撫子(なでしこ)が咲きました

 去年植えた撫子(なでしこ)が咲いた。旺盛に育った金魚草の陰に隠れてしまっていたのだが、ここにきて急に茎を伸ばして花を付けた。植物にも競争があって、大きく育った金魚草に負けぬよう、茎を大きく伸ばして花を咲かせたのである。

茎を伸ばして金魚草の上に咲いた撫子(2020年5月5日撮影)

 金魚草が大きく育ったせいで、寄せ植えが「金魚草のコンテナ」のようになっていたが、これで寄せ植えらしくなってきた。マーガレット、ビオラ、撫子、金魚草が、初夏の陽射しの中で押し合うようにして咲くさまは、眺めていると時の過ぎるのを忘れるほどだ。

撫子(2020年5月5日撮影)

 それでも、金魚草の占める割合が多いために、寄せ植えとしてはまだまだバランスを欠いた状態だ。

 金魚草の開花も一段落しつつあるので、花柄摘みと同時に切り戻しを進めれば、寄せ植えのバランスを取り戻すことができるかもしれない。

寄せ植えと撫子(2020年5月5日撮影)

 撫子の花は大変可憐である。どんどん蕾(つぼみ)が上がってきているから、しばらくの間は花を見せてくれるだろう。

撫子(2020年5月5日撮影)

 やなり、気候が撫子を成長させたのだろう。薄い桃色の花を付けるもう一株の撫子も金魚草の海から顔を出した。こちらも文字どおり蕾が上がってきている。これから、いくつも花を付けることだろう。

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