ロベリアの切り戻し

 鉢植えのロベリア「アズーロコンパクト」の花が少なくなり、花柄ばかりが目立つようになってきた。この品種は本格的な切り戻しは必要ないはずだが、長雨で株が弱っているように感じたので、思い切って切り戻しを行った。

満開のロベリア「アズーロコンパクト(スカイブルー)」(2021年6月27日撮影)
枝垂れるロベリア「アズーロコンパクト(スカイブルー)」(2021年7月4日撮影)

 二週間前は、元気に美しく咲いていたのだが、連日の雨で株が枝垂(しだ)れ花柄ばかりが目立つようになった。上の写真は一週間前のものだが、この後も雨の日が続き、アズーロコンパクトは見苦しい状態になっていたのである。

切り戻したロベリア「アズーロコンパクト(スカイブルー)」(2021年7月10日撮影)

 切り戻してさっぱりさせたロベリア。たまの休日の晴れ間、久しぶりの暑さの中で、外出前に急に思い立って作業を行ったので、切り戻す直前の写真はない。

 来週か、再来週あたりには、また美しく咲いたロベリアの姿をお見せすることができるだろう。

本日も雨天なり

 このところ梅雨らしい天気が続き、毎日が雨模様である。昨日は雨がやんだので、ペチュニアの花柄摘みなど一応の作業をすることができたのだが、今日は朝から雨で、せっかくの休日なのに、庭に出ることができない。

雨に咲く桔梗(ききょう)(2021年7月4日撮影)

 六月初旬から咲き続けた桔梗(ききょう)の花も盛りを過ぎたようだ。今年はまめに花柄を切り取っていたつもりだが、蕾が上がらなくなってきた。
 写真に「ミリオンベル」と書かれたタグが写っているが、桔梗の花のすぐそばに雑草のように映っているのが挿木で増やしたカリブラコア「ミリオンベル」で、タグはそのためにさしたものだ。挿木で増やしたので、ミリオンベルの株はとても小さい。

雨に咲くロベリア「アズーロコンパクト」(2021年7月4日撮影)

 苦瓜(ゴーヤ)のために設置したネットが写り込んでしまっているが、こちらは挿木で増やしたロベリア「アズーロコンパクト」。ロベリアは挿木が難しく、うまく根付いたのはニ、三割程度だった。これはその中でもうまくいった一株。ロベリアは花柄摘みに神経質になる必要がないので、真夏に手間をかけるのが大変な南側の庭に地植えにしたものである。

雨にうたれ枝垂れる夏の花(2021年7月4日撮影)

 夏の花は晴天の中で空を目指して元気に咲く姿が好きなのだが、今日は雨の重さに鉢植えの花はどれも枝垂れてしまっている。写真に付けた説明書きが俳句のようになっているのに気付いて、俳句の真似事でもしてみたくなった。この方面はまったくの素人なのだが、戯れに一句。雅号は藝にして、ちと洒落てみた。

 つゆ寒や雨に枝垂れる鉢の花   藝齋

挿木苗の定植(その2)

 5月中旬に挿木を行ってから三週間。挿木苗の経過が良好である。サフィニアは少ない土にもかかわらず、花を付けている。間違いなく根付いているものと思われる。

挿木苗(2021年6月6日撮影)
根付いたアズーロコンパクト(2021年6月6日撮影)
新芽を伸ばすアズーロコンパクト(2021年6月6日撮影)

 最初に行ったジフィーセブンへの挿木はうまくいかなかったのだが、二度目の挿し穂はしっかり根付いて良く育っている。アップの写真では、蕾が付いていることが判るだろう。ロベリアの挿木ははじめて行ったのだが、うまく根付かせることができたようだ。

 写真を撮り忘れたが、ジフィーポットを裏から見ると気持ち悪いほどたくさんの根が出てきていた。挿木は成功である。

成長したサフィニア(2021年6月6日撮影)

 サフィニア(ペチュニアの園芸品種)は挿木で根付きやすい。虫に食われてしまったらしい苗もあるが、全体として良好な結果だと言ってよいだろう。

新芽を出したミリオンベル(2021年6月6日撮影)

