クリスマスローズの植替え

 11月の初めにクリスマスローズの植替えを行った。去年購入してそのたままになっていた開花株を、大きめの植木鉢に植替えたのである。クリスマスローズの植替え適期は10月から11月の間だ。

 用意したのは、上の写真のとおり。余っていた植木鉢、培養土、鉢底炭、鉢底網、そしてクリスマスローズである。

 鉢底網を入れて、その上に鉢底炭を入れる。鉢底石は使わない主義なのだが、底の深い大きな鉢を使うので、水はけのために2~3cm鉢底炭を入れてみた。最近ホームセンターで見付けたもので、植物のために炭は良い効果があるのではないかと思う。鉢底網は余ったものを使用したので、妙な形になっている。

 土を入れるための用具があると便利である。私が使っている土入れは百円ショップ「ダイソー」で入手したもので、大小二種類セットになっていたものだ。

 鉢底炭の上に、途中まで土を入れる。

 クリスマスローズの根鉢を購入した時の鉢から取り出す。プラスチックか塩化ビニールかのようなポットに植わっていたので、周囲を軽く揉んで逆さにすると簡単に取り出すことができた。言うまでもないことだが、苗を持って引っ張ってはいけない。

 植木鉢に入れてみて、程よい高さになっているか確認する。2~3cmのウォータースペースが確保できればOKだ。今回は高さが足りなかったので、一度苗をどかしてから土を足して高さを調整した。

 土入れで根鉢の周りに培養土を入れていく。土を入れたら、割り箸のようなもので、新しく入れた培養土に差し込んで土をなじませる。土が沈んだら、培養土を足して、新しい土の高さが根鉢の肩のところまで来るようにする。

 根鉢を外した時にこぼれ落ちてしまったクリスマスローズの苗があったので、手持ちの小さな鉢に同様に植えることにした。

 植替えた株を定位置に置いて、たっぷりと水を遣れば本日の作業は終了である。

 来年の春に美しい花を咲かせてくれると良いのだが。

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美しい瞬間

 花を育てていると、時々、花の姿に素直に美しいな、と思う時がある。そんな瞬間を切り取った写真を選んで載せてみたい。

薔薇の名前は忘れてしまった

 薔薇の名前も忘れてしまったのだが、おそらくはヘリテージ(手前)とパット・オースチン(奥)だと思う。大変美しい薔薇なのだが、これから薔薇をやろうという方には、より新しく作出された品種をおすすめしたい。理由は、新しい品種の方がより育てやすい薔薇が多いはずだからだ。

 これらの薔薇も、薔薇を撮ったカメラも今は手元にない。いろいろな薔薇を育てて美しい花を愛でたいという気持ちはあるのだが、多数の薔薇の手入れは本当に大変なのだ。私のようなずぼらな人間には、強健で育てやすい薔薇二株か三株を育てるのが関の山というものなのだろう。

つる薔薇(グラハム・トーマス)

 個々の花も美しいけれど、連らなって咲くつる薔薇も美しい。

ピエール・ド・ロンサール
ピエール・ド・ロンサール
グラハム・トーマス

 やはり薔薇の写真が多い。薔薇は美しい。

 過去に書いた薔薇のリストを見ると、2003年から2005年にかけて少なくとも9株の薔薇を入手したはずだ。現在も庭で咲いているのは、ピエール・ド・ロンサール、グラハム・トーマス、ラブリー・メイアンの三種のみである。どれも強健で育てやすいおすすめの品種だ。そしてどれもつる薔薇として育てている。

マーガレット、撫子(なでしこ)、ビオラ

 寄せ植えの一部分を切り取った写真。寄せ植えのコンテナ全体がバランスよく咲いているわけではないのだが、ときどきこのような光景に出会うことがある。どの花も美しさの盛りを迎えているようで、見ていると楽しくなる。

秋明菊

 私は秋明菊のこの素朴な美しさが好きだ。この花は、植えたはずの場所ではなく、いつの間にか庭の隅、ウッドデッキの裏に根付いて、毎年秋に規則正しく可憐な花を見せてくれる。

