このところ梅雨らしい天気が続き、毎日が雨模様である。昨日は雨がやんだので、ペチュニアの花柄摘みなど一応の作業をすることができたのだが、今日は朝から雨で、せっかくの休日なのに、庭に出ることができない。
六月初旬から咲き続けた桔梗(ききょう)の花も盛りを過ぎたようだ。今年はまめに花柄を切り取っていたつもりだが、蕾が上がらなくなってきた。
写真に「ミリオンベル」と書かれたタグが写っているが、桔梗の花のすぐそばに雑草のように映っているのが挿木で増やしたカリブラコア「ミリオンベル」で、タグはそのためにさしたものだ。挿木で増やしたので、ミリオンベルの株はとても小さい。
苦瓜(ゴーヤ)のために設置したネットが写り込んでしまっているが、こちらは挿木で増やしたロベリア「アズーロコンパクト」。ロベリアは挿木が難しく、うまく根付いたのはニ、三割程度だった。これはその中でもうまくいった一株。ロベリアは花柄摘みに神経質になる必要がないので、真夏に手間をかけるのが大変な南側の庭に地植えにしたものである。
夏の花は晴天の中で空を目指して元気に咲く姿が好きなのだが、今日は雨の重さに鉢植えの花はどれも枝垂れてしまっている。写真に付けた説明書きが俳句のようになっているのに気付いて、俳句の真似事でもしてみたくなった。この方面はまったくの素人なのだが、戯れに一句。雅号は藝にして、ちと洒落てみた。
つゆ寒や雨に枝垂れる鉢の花 藝齋