 以前挿木で増やそうとした時は、ほとんど根付かなかったカリブラコアだが、今回は新芽が出始めた。これもうまく根付いたようだ。

 この肥料を植付ける前に土に混ぜ込んだ。この数年はこの肥料が気に入っている。何といっても、一年間効くというのが良い。庭の花壇は、最近手をかけているので肥料は控え目に施す。肥料分が多くなり過ぎても良くないので、加減も必要である。

定植したミリオンベル(2021年6月6日撮影)

 ミリオンベルを地植えした。これも蕾が付いているようである。周囲に見える黒いものは、物置の片隅から出てきたバーベキュー用の炭を砕いたもので、土壌改良のつもりで投入したものだ。ミリオンベルはカリブラコアの園芸品種。うまく育てることができれば、この場所で冬越しさせても良いと思っている。

定植したサフィニア(2021年6月6日撮影)
定植したサフィニア(2021年6月6日撮影)

 サフィニアを地植えにすると花柄摘みが大変なので最近は避けてきたのだが、苗が余ってしまったので久し振りに地植えにした。地植えのペチュニアについては、花後の管理は無理なく適当に行う予定である。

定植したロベリア(2021年6月6日撮影)

 ロベリアの園芸品種アズーロコンパクト。これも蕾が付いているから、近く花を見せてくれることだろう。これは、花柄摘みは必要ない品種である。長く咲くらしいので、草姿が乱れてきたら切り戻しを行う程度で良いはずだ。

 今回庭に地植えにした苗は、全部で7株(のはず)である。地植えにすると水遣りの手間が省けるし、大抵の品種は生育もより旺盛になる。そして、花柄摘みの必要のない品種なら、手間いらずで庭を彩ることができる。これなら、無精な私でも素晴らしい庭を作ることができるはずである・・・・・・多分。

挿木苗の定植

 2週間前に挿木が発根したようなので、コンテナに定植することにした。作業の様子を簡単に紹介しておこう。

用意したもの

  • 挿木で増やした苗・・・・・・多数
  • 初雪葛(はつゆきかずら)・・・・・・1株(解体した鉢植えから再利用)
  • グレコマ・・・・・・・・・・・・1株(解体した鉢植えから再利用)
  • 培養土・・・・・・使いかけと1袋
  • 鉢底の炭・・・・・・1袋
  • コンテナ・・・・・・2個

 初雪葛は古い寄せ植えを解体した時に、根が露出してしまったのでバケツに付けて吸水させている。少し増えすぎたので、必要な分だけ残した。

挿木で増やした苗(2021年5月30日撮影)
挿木で増やした苗(2021年5月30日撮影)

 挿木苗はかなりの割合で発根しているようである。

コンテナの底に鉢底の炭を投入する
鉢底の炭の上から培養土を加える

 網が付属していないコンテナは、底に鉢底の炭を2センチ程度敷きつめて、その上に培養土を入れる。適当なところで苗を配置して、仕上がりの高さを確認する。使用した苗はサフィニア(江戸しぼり)2株とロベリア(アズーロコンパクト・スカイブルー)1株、そしてグレコマである。グレコマは根を大幅に整理し、地上部も大胆に切り詰めた。

 さらに土を足して苗がちょうど隠れるような高さにそろえ、土を入れた部分を割箸(わりばし)などで突いて土を安定させる。突きすぎると土の団粒構造を破壊するので、ほどほどにしておく。水やりして土が下がってしまった場合は、さらに土を加えればよい。

 網が付属しているコンテナの場合は、鉢底に炭を入れる必要はないので、いきなり培養土を投入して、同様に苗を植付けた。こちらに植え付けたのは、ミリオンベル(オレンジ)、サフィニア(ももいろハート)、初雪葛(はつゆきかずら)である。

 植え付けが終って、元の場所にコンテナを戻した。この後、水をたっぷりとやって、本日の作業は終了である。上の段の寄せ植えは挿木に使用したジフィーセブンが見えてしまっていたので、この後土を加えておいた。