クリスマスローズ

 八重咲のクリスマスローズの美しさは、薔薇に引けを取らない。特に咲いたばかりの新鮮な花弁は匂い立つような美しさをまとっている。陽光に透ける花弁など、何に喩えればよいのだろうか。

雨後のクリスマスローズ

 クリスマスローズは最近廉価に入手できるようになったし、一度根付けば放っておいても毎年花を咲かせ、株が強く大きく育っていく。一度手に入れると数年(場合によっては十年以上)付き合うことになるから、どんな花が好みなのかよく吟味してから購入すべきである。

いかがだったでしょうか。

クリスマスローズを買ってきた

 新しいクリスマスローズを買ってきた。八重咲のピンクが美しい花を付けている。5号鉢に植え付けた。

クリスマスローズ(2020年2月23日撮影)

 手近に余っていた鉢を使ったけれども、もう少し大きな鉢にしても良かったかもしれない。本当は庭に下ろしたかったのだが、適当な場所がなかったのだ。いや、木槿(むくげ)の蔭(かげ)になる場所に植えることができたのだが、そこは部屋から見えないのである。

クリスマスローズ(2020年2月23日撮影)

 今育てているクリスマスローズの苗が大きく育ったら、木槿の根元に植えても良いだろう。

クリスマスローズ(2020年3月1日撮影)

 葉が少ないのが少し心配。

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クリスマスローズ(八重)が満開に

 いくつかあるクリスマスローズの一つが満開となった。八重咲のクリスマスローズである。

満開となったクリスマスローズ(2020年2月23日撮影)

 やはり、今年の開花は昨年よりも早い。今日は、強風の中で撮影したため、ぶれずに取れた写真は何枚もなかったので、満足できる写真は数えるほどしかなかった。

 その中でも、見られそうな写真をいくつか上げておこう。

 古い葉を切り取っていないので、写真にすると見苦しい。新しい葉が出てくると同時に、古い葉は力を失って枯れ始めるのだが、曰つ切り取るべきかいつも迷ってしまう。迷った挙句、完全に枯れるまで古い葉を残してしまうことが多いのだが、これで良いのかは、よく判らない。

 微妙で複雑な色調の花は非常に美しい。何枚もの花弁が、規則正しく並ぶ様は、薔薇の美しさを超えるものがあるかも知れない。この花の名は、それが由来なのだろう。

 クリスマスローズの花に見える部分は、花冠・花弁ではなく萼なので、咲き終っても萎れることなく美しさを保ち、 長期にわたって 鑑賞することができる。

 隣に植わるもう一株のクリスマスローズ(黒・シングル)は、まだ花芽が伸び始めたばかりである。

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クリスマスローズ開花

 クリスマスローズが咲いた。

 以前の記事と比べてみると、今年は昨年よりも、およそ一月早く記事を書いている。昨年の投稿は満開の状態のようだから単純な比較はできないものの、今年の開花が例年より早いことは間違いないと思う。過去の記憶を振り返っても、開花は三月に入ってから。早くても二月の下旬のはずである。

クリスマスローズ開花(2020年2月14日撮影)

 このクリスマスローズは、残り物を廉価に購入してきたものだったはずだが、その割に花が大変美しく気に入っている。これからも、毎年美しい姿を見せてもらいたいものだ。

クリスマスローズ開花(2020年2月14日撮影)

 現在咲いているのはこの二輪だけ。他の蕾も綻び始めているから、来週には咲き進んだ姿を公開できるはずだ。クリスマスローズは手間がかからず、毎美しい花を観賞することができる。

クリスマスローズ開花(2020年2月14日撮影)

 私は懐が暖かかったためしがないので、いつも廉価なものしか購入しないのだが、クリスマスローズや薔薇のように何年も育てることになる植物だけは、多少高くても気に入った花を購入すべきである。

 毎年、定期的に顔を合わせることになるのだし、ずっと面倒を見ていかなければならないのだから。

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クリスマスローズのつぼみが綻び(ほころび)はじめた

クリスマスローズ(2019年3月撮影)

