クリスマス・ローズの花

 今日は外にいても寒さを感じない。陽当りにいればぽかぽかと暖かく感じるくらいの陽気である。いよいよ春本番がやってきたと言ってよいだろう。園芸店の品ぞろいも変って、売り場を覗くと気分が浮き立ってくるようだ。

開花したクリスマス・ローズ(2022年3月13日撮影)
クリスマス・ローズの花(2022年3月13日撮影)

 玄関脇の花壇に植えたクリスマス・ローズも見頃を迎えた。クリスマス・ローズの良いところは、この状態がしばらく続くということなのだ。花のように見える部分は実は萼なので、しおれてしまうことがないからである。

クリスマス・ローズの花(2022年3月13日撮影)

 クリスマス・ローズは下を向いて咲くので、背の高い鉢に植えるか、高い場所に置くのが良い。花の咲いている期間だけでも、台に乗せるなどして花を鑑賞しやすくすることができれば、この花の魅力をより一層楽しむことができるだろう。

クリスマス・ローズの花(2022年3月13日撮影)
クリスマス・ローズの花(2022年3月13日撮影)
開花したクリスマス・ローズ(2022年3月13日撮影)

 地植えのクリスマス・ローズも開花が始まった。多分これが最初に入手したクリスマス・ローズ。ブロッチの入った一重咲きの桃色の花が愛らしい。

クリスマス・ローズの花(2022年3月13日撮影)

 この花はたまたま横を向いて咲いた。真上を向かなくても良いのだ。横を向いて咲いてくれれば、窓辺から花を見ることができるのだから。

クリスマス・ローズ開花

 八重咲のクリスマス・ローズが開花した。先週、蕾(つぼみ)がほころんだのに気付いたばかりであったが、急速に開花が進んで、幾輪か美しい花が開いた。まだ蕾がたくさん残っているから満開とは言えないだろうが、なかなか良い景色である。

開花したクリスマス・ローズ(2022年3月7日撮影)

 家内のカメラを借りて、オート設定で撮影しているのでコントラストが強く出過ぎてしまっているようだ。早急にカメラを調達しなければなるまい。古いリコーのカメラを10年間愛用しているうちに、コンパクト・デジタル・カメラの市場は急速にしぼんでしまったらしく、5年前の製品が平気で最新機種として高値で売られていたりするので、欲しいものが見当らないのが難点なのであるが。

開花したクリスマス・ローズ(2022年3月7日撮影)

 花弁が透けて半透明に見える。毎年思うのだが、クリスマス・ローズは本当に綺麗である。我が家のクリスマス・ローズの中では、この株が最も早く咲き、そして最も美しい。

開花したクリスマス・ローズ(2022年3月7日撮影)

 クリスマス・ローズは花の色や形に非常に様々な種類があり、自分の美感にあったものを手に入れるには、高価な開花苗を入手するのが最も手っ取り早い方法だ。一度根付いてしまえば、その後の育成は極めて容易なのだが、花の美しさに惹かれてあまり元気のない苗を購入して、うまく育たずに枯れてしまったりすることもあり、苗選びはそれなりに難しいものなのである。

 その点、この株は売れ残りの処分品だったはずなのだが、この上なく美しい花を咲かせる。何株かある我が家のクリスマス・ローズの中で、私の一番のお気に入りである。

クリスマス・ローズの蕾がほころぶ

 本日は晴天なり。ついこの間までの寒さが嘘のように、日中は温かな日和(ひより)となった。そんな中で、玄関花壇に植えたクリスマス・ローズの蕾(つぼみ)がほころんでいることに気付いた。平日は忙しさにかまけて、たくさん付いている蕾の色が深まっていくことだけを確認して足早に駅に向かうのだが、今日は日曜日。十時から時代劇専門チャンネルで鬼平犯科帳をみて、そのあとでゆっくりビオラの花柄摘みなどしながら確認をしたものである。

クリスマス・ローズ(2022年2月27日撮影)

 これは八重咲のクリスマス・ローズ。植え付けてから十年近く経つと思う。ぼんやりと記憶に残っているのは、ホーム・センターの園藝コーナーで見切り品になっていた苗を植えたものだということだけである。

クリスマス・ローズ(2022年2月27日撮影)

