クリスマスローズのポット苗購入

 権現堂桜堤で花見をした帰りに、近くの農産物直売所で面白いものを見つけた。苗の売場を物色していた時に家内が見付けたもので、クリスマスローズのポット苗だ。ビニール袋にポット苗が三つ入って580円。格安である。ただしどんな花が咲くかは咲いてみてのお楽しみというもの。

 興味がわいたので、3セット購入してみた。福袋みたいなものだと考えればよいのだろう。3ポット×3セットなので苗は9ポットとなった。百円ショップで鉢皿を、近くのホームセンターでプラスチック製の鉢を購入してきて、有り合わせの培養土で植え付けた。鉢は6号鉢である。素焼きの5号鉢を購入するつもりで出掛けたのだが、最も安価なこの鉢は全体的に小さめな作りなので、迷った挙句6号サイズを選択した。

 例のとおり、鉢底石は入れず、ホームセンターで購入してきた培養土に昨日買ってきた元肥を混ぜ込んで植え付けた。作業としては非常に簡単である。すべての鉢に鉢底から水が流れ出すまで、たっぷりと水やりして植え付けは完了である。

 肥料についてだが、一年間効き目が続くとの触れ込みなので、それを信じれば来年の今日まで追肥をやる必要がないということだ。それだけ長い間、施肥したことを覚えておくことは困難なので、何かメモを作っておいた方が良いかもしれない。時間がある時に作成してみることにしよう。
 普通の肥料なら毎月一回の場合が多いので、月初めに一斉に施肥することにしているのだ。

クリスマスローズ苗(2019年4月15日撮影)
クリスマスローズ苗(2019年4月15日撮影)

 雑多なものが適当に置いてあった棚を整理して、クリスマスローズを並べた。そのうち一つにだけ「クリスマスローズ」とラベルを書いて鉢に挿してみた。判らなくなることはないと思うが、戯れに挿してみたら絵になって、園芸家らしくなったと思う。

 今回購入してきた苗のうちの一つには、既に蕾がついている。どんな花が咲くか楽しみだ。本当は咲かせずに蕾を摘んでしまった方が良いのだと思うのだが、花を見たい誘惑に打ち勝つことはできない相談なのだ。

クリスマスローズの新芽が

クリスマスローズの新芽(2019年3月24日撮影)
クリスマスローズ(2019年3月24日撮影)

 クリスマスローズの新芽が伸びてきた。このホームページを作り始めるまでは、こんなに頻繁に写真も撮らなかったし、毎週、株の状況を確認することもなかった。ガーデニングは一応趣味として続けていたけれども、それほど真面目に面倒を見ていなかったのだろう。

 だから、これまでクリスマスローズの新芽がどんどん伸びてきているのを気にすることもなく、季節が通り過ぎていたのだ。

 このクリスマスローズは花を見ずに、苗を購入したものだったと記憶しているが、我が家にいくつかあるクリスマスローズのうちで最も美しい花を付け、最も元気に育っている。

 クリスマスローズは手間がかからない割に、豪勢な花が咲き、その花も長期にわたって鑑賞することができる。さらに一度植えると何年も花を楽しむことができる大変優れた園芸品種であるといえるだろう。

春爛漫

 本日は春分の日。天文学的に言うと、昼と夜の長さが同じになる日である。今日は朝から天候が変りやすく、雨、曇、晴、全ての天候が巡ってきた。まだまだ朝夕は冷え込むものの、昼間はずいぶん暖かくなって、上着は不要となった。

ビオラ(2019年3月21日撮影)
ビオラ(2019年3月21日撮影)

 冬の間は花を咲かせながらも成長を止めていたビオラが、次々と花を付けながら次第に育ち始め、株の大きさが一回りも二回りも大きくなった。水遣りもこれまで週に一度で足りていたのだが、週の半ばにも追加で一度の水遣りが必要になり始めた。そろそろ、鉢植えの水遣りが気になる季節がやってくる。

クリスマスローズ(2019年3月21日撮影)
クリスマスローズ(2019年3月21日撮影)

 クリスマスローズも、満開に近い状態となった。特に八重咲のクリスマスローズは天上の花というものがあったとしたら、こんな花なのではないか、と思わせるほどに美しく、眺めていると夢を見るような気持にさえなる。

 ほとんど手をかけた記憶はないのだが、こうして美しい花を咲かせてくれる。植えられるスペースを探して、似たような花を付けるクリスマスローズを花壇に加えたいものである。

クリスマスローズ(2019年3月21日撮影)
クリスマスローズ(2019年3月21日撮影)

 一重の黒いクリスマスローズは少々地味で、楽しみに欠ける。確か、列んで咲いている八重咲のものと同時に購入したものだ。八重咲の華やかなものと、渋い色の一重の花と、列べて植えたら対照的で面白いのではないかと考えて選んだと思う。が、正直を言うとやや地味過ぎたような気もしている。

 春分の日の、我が家の庭を少しだけ紹介してみました。

クリスマスローズ開花

 クリスマスローズがいつの間にか開花していた。苗の状態で開花状態を確認せずに買ったものだが、八重の品種でなかなか美しい花を付ける品種である。

クリスマスローズ(3月9日撮影)

 昼間は日陰になる場所に地植えにしたところ、ほぼ何も手をかけなくても毎年咲くようになった。クリスマスローズは強健な品種である。気付いたときに、枯れた花や葉を取り除き(鋏を使うこと)、後は肥料をやるくらいで手入は十分である。本家の薔薇に較べると全く手がかからないと言ってもよいくらいだ。

 花のように見える部分は実は花ではなく、「がく」の変形したものである。そのため、花を楽しめる期間が非常に長いことも、この花の長所である。

 クリスマスローズはまだ比較的高価だが、長く楽しめることを考えると割安な植物だといえるだろう。

クリスマスローズ(3月9日撮影)

 この花の唯一の欠点はせっかくの美しい花を下向きに付けることであるが、鉢植えにして高いところに置いたり、一段高くなった花壇に植えるなどすればその欠点も補うことができるだろう。

 初心者向けとはされていないと思うが、実は初心者でも楽しめる植物ではないかと思っている。