ハオルチア・オブツーサの花芽

 ハオルチア・オブツーサから蕾(つぼみ)が上がってきたらしい。花芽と言った方が良いだろうか。ハオルチアの花は見たことがないので自信はないのだが、花芽だとだと考えて間違いないだろう。

 このハオルチア・オブツーサは実は二代目である。最初に手に入れた個体は植替えに失敗してばらばらにしてしまったので、新しく手に入れた個体は植え替えるのが怖くて購入した鉢のままで育てている。

ハオルチア・オブツーサ(2021年5月22日撮影)

 これは、もともとあまり陽当りの良くない場所で育つ植物で、光を取り入れるために窓が開いているということだ。そのため、他の多肉植物のように陽当りの良い場所に置くと、窓が曇ってしまう。より具体的に言うと、窓の部分が緑に近い色になって、この品種特有の美しさが損なわれてしまうのである。

ハオルチア・オブツーサの花芽(2021年5月22日撮影)

 だから、我が家では一日のうち一時間程度しか直射日光の当らない玄関前の木製の物入の上に置いている。勿論、雨も当たらない場所である。

 冬の間、一緒に窓辺に置いていた他の多肉植物も同じ場所に置いているのだが、陽当りの好きな品種は、そのうち陽当りの良い場所に移した方が良いだろう。

ハオルチア・オブツーサの花芽(2021年5月22日撮影)

 ぷくっとした草姿に、透明な窓が開いて本当に不思議な植物である。玄関を出入りするたびに眺めていたので、花芽が上がってきたのに気付くことができたのだろう。