 クリスマス・ローズの花はこの上なく美しい。その美しさは、その名のとおり花の女王薔薇に勝るとも劣らないものだ。薔薇に較べれば、手間もかからず育てやすい。もし上を向いて咲く品種が発売されたなら、園藝家たちが争って購入することだろう。

クリスマス・ローズ開花!(2022年2月27日撮影)

 愛用のカメラは壊れてしまい、まだ新しいものを入手していないので相変らず家内のカメラを借用して撮影している。扱い方が良く解らないのでどれもオートで撮影したものだ。フラッシュが焚かれてしまったが、止める方法が判らないので撮りなおしはしなかった。が、問題なく綺麗に撮影されている。ここに掲載したもの以外にも何枚か撮影したのだが、どれも不満なく綺麗な写真が撮れた。新しいカメラは、このカメラと同じソニー製のものでも良いかも知れない。

寒さの中に春を見付けた

 2月4日に立春を迎えたものの、依然として厳しい寒さが続いている。そんな寒さの中でも、植物は春に向けてしっかりと準備を進めている。

顔を出した水仙の芽(2022年2月6日撮影)

 玄関前の花壇の水仙は、植えたままで何の手も加えていないが、今年も律儀に顔を出した。黄色単色の小さな花の咲く品種を植えたのだが、これほど長年にわたり咲き続けると知っていれば、二色の花や大きな花を咲かせる品種など、もっと華のある種類の水仙を植えた方が良かったのではないかと、ひそかに後悔している。

 しかし、毎年咲く水仙も十分に可憐である。

クリスマス・ローズの蕾(2022年2月6日撮影)

 クリスマス・ローズも育てやすく、地植えにすれば長年にわたり毎年咲いてくれる有難い品種だ。今年も、寒風の中で、ピンク色の蕾をたくさん上げている。これは八重咲の花を付ける品種。

 クリスマス・ローズは比較的高価だけれども、一度植えれば長年にわたり花を楽しめるのだから、購入する時は値段で選ぶのではなく、自分好みの花を付ける株を慎重に選ぶべきである。

展開し始めたラブリー・メイアンの新芽(2022年2月6日撮影)

 秋に短く切り詰めた薔薇(ラブリー・メイアン)も新芽が展開し始めた。毎年、枝が伸びすぎて庭の通行の妨げになってしまうのだが、今年は小まめに剪定して邪魔にならないように管理することとしたい。と思っている。

膨らみ始めた沈丁花の蕾(2022年1月16日撮影)

 少し前の写真だが、沈丁花も大量の蕾を付けている。買ってきた時は小さな開花苗であったのだが、大きくなるたびに鉢替えを重ね、今はプラスチック製の大きな鉢に植えてある。大きくなり過ぎたので、花が終ったら小さく切りつめようかとおもっている。

 沈丁花は強く剪定すべきではないので、どこからどの程度切るのか、じっくりと、よくよく考えておく必要があるだろう。

暖かくなるのを待つガーデン・シクラメンの蕾(2022年1月2日撮影)

 これは正月二日の写真だが、蕾は今もこの状態からほとんど動いていない。葉の裏に隠れて、暖かくなるのを待っているのだろう。

 まだまだ寒さの続くこの時期だが、植物の動きに注意していれば本格的な春はすぐそこまで来ていることを感じさせられる今日この頃である。庭の植物にちょっとした注意を向けてみれば、あなたも近づいてくる春の足音に気付くことができるかも知れない。

庭に出れば今日も発見がある

 つれづれに庭に出ればいつも何か発見がある。季節にかかわりなく、いろいろな業務を処理していくのが私の仕事なので、日常生活で季節の移り変りを感じることは少ない。だが、こうして仔細に植物を見ていると毎日何かしらの変化がある。

 植物は日々の気温や日射の変化を感じて、時が来ると過たずに成長し、花を咲かせる。

 日常の雑務を忘れて、時に植物のリズムに意識を向けてみることも必要なのではないだろうか。

夏を越したガーデン・シクラメン(2021年12月12日撮影)

 夏の間姿を消してしまっていたガーデン・シクラメンが、特徴的な葉を展開している。間もなく花芽が上がってくることだろう。以前、いくつか植えたガーデン・シクラメンのうちで、一株だけが今も残っている。

夏を越したベゴニアと水仙の芽 (2021年12月12日撮影)

