羊山公園を訪れた後、秩父三十四所観音霊場第三十番札所瑞龍山法雲寺へ行ってみた。
この寺を訪れたのは特に事前にリサーチしていたからではなく、羊山公園で手に入れたパンフレットにこの寺の名物として「藤」の字が印刷されているのを発見したからである。芝桜公園にいたるまでの道中で、山に生えている野生の藤の開花をたくさん目にしていたので、この寺の藤も開花しているに違いないと思ったからである。




法雲寺の藤はまだ三分咲き程度。満開の藤を見るには、まだ少し待つ必要がありそうだった。しかし、由緒ありそうな寺は端正なたたずまいで庭園も素晴らしく、藤が満開になっていなくても十分に観光価値のある場所であった。札所巡りも良いが、この寺だけを目的に訪れて、新緑の庭を楽しむのも贅沢な時の過し方と言えるのではないだろうか。
藤が満開になっていれば、さらに素晴らしい景色だろうけれども。
なお、花を観賞する前に寺に参拝し、御朱印をいただいたことは言うまでもない。