秋明菊満開

 今年も秋明菊(しゅうめいぎく)が満開になった。植えたときの目論見と違ったことは、繁茂しすぎて収集が付かなくなったことだ。花が終り冬が来れば地上部が枯れてなくなることは分かっているのだが、この調子だと来年はどんなことになるのか想像もつかない。

満開の秋明菊(2022年10月2日撮影)

 一緒に植えてある薔薇や一年草がやられてしまい、秋明菊(だけ)の庭になってしまうかもしれない。が、好きで植えた秋明菊である。何とか生育範囲を制限して他の植物と共存させたいものだ。

秋明菊(2022年10月2日撮影)
秋明菊(2022年10月2日撮影)

 私は秋明菊のこの花が大好きなのだけれど、願わくはいろいろな花が咲いている庭の一角で、忍びやかに咲いてもらいたいものだ。

満開の秋明菊(2022年10月2日撮影)

 もしも広大な土地があって、野性味のある和風の風景を作りたいのであれば、秋明菊は格好の素材かも知れない。しかし、狭小な庭しか持たない私にとって、秋明菊を庭に下ろしたことは失敗だったかもしれない。

 うーん。鉢植えに戻すか?

今年も秋明菊が咲きました

 庭に植えた秋明菊が今年も花を咲かせた。素朴な感じの花が気に入って購入し、庭に下ろしたのであるが、正直言って繁茂しすぎて困っている。雑草並みの成長力である。かと言って、せっかく植えた植物であるから、繁りすぎたからと言って抜き去るのは忍びない。

庭に咲いた秋明菊(2022年9月11日撮影)

 というわけで、我が家の狭い庭は秋明菊に占拠されてしまった。秋明菊とクリスマス・ローズとが左右から葉を伸ばして50cm幅の通路は床面が全く見えない状況となってしまっている。

庭に咲いた秋明菊(2022年9月11日撮影)

 去年、同様に通路が通れなくなったときに花壇の改造をしようと考えたのだが、結局手付かずのまま今日に至っている。

 これから秋明菊を植えようと思っている方には、十分に広い場所に植え付けることをおすすめしたい。秋明菊はものすごく成長しますぞ。

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暑さも和らいできました

 9月に入り、朝晩は涼風が吹き日中の暑さも和らいできました。夏の間は、園藝作業をするために早起きをして比較的涼しい時間帯に雑草取りなどを行ってきたのだが、陽が高くなっても庭に出ることができるようになってきた。

満開の寄せ植え(2022年9月4日撮影)

 今年の寄せ植えは、割とうまくいった感じで、水もちも良く猛暑の中水切れを起こすこともなかった。毎朝水遣りを行っていても、夕方には水が不足してしおれてしまうことも過去には多々あったのである。

寄せ植えに咲いたペチュニア(2022年9月4日撮影)

 私は桜色の花を付けるペチュニアが大好きで、毎年のように植えているが、今年のペチュニアは当りであった。ちょっと高価なものを選んだのであるが、その価格差は十分に取り返せたと思う。まだまだ元気に咲き続けそうだ。

ヒューケラの寄せ植え(2022年9月4日撮影)

 ヒューケラの寄せ植えも、なかなか美しくよいと思う。一部が赤く色づいてきたのは、気候のせいだろうか。それとも、根詰まりして元気をなくしているのか。これも、秋の植替えシーズンが来たら、一度ばらして作り直すことにしたほうが良さそうだ。

花壇にこぼれる(2022年9月4日撮影)

 花壇に植えたのは、ペチュニア、バーベナ、グレコマ。どれも挿木で増やしたものだが、物凄い勢いで成長している。グレコマは別名「垣通し(かきどおし)」というほどで、垣根を越えてどんどん伸びていく様から名付けられたようだ。これまでは、鉢植えでしか育てたことがなかったので、あまり旺盛に成長するというイメージは持っていなかったのだが、確かに伸びた先で根を下ろしながら横に広がっていく性質を持っている。