 いつ植えたのか記憶にないのだが、ベゴニアが芽を出している。肉厚の特徴的な葉は、間違いなくベゴニアのものである。かつて植えていたベゴニアのこぼれ種が芽を出したのだろうか。

 ベゴニアを撮影した写真の左上に水仙の芽が出ているのが写っている。早春に美しい花を咲かせる水仙は、今年も季節を知って芽を出した。黄色の水仙がたくさん咲くことだろう。

水仙の芽(2021年12月12日撮影)
チューリップの芽(2021年12月12日撮影)

 寄せ植えに入れた球根から、チューリップも芽を伸ばしている。チューリップの球根は昨年咲かせた株から回収したものだ。球根を再利用して植えるのは初めての経験なので、きちんと花を咲かせるかどうかは、賭けのようなものである。

クリスマスローズの新芽(2021年12月12日撮影)

 クリスマス・ローズも新しい葉を伸ばし始めた。これから寒くなるというこの時期に芽を出すのは、来年の春のために準備が必要だからだろう。深遠な神の摂理を感じるようである。

クリスマス・ローズと花にら(イフェイオン)(2021年12月12日撮影)

 春になるとクリスマス・ローズの葉が繁ってしまい、全く見えなくなってしまう花にら。だから、随分前に球根を掘り上げて別の場所に移植したのであったが、取り残した球根が勢力を伸ばしている。青い可憐な花を付けるイフェイオンである。

葉色の美しいヒューケラ(2021年12月12日撮影)

 最近、寄せ植えに迎えたヒューケラ。形容するのが難しい深い色合いを持っている。観葉植物として寄せ植えに入れたけれども、花も咲くらしい。寒さのせいか、植えたときからあまり変化が感じられない。かと言って、元気がないというわけでもない。耐寒性の高い植物のようなので、元気に育ってくれるはずだ。

庭の整理(夏の植物の剪定)

 夏の間、ラブリー・メイアン(薔薇)、秋明菊、木槿(むくげ)、クリスマス・ローズが通路に侵食して通りにくくなっていた庭の整理を行った。一時は庭の中央のラブリー・メイアンの花壇をつぶして舗装してしまうことまで考えたのだが、薔薇(ばら)と木槿を思い切って切り詰めることで状況が改善するようなら、花壇をつぶす必要はないからである。

整理する前の庭(2021年11月7日撮影)
伸びた木槿 (2021年11月7日撮影)
剪定後の木槿(2021年11月7日撮影)

 木槿は幹から枝が横に伸びて通路に出てくるので、幹を全て伐って株立ちにした。これで来年の夏の樹形がどうなるか、楽しみである。木槿は萌芽力が強いので、これで枯れてしまうことはない。

 実は、以前、この木槿を一本立ちに仕立てていた時に、台風で株が傾いてしまったことがあった。仕方ないので、株本で切り落としたのだが、時期になると次々に幹が出てきて自然に株立ちになったこともあったくらいなのである。

剪定前のラブリー・メイアン(2021年11月7日撮影)

 ラブリー・メイアンもオベリスクに絡めた幹から横に枝が出る。暑くなると生育が旺盛になって、気がつくと通路が通れなくなるのである。

剪定後のラブリー・メイアン(2021年11月7日撮影)

 そこで、ラブリー・メイアンもつる薔薇としてではなく、通常の薔薇の仕立て方に変更した。オベリスクは不要なのだが、置く場所がないので当面そのままにする。

綺麗になった庭(2021年11月7日撮影)

 ついでに花が終った秋明菊の花柄と枯れた葉を整理して本日の作業は終了である。まだ日中の温度は20℃くらいまで上昇するので、昼間の作業では汗が出る。それでも庭に置いた椅子に腰かけて少し静かにしていれば汗はすぐに引く。いまが園藝作業をするには最適の時期である。

 来週は、手付かずの薔薇ピエール・ド・ロンサールとクレマチスの手入をすることにしたい。

クリスマスローズの植替え

 クリスマスローズが、他の鉢植えに比較して乾きやすくなってきたので根が回ったのではないかと思い、大きな鉢に植替えを行った。写真は残していないが、古い鉢から出してみると、鉢底で根がぐるぐると回っている状態になっていた。

