グラハム・トーマスのシュートが出てきた。例年、初夏になってから出てくることが多いのだが、今年のシュートは少し早いようだ。株の状態が良いのだろうか。
シュートは来年の花を咲かせるための大切な枝である。勢いよく成長するので、麻紐で誘引しながら、まっすぐにうまく伸ばしていかなければならない。まっすぐに伸ばしたシュートを冬にトレリスに誘引し、来年そのシュートからでた新しい枝に花が咲くのである。
この薔薇の植えてある花壇に薔薇の誘引のためにアルミのトレリスが設置してあるのだが、トレリスとブロック塀との間にシュートや枝が入ってしまわないよう、日々注意していなければならない。トレリスの裏に入り込んでしまった枝を元に戻すことはなかなか難しいからである。
グラハム・トーマスのシュートはピンチしなくても、分枝せず素直にまっすぐ伸びてくれることが多い。その点は手間がかからない薔薇だと言ってよいだろう。
薔薇が咲くのは五月。グラハム・トーマスの葉も既に展開が始まっている。初夏の開花が待ち遠しく感じる今日この頃である。