挿木のその後

 5月16日に挿木を行ってから、ちょうど二週間が経過した。最初の挿木はうまくいかなかったのだが、今回はうまく根付いているようだ。

二週間後の挿木(2021年5月30日撮影)

 駄目でもともと、と思って最初の挿木と同じ方法で行った挿木が、今回、元気に生き残っている部分がある。最初の挿木の時は水やりに注意して、トレイに水が溜まらないように管理していたのだが、今回は意図的に水をためるようにした。発根するまでは、過湿で根が枯れることはないと思ったからである。そして、思いのほか水の減るのが早いことに気付いたこともある。

二週間後の挿木(2021年5月30日撮影)

 こちらのトレイはあまり元気がない。過去の経験からも、ペチュニアは挿木が容易で、カリブラコアは比較的難しいと記憶していたのだが、今回の結果もほぼその通りの結果となりそうである。ロベリアは、見た目に変化がないのでうまくいったのか、そうでないのか判断ができない。そのためもう少しこの状態で管理を続けて様子をみることにした。

二週間後の挿木(2021年5月30日撮影)

 この後、サフィニアを二株定植した際に確認したところ、根鉢をくずすのが怖くて写真は撮れなかったのだが、どちらも発根していることが確認できた。たまたま崩れてしまった根鉢の間から根が見えたからだ。 後は、元気に育ってくれることを願うばかりである。

 後から感じたことだが、ポットのまま定植できる育苗ポットがあるので、次に挿木をする時はそちらを使おうと思っている。根鉢をくずしてしまう恐れがなくなるので、そちらの方が良いと思ったのである。何事も試行錯誤ですな。

サフィニア「江戸しぼり」の挿木二週間後の状態(2021年5月30日撮影)

 最初は失敗したジフィーセブンへの挿木だが、今回はこのようにしっかりと定着した。

サフィニア「江戸しぼり」の発根が確認できた(2021年5月30日撮影)

 ジフィーポットの裏側から撮影してみると、発根していることがはっきりと確認できる。

 後は、カリブラコア(ミリオンベル)とロベリア(アズーロコンパクト)の挿木がうまくいけば、久し振りの挿木の成果は上々と言えるのだが、どうだろうか。

ロベリア「アズーロコンパクト」

 鉢植えのアズーロコンパクトが良い感じに枝を伸ばして花一杯になった。挿木の挿し穂を採る以外、植え付けてから鋏(はさみ)を入れていないのに、株は枝がしなやかに枝垂れて草姿が整っている。

ロベリア「アズーロコンパクト」(2021年5月23日撮影)
ロベリア「アズーロコンパクト」(2021年5月23日撮影)

 ロベリアの花は小さいのだけれども、一つ一つをよく見ると蘭のようである。花の色合いとしては、私はもう少し紫が濃い方が好きだったのだが、こうして手元に置いてみるとこのスカイブルーも良い色だと感じるようになった。

 アズーロコンパクトは夏越ししやすいということだが、秋まで途切れずに咲き続けてくれるだろうか。

挿木の仕方を公開しました(公開停止)

 先日「挿木の仕方」を公開したのですが、撮影時に作業した挿木苗のその後の経過を見ていたところ、どうも、その大半がうまく根付かなかったような状態です。参考にしない方が良いと思いましたので、「挿木の仕方」のページは公開を停止しました。

 近日中に、違う方法でもう一度挿木に再挑戦してみようと思っています。挿木がうまくいったら、その方法を再度公開することとしたします。

 もし、公開した通りに作業して失敗してしまった方がいらっしゃいましたら、お詫びいたします。大変申し訳ありませんでした。

 今後も精進してまいりますので、御勘弁くださいますよう、お願いいたします。

今日も苗を買ってきました

 今日も、近所のホームセンターへ行って苗を購入してきた。買ったのは、ペチュニア、ロベリア、オリーブの苗。そして培養土と鉢底に入れる炭である。

 今もコンテナでは春の寄せ植えが咲き誇っているのだが、季節は巡っているのでそろそろ夏の準備を始めなければならない。そして、花苗は流通する時期が決まっているので、今購入しておかないと欲しい苗を手に入れることができなくなってしまうのだ。しかし、今、春の花が満開になっている寄せ植えを壊してしまうのは忍びないので、欲しい苗を少数手に入れて鉢植えにし、しばらくして育った株を摘芯(ピンチ)した枝を使って挿木で苗を増やし、その新しい苗で寄せ植えを作るつもりなのである。

