去年11月に球根を植えた原種系チューリップが花を付けた。
蕾(つぼみ)を見付けた時点で投稿しようとしたのだが、日常に流されて後回しにしているうちに花に先を越されてしまった。せっかくだから保存してあった蕾の写真もお見せしておこう。
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よく知られているチューリップとは異なり、この品種には複数の花が付く。蕾は真上を向かず、ややしだれている。蕾の付け根、咲くと花の中心になる部分はわずかに黄色く色づいている。花をみて判ったことだが、この部分つまり花の中心が黄色くなるのがこの花の特徴のようだ。
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今咲いているこの原種系チューリップは、どれも同じ品種らしく、株ごとに3輪の花を付けている。雨がやんでから時間が経っていないせいか、チューリップという言葉からイメージするのとは異なり、花茎はやわらかにしなって花は横を向いている。
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花の姿はチューリップという言葉から期待するのとはかなり異なり、花は小さく花にら(イフェイオン)を一回り大きくした程度。一株から小さな花が複数咲く。クリーム色の花の中央が黄色くなっているのが視線を引いて可愛らしい。
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球根についていた品種表と照らし合わせると、これはトルケスタニカという品種らしい。3球あったはずだから、もう一つはこれから咲くのだろうか。
原種系チューリップ、トルケスタニカはその名の示す通り中央アジアに位置するトルケスタンが原産地で、標高1800〜2500m程度の草原に好んで自生するそうである。原産地で、この可憐な花が高原に咲き乱れるさまを想像すると、愉しくなる。そして、そんな光景を目にしてみたいと思う。