花にら(イフェイオン)が満開になった。

花にらの間にうねうねとのたくっているのは、クレマチスの枝である。冬の間は土と同化して気にならなかったのだが、花にらの葉が繁茂した状態で写真を撮ると結構気になるものだ。肉眼で見ている限り全く気にならないのだが、カメラというのは人間の脳が気にしない(不要なものとして見ないようにしている)ものまで、しっかりと写してしまうのである。


この花にらは植えてから数年経つのだが 、全く何もしなくても毎年かならず正確に花を付ける。この花は大変すばらしい生命力を持っているようだ。
一年草は華やかで庭の主役になるけれども、花期は短くても毎年繰り返し咲いてくれる宿根草や球根植物などの多年草は、庭に迎えてみるとどなたでも豊かな気分になれるだろう。