 植えた者の意図としては、花壇から垂れ下がる様子を演出したかったのだが、グレコマは意図に反してこの写真の奥の方へもどんどん伸びている。秋に寄せ植えを作る時の材料にできると思い、とりあえず伸びるに任せているのだが。

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秋明菊のつぼみ膨らむ

 秋明菊(しゅうめいぎく)の蕾(つぼみ)が膨らんできた。立秋を過ぎて二週間。日中の暑さも和らぎつつあるし、秋は確実に深まりつつあるようだ。

つぼみの膨らんだ秋明菊(2022年8月21日撮影)

 秋明菊は、その花咲く様子の素朴さにひかれて庭に植えたものである。最初に植えた秋明菊は、何故か花壇ではないところで毎年細々と花咲かせるようになった。煉瓦敷きの隙間から茎を出しているので、花壇に植え替えることもできず、わずかに咲く花を毎年楽しみにしていたものだ。

秋明菊の蕾(2022年8月21日撮影)

 いま旺盛に育っているのは数年前に仕入れて庭に下ろしたものだ。野生化している地域もあるというほどで、日本の気候に適合しているのだろう。大変な勢いで繁茂し、手に負えないと言って良いほどだ。

つぼみの膨らんだ秋明菊(2022年8月21日撮影)

 地下茎で拡がりタイル敷の庭の通路の、そのタイルの隙間から芽を出して通行の邪魔になる。せっかく植えたものだからと思いながらも、通路に生えてきた秋明菊は摘み取ることにしているが、広大な庭であれば、一面秋明菊の咲く様子が見られることだろう。我が家の猫の額程度の庭では望むべくもないことではあるが。

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庭の来訪所

 今日は立秋。暦の上では今日から秋だ。確かに夕方は涼風が吹いて秋を感じるような時もあるが、実感として秋はまだまだ先のことだ。立秋とは「秋の気配を感じ始めるころ」ということであるから、なるほど秋の兆しならば、私ももう感じているのである。

 猛暑の続く中ではガーデニング作業ははかどらない。というか、危険なので無理して作業しない方が良い。我が家では、庭の一部、使い道のない煉瓦敷きの部分が雑草だらけになっているけれども、涼しくなるまでは見て見ぬ振りをしている。他人様の土地と隣り合っているわけでもないので、御迷惑をおかけしていることもあるまい。

庭の来訪者(蛙)(2022年8月7日撮影)

 我が家には蛙が多い。滅多に薬剤を撒かないからだろう。蛙のえさとなる昆虫の類もたくさん生息しているのに違いない。薔薇の栽培を真面目にやっていた頃は、予防的に薬剤を散布するようなこともしていたが、近年は油虫(あぶらむし)やナメクジなどの目に余る害虫にはピンポイントで薬剤を散布して駆除することもあるが、それ以外は薬剤の散布は行わない。

 枯れた葉や、咲き終った花柄をこまめに取り除いておけば、病気が蔓延するようなことはないので、無駄な努力はしないことにしているのだ。

庭の来訪者(蛙)(2022年8月7日撮影)

 雨蛙(あまがえる)は庭のいたるところに隠れていて、私が近づくと跳ねて逃げようとする。外敵から身を守るためならじっとして動かない方が良いのではないかと思うが、そうすることはできない性分のようだ。そしてカメラに収めようとして近づくと、今度は我関せずという顔をしてじっとしている辺りもユーモラスで愛らしいと思う。

 夜、しきりにカエルの鳴くのが聞こえるのは、こやつらが鳴いているのであろうか。

バーベナの挿木(季節外れだが・・・・・・)

 挿木で増やしたペチュニアとバーベナが順調に育ってきた。その中でバーベナの成長が特に旺盛だったので、摘芯を行った。摘芯で出た枝はいつもは捨ててしまうのだが、この間、バーベナの挿し穂を直接寄せ植えにさしたら無事に根付いたなので、二匹めの泥鰌(どじょう)を狙うことにしたのである。

挿木で増やしたペチュニアとバーベナ(2022年7月24日撮影)
摘芯(2022年7月24日撮影)