 今回植え替えを行ったのは正解だったということである。

 用意したのは、培養土培養土と素焼き鉢だ。鉢は、昔購入してながらく使用していなかったものを利用した。右に写っているのは乾きやすくなったクリスマスローズ。

 そして、最近鉢底石の代りに使用している鉢底の炭。鉢底石は土を再利用したり捨てたりする時に分別するのが面倒なのだが、炭の場合そのままでよいので便利である。

 鉢底にプラスチック製の網を入れて、その上に炭を敷きつめた状態。炭は2~3cmの厚さに敷きつめた。

 乾きやすい状態を改善したかったので、土は大目に入れた。もっとも、ウォータースペースはきちんと確保しておかないといけない。適当な深さに調整して植え付けは完了した。

 土の量が増えたので、今後は水遣りの負担が減るはずである。本来は開花中に植替えするのは避けた方が良いのだが、根鉢をくずさないようにして周りに培養土を足すようにすれば開花中でも植替えは可能である。

 この後、たっぷりと水やりをして植替え作業は完了した。

綺麗な写真が撮れました(クリスマスローズ)

クリスマスローズ(2021年3月14日撮影)

 少し前に取った写真だが、クリスマスローズの花が綺麗に撮れたので紹介したい。

 私が使用しているカメラはRicoh CX4。古い機種だが、まだ現役である。特別な技法は使用せず、マクロモードでオートフォーカスで被写体に寄って映しているだけだ。というより、マニュアル的な機能が付いていたとしても、私は使用したことがないのである。

クリスマスローズ(2021年3月14日撮影)

 クリスマスローズは下を向いて咲くので、この花を正面から取ろうとすると、どうしても下から見上げたアングルになる。そのため、晴天に撮影すると陽の光に透けた花が撮影できることが多い。そして、それが不思議と素敵なのである。

 陽の光に透けた新葉もなかなか美しいとお思いにならないだろうか。

クリスマスローズ(2021年3月14日撮影)

 Ricoh CX4はディスプレイが動かないため、画面を覗きながら撮影できない被写体の場合、どのように映っているかは撮影してみないとわからない。何度か試行錯誤して、そのうちうまく撮れたものをこうしてお見せしているのである。

 このカメラは完全に問題なく稼働しているのだが、ただ電池だけが駄目になってきた。

 新しいカメラが欲しいのだが、こう不景気じゃあなあ。

クリスマスローズに新芽が

 クリスマスローズの新芽が伸び始めた。去年まできちんと見ていなかったからだろうか。こんなにたくさんの新芽が出てくるのを初めて目にしたような気がする。

クリスマスローズ(2021年3月22日撮影)
クリスマスローズの新芽(2021年3月22日撮影)

 こちらは黒花のクリスマスローズ。たくさんの新芽が伸びている。

クリスマスローズの新芽(2021年3月22日撮影)

 これは、赤系の花を付けるクリスマスローズ。いくつかあるクリスマスローズの中で、この株が最もよく育っている。それだけに、新芽の量も大量である。

鉢植えのクリスマスローズの新芽(2021年3月22日撮影)

 こちらは、去年植替えたクリスマスローズだが、新しい環境になじんだようだ。数は少ないが、新芽の展開が始まっている。

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黒系のクリスマスローズ開花

 黒花のクリスマスローズが開花した。他のクリスマスローズが開花しても、しばらくの間はこの株だけが蕾のままであったのだが、今日見たら花が開いていた。すぐ南側に塀があって、陽当りの悪い場所に植えたので、開花が遅れるのかも知れない。

 我が家のクリスマスローズはこれですべてが開花した。

クリスマスローズ開花(2021年3月14日撮影)

 春になって新しい葉が出てきたから、枯れた葉だけを選んで株本から切り取る作業をした。クリスマスローズも新緑が美しい。

 後ろに花にら(イフェイオン)の葉が見える。クリスマスローズが繁ると花にらが陰に隠れてしまうので庭に植え替えたのだが、そのとき取り切れなかった球根が今もこの場所で育っているのだろう。小さく青い可憐な花を今年も咲かせてくれるはずだ。

クリスマスローズ開花(2021年3月14日撮影)
クリスマスローズ開花(2021年3月14日撮影)

 黒い花なので派手さはないが、黒いクリスマスローズには独特の美しさがある。紫の混じったような独特の深みのある色だ。

 私は開きかけの蕾の、コロンとしたたたずまいが特に好きだ。