持っているため、日陰では蕾ができても花が開きません。過湿に弱いので、乾かし気味に管理します。庭植えの場合は、一段高い場所に植える(レイズドベッド)などの手法を取ると良いでしょう。

 多年草ですので、冬越しできれば翌年も開花します。寒冷地では掘り上げて鉢植えにし、室内の明るい窓辺におきます。平地では株元に堆肥や腐葉土を敷いて防寒することで冬越しが可能です。

水遣り

 庭植えの場合は必要ありません。鉢植えの場合は、土の表面が良く乾いてから、鉢底から水が流れ出すまでたっぷりと水遣りします。

ガザニア(2019年6月23日撮影)

花柄摘み

 開かなくなった花は、花茎の付け根から摘み取ります。花茎が長いのでなるべく付け根近くから切り取るようにします。

肥料

 植え込み時に緩効性肥料を施します。その後、春と秋の成長期に緩効性肥料か液体肥料を定期的に施します。

病害虫

 油虫が付くことがあります。油虫を見付けたら、殺虫剤を使用して駆除します。