 鋏(はさみ)で指しているところで摘芯を行う。摘芯すると、切ったすぐ下から分枝して、草姿が良くなり、花数も増加する。

バーベナの挿し穂(2022年7月24日撮影)

 切り取る節を決めたら、新芽を残して枝を切り取る。切った部分のすぐ上の大きな葉を切り取り、切り口を斜めにカットする。切り取る葉のすぐ下に新芽があるので、これは傷つけないように注意して切り取った。

直接挿木にした(2022年7月24日撮影)

 一般的には、小さな鉢に挿してこまめに水やりして養生するのだが、今回は寄せ植えに直接差し込んでみた。土が硬くなっているので、割り箸で穴をあけ、そこにそっと挿し穂を差し込む。

親株の状況(2022年7月24日撮影)
親株(2022年7月24日撮影)

 こちらは、親株の状況。買ってきた苗を庭に地植えにしたものだ。斑入りの、薄紫の花を咲かせる。これは、PWのスーパーベナ。今まで育てたバーベナとは別の種類ではないかと思うくらい、何もしなくても旺盛に育ち、花付きも良い。

 この季節にこういう乱暴な挿木をしても育つはずがないのだが、どうせ摘芯で出た捨てる枝である。駄目でもともとだ。それに、このスーパーなバーベナなら、もしかしたらたくましく育ってくれるかもしれない。

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ペチュニアの切戻しとその後

 ペチュニアが旺盛に育ち枝垂れるように咲いて綺麗だなと思っていたのだが、育ちぎてうっとうしい感じになってしまったので、ペチュニアの切戻しを行った。面倒を見られる日が週末に限られている私はこまめに花柄を切ることができないので、終った花が目立ってきたら切り戻すことにしている。

ペチュニア切戻し前(2022年7月14日撮影)

 どこで切るかは重要なはずだが、私は結構いい加減に花柄の付いている部分をまとめて切り取ってしまう。目安としては、枝の長さの半分から三分の一程度は残すようにしている。

ペチュニア切戻し後(2022年7月14日撮影)

 切戻しをして花柄をまとめてごっそり取ってしまった後に、普通の花柄摘みを行う。これなら、所要時間が三分の一から四分の一くらいに短縮できるはずだ。切戻し後は花がなくなるので少し寂しい感じがするが、一週間もすればまた元気に咲いてくれる。

ペチュニア切戻し後の状況(2022年7月24日撮影)

 ペチュニア切戻し後一週間が経ったが、だらしなく垂れ下がっていたペチュニアが枝をもたげて美しい草姿に変ったと思う。花数は減ったが、切戻し前よりも全体のバランスも良くなった。

寄せ植えに咲いたラバテラ(2022年7月24日撮影)

 小振りのハイビスカスのような花を咲かせる今年初めて植えたラバテラ。よく上に伸びて葉の形も美しいので寄せ植えに好適な素材である。惜しむらくは花数が多くないことだ。良い感じに花を咲かせているときに限って、写真を撮る余裕がなかったりするのだ。

 猛暑が終れば、ラバテラももっとたくさんの花を見せてくれるかもしれない。

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百合(ゆり)「カサブランカ」開花

 庭のカサブランカが開花した。百合(ゆり)は球根植物なので、ほとんど何の手間もかけずに毎年花を楽しむことができる。このカサブランカも、傾いていた茎を支柱で支える以外は何の手間もかけていない。

開花したカサブランカ(2022年7月14日開花)

 百合は日本にも自生しているので、育てるのは非常に楽である。球根を買ってきたら土に埋め込むだけ。後は美しい花が咲くのを楽しみにして待っていさえすればよい。カサブランカは、豪華な大輪の花を咲かせるおすすめの品種である。秋に園芸店をのぞけば、カサブランカの球根なら容易に見つかるはずだ。

カサブランカ(2022年7月14日撮影)

 このところの戻り梅雨のような気候に花弁が傷んでしまったようである。本格的な夏は苦手だが、雨が続く日々も憂鬱になるものだ。今日はまだ7月中旬。秋風が吹くのはまだだいぶ先のことである。