 こうして書くと難しいことのようだが、去年もペチュニアを挿木で増やして寄せ植えを作ったのだから、別段難しいことではない。今年はそれに加え、ロベリアやカリブラコアも挿木で増やす挑戦をしてみようと思っているのである。一応断っておくが、庭が狭いのでオリーブは増やすつもりはない。

今日買ったもの

 ペチュニアはサントリーのサフィニア江戸しぼり、ロベリアも同じくサントリーのアズーロコンパクトのスカイブルーである。去年と違うホームセンターで仕入れたこともあり、去年とは異なる品揃えとなった。

 そして、先述のとおり、今年は挿木で増やす前提で高級な苗を数量限定で手に入れる作戦だ。

 今回使用した培養土は前回の植替え時に購入したものであるが、安価である割には中身は普通に良い土だと感じたので、コンテナの植替えに備えて三袋ほど買いだめしておいた。なかなか買物に行かれないので、鉢底の炭も三つほど買いだめした。

 オリーブも買うつもりではなかったのに、欲しいと思って気になっていたのを見付けたので、つい衝動買いしてしまった。

 ロベリア苗と培養土、鉢底の炭を買うつもりで出掛けたのだが、結果は予定以上の出費となった。

 いつもどおり植え付けていく。写真に写っているのは、使用したものである。培養土と鉢底の炭は買い置きでは足りなかったので、今日購入してきた同じ培養土も追加した。

 プラスチックの鉢には鉢底の網を入れる必要はない。素焼き鉢と陶器の鉢には網を入れた。左のテラコッタ製の鉢には、もう少し大きな網を使用した方が良いのだが、新しく網をカットするのが面倒だったので、このまま作業を進めた。鉢底の炭を入れる時にずれないように指で押さえておけば、あとで動くことはないので問題ないのである。本日は北風が冷たく、凍えるような寒さの中での作業だったので、多少手抜きになっていることは否めない。

 網の上に鉢底炭を入れて、その上に培養土をかぶせる。

 苗の根鉢は少しだけくずしてみた。その苗を培養土の上に仮置きして、高さに問題がないことを確認して苗の周囲にさらに培養土を足していく。

 培養土を入れ終ったら、新しく入れた土の部分を割り箸でつついて土を慣らしてゆく。土の高さが下がった分はさらに培養土を足して調整する。

 定位置に置いて、たっぷりと水をやったら植付け作業は終了である。

 ロベリアとペチュニアも同様に作業して植付けは完了だ。

 夏は間もなくやってくる。

ロベリアとペチュニアの寄せ植え

ロベリアとペチュニアの寄せ植え(2020年6月26日撮影)

 玄関先に飾ってあるロベリアとペチュニアの寄せ植え。葉物は冬のうちに植えた初雪葛(はつゆきかずら)が今も残っているものだ。ロベリアは伸びすぎて草姿が乱れていたので、鉢から飛び出した部分を選定した直後である。梅雨前に切り戻しするとよいのだが、放任でここまで無事に育った。

ロベリア(アズーロコンパクト)(2020年4月30日撮影)

 ロベリアはサントリーの苗「アズーロコンパクト」だ。上の写真と較べてみると、いつの間にか左右が逆になっている。記憶をたどると、ロベリアによく日が当たるように、向きを変えたのだ。

 サントリーの苗はサフィニア(ペチュニアの商品名)やミリオンベル(カリブラコア)で育てやすく綺麗な花がたくさん咲くことを経験していたのだが、ロベリアも大変素晴しい。サントリーの苗は銘柄のない苗と較べると倍近い価格がするのだが、かける手間暇を考えると、どうせ育てるのなら良い苗を選ぶ方が結局お得になるのではないだろうか。

 梅雨も終りに近い。本格的な夏はすぐそこまでやってきている。