 このところの寒気のせいで、植物たちの春への準備が止まってしまった。クリスマスローズもガーデンシクラメンも蕾(つぼみ)が中々開かない。

 クリスマスローズの蕾は一気に開くことはなく、暖かくなるのを待っているかのようである。

綻びかけたクリスマスローズの蕾(2020年2月9日撮影)

 まだ2月上旬だ。暖冬で厳しく寒い日が少ないからといって、この花が咲くにはまだ少々早い。本当の温かさがやってくるまで用意周到に待っていてもらわなければ困る。
 毎年、いろいろな花を見ていると、植物の正確に繰り返す成長の周期というものには、本当に驚かされる。まだまだ寒いと思っていても、我々の気づかないうちに植物は抜かりなく春への準備を進めているのである。

クリスマスローズ(2020年2月9日撮影)

 蕾もたくさん上がってきた。

 本格的な春が待ち遠しい。

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クリスマスローズのつぼみが大きくなって

 クリスマスローズの蕾(つぼみ)が大きくなってきた。昨年は3月中旬に咲いたものだ。

クリスマスローズの蕾(2020年2月2日撮影)

 この調子だと、今月中に満開になるんじゃないだろうか?

 今年は、本当に冬らしくない冬である。そのうちに寒くなるだろうと思っているうちに、2月になってしまった。例年では、今が一番寒いはずの季節。そして春の足音が聞えてくるはずの季節。

 そういえば、立春は明後日の2月4日に迫っている。「この冬」などと言えるのは明日までなのである。いろいろと植物が育ち始めていて、もうすぐに楽しい季節が始まるのだ。

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クリスマスローズのつぼみ

クリスマスローズ(2019年3月撮影)

 クリスマスローズに蕾が付いた。

 この冬は、本格的な寒さがやってこないうちに年を越してしまったので、いろいろな花が咲くのが早い。これは、毎年八重の豪華な花を咲かせる株である。

クリスマスローズ(2020年1月19日撮影)
クリスマスローズ(2020年1月19日撮影)
クリスマスローズの蕾(2020年1月19日撮影)

 我々人間は、意識して物事を進めないと、ただ月日だけが過ぎて行ってしまうものだが、植物は違うらしい。

 玄関花壇に植えたクリスマスローズは、ときどき手を入れてやるだけで毎年健気に美しい花を付けてくれる。

 開花が楽しみである。この株の満開は3月初旬頃のはずだ。

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クリスマスローズのポット苗(その後)

クリスマスローズ(2019年3月撮影)

 今年の春に、クリスマスローズのポット苗を大量に購入した。随分安価であったが、それを育てるための植木鉢の方が高価であったことを記憶している。

 購入したのは、3ポットひとまとめになっているものを3セット。全部で9セットであった。

 が、今や残っているのは、この2株だけ。庭植えのクリスマスローズは何もしなくても問題ないのだが、こちらはなかなか難しいものだ。

 鉢が大きすぎて過湿になったことが、枯らしてしまった原因だったのではないかと思っている。入手した苗はポット苗というよりプラグ苗に近いような、本当に小さなポットに植わった苗だったのである。クリスマスローズは頑強なので、すぐに大きくなると思い、大きめの鉢を用意したのが失敗のもとだったのではないかと。

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クリスマスローズの新芽が出てきました

クリスマスローズ(2019年3月撮影)

 このところ雨が多かったので、今日久しぶりに庭の手入れをしたらクリスマスローズの新芽が出てきているのに気付いた。

クリスマスローズ(2019年12月1日撮影)
これがクリスマスローズの新芽です(2019年12月1日撮影)

 ちなみに、周りに生えているのは花にら(イフェイオン)の新芽。この場所だと目立たないので、見付けられる限りの球根を別の場所に移植したのだが、まだたくさん残っていたようだ。

この2本がクリスマスローズの新芽です(2019年12月1日撮影)

 クリスマスローズはいったん根付いてしまえば、本当に手のかからない品種である。本格的な寒さを前に、今年もきちんと芽を出した。花は本当に美しく、そして奇跡のように花もちが良い。花のように見えるのは実際は花ではなく、萼(がく)なのだが、おそらくそのために驚異的な花もちが実現しているのだろう。

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