 

庭に咲いた花

 本格的な暑さが到来したが、その暑さの中でも健気に咲く花がある。庭で咲いている花を紹介しよう。

バーベナ「スーパーベナ」(2022年7月10日撮影)

 上の写真はPW(PROVEN WINNERS)のバーベナ、スーパーベナ。冗談のような命名だが、大変強健で成長が旺盛である。植える場所が見つからず。ウッドデッキの死角になる場所に植えたのだが、室内から見える場所まで枝を伸ばして愛らしい小さな花を見せてくれる。写真でもわかるが、たくさん蕾が付いているので、これからも次々と開花することだろう。

 写真で見ると雑草がたくさん生えているのが判るが、暑さに邪魔されて除去することが難しいのである。

木槿(むくげ)(2022年7月10日撮影)

 庭に植えた木槿(むくげ)。去年の冬に太い枝を切って株立ちに仕立て直したため開花が遅れていたが、今日、最初の花が咲いた。この花を見ると夏が来たことを実感する。

ピエール・ド・ロンサール開花(2022年7月10日撮影)

 何故か、この時期に開花したピエール・ド・ロンサール。本来は5月に一度しか咲かないはずなのだが、何故か花が咲いた。長く育てているが、初めての経験である。花は小振りだが、この花独特の色合いは健在である。今年は、この花の返り咲きを見ることができたので、少しだけ得した気分である。

多肉植物の植替え

 多肉植物の植替えを行った。グリーンネックレスが根詰まりしているらしいことと、冬越しした多肉植物がみすぼらしくなってしまっていたからである。

用意したもの

  • 観葉植物の土・・・1袋
  • サボテン、多肉植物の肥料・・・1袋
  • 水受け付きの吊るせる鉢・・・1鉢
  • グリーンネックレス(もとからあったもの)
  • 冬越しした多肉植物いろいろ

 今回の資材はダイソーで購入した。土は多肉植物用が見当らなかったので、観葉植物用で代用した。水はけが良さそうに見えたので問題ないと思う。

グリーンネックレス植替え前
用意した鉢

 グリーンネックレスが根詰まりを起しているらしく、水やりしてもやった水がすぐに鉢底から抜けてしまうようなので、植え替えることにした。この多肉植物は室内に飾っているため、水受けの付いた吊り下げることのできる鉢を新たに用意した。

古い鉢から外して土を落したところ

 グリーンネックレスを古い鉢から外して、土を落したところ。思ったより根が少ない。

 が、気にせずこのまま植えていく。新しい鉢にレイアウトを決めてセットして、観葉植物の土を入れる。

 水やりして作業は完了である。よく水を切ってから、水受けを兼ねたハンギングカバーに収める。100円にしては良い鉢である。

 定位置に置いたところ。逆光になってしまい、見えづらいが涼しげで良いと思う。

 さて、ここまでで折り返し地点である。残りの多肉植物も植え替えていく。

多肉植物植替え前

 右上に見えている鉢は、冬の間、戸外に出したままにしておいたもので、厳しい寒さにやられてかなり枯れ込んでしまっている。

古い鉢から外して土を落したところ

 古い鉢から出して、土を落したところ。枯れた部分はこの段階で廃棄してしまう。グリーンネックレスの一部をこちらに流用することにした。

植替え完成

 多肉植物は成長が遅いので、ぎゅうぎゅうに植えても問題ない。それに、植替えも簡単だから、育ってしまって窮屈に感じるようになったら、植え替えればよいのである。グリーンネックレスは横から垂らしたので、写真では判りにくくなっている。(下の写真でわかりますね。)

植替え完了

 上の写真は寄せ植えに入りきらなかったもの。子株ができていたので、外して寄せ植えに活用したが、大きな親株を入れる場所が見付けられなかったのである。

 朝八時から作業をしたのだが、それでも暑さで大変だった。これからは体調に注意して、無理ない範囲で続けていけるようにしなければ。