ガーデンシクラメンの花柄摘み

 ガーデンシクラメンの花柄摘みの方法をお見せしよう。

咲き終えたガーデンシクラメンの花(2020年12月20日撮影)

 全て、花を付ける植物に共通することだが、咲き終えた花をそのままにしておくと種がついて栄養が結実に使われてしまうので、花付きが悪くなる。そこで、咲き終った花柄を取るのだが、ガーデンシクラメンの場合は花柄摘みは非常に簡単である。

花柄を摘む(2020年12月20日撮影)
花柄を摘む(2020年12月20日撮影)

 花柄の根元付近をつまんで、指でねじるようにすると花柄が根元から簡単に取れる。鋏を使うことなく、片手で簡単に摘むことが可能なのである。

 これで、また新しい花が次々を上がってくることだろう。

結実しつつあるガーデンシクラメンの花(写真中央)(2020年12月20日撮影)

 上の写真、中央付近に写っているのが結実しつつある部分。その奥に写っているのが、間もなく咲こうとしている蕾(つぼみ)である。管理が悪いと、このように種が育ってしまう。よく見ると、咲きはじめの蕾とは異なるので、見つけ次第摘み取るようにしよう。

花柄摘みの終ったところ(2020年12月20日撮影)
植付け途中のガーデンシクラメン(2020年11月8日撮影)

 このガーデンシクラメンは11月8日に植え付けたものだから、二月近くの間、休まず花を付け続けている。

 この寄せ植えは紅いガーデンシクラメンと白いビオラとを合わせて紅白の縁起の良い色合いにしてみたものだが、陽当りがあまり良くない場所に飾っているのに、良く咲き続けている。

 正月になっても、紅白の縁起の良い姿を見せてくれるはずだ。

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ビオラの花色の変遷

植え付け直後のビオラの寄せ植え(2022年11月22日撮影)

 コンテナのテラコッタに色を合わせて同じ色のビオラを二株植えた。そのつもりだったのだが、写真をよく見ると紫の花が混じっているようだ。

ビオラの寄せ植え(2020年12月6日撮影)

 株が育ってきた。花色は安定している。テラコッタの鉢とよく合っている。

ビオラの寄せ植え(12月13日撮影)

 右側の株は赤紫の花を付けている。ビオラは気候によって、花色が変化するのは知っていたつもりだが、この花は随分色が変化した。定期的に写真を撮っておくと、こんなことにも気付いたりするものだ。

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ノースポール開花間近か

ノースポール(2020年12月13日)
ノースポールの蕾(2020年12月13日)

 あまり陽当りが良くない場所に置いているせいか、葉ばかり繁っていたノースポールに蕾が付いてきた。花を付けない状態で、株が旺盛に育っていたので、次の開花期を楽しみにコンテナに残しておいたものである。

 これ、ノースポールだったよね?

 記憶が曖昧なのである。

蠟梅のつぼみ

 今年も蠟梅(ろうばい)の蕾(つぼみ)がふくらんできた。去年は12月14日に最初の蠟梅が咲いたから、去年と比べれば今年は開花が遅れていることになるようだ。が、正月になっても咲いていないことが多かったのだから、まあまあ順調に開花に向っていると言って良いだろう。

膨らんだ蠟梅の蕾(2020年12月13日撮影)

 蠟梅は蠟細工のような半透明な花弁を持ち、清々しい甘い香りを放つ。花の少ない真冬に咲いてくれる、有難い品種である。正月にこの花が咲いていると、何か縁起が良いような気がして嬉しくなる。

膨らんだ蠟梅の蕾(2020年12月13日撮影)
膨らんだ蠟梅の蕾(2020年12月13日撮影)
膨らんだ蠟梅の蕾(2020年12月13日撮影)

 我が家では、自宅の蠟梅の香りを楽しむだけでは飽き足らず、毎年のように近郊の蠟梅園まで自家用車で足を延ばすことにしている。たくさんの蠟梅が咲いているところに足を踏み入れると、彼方まで黄色い花が霞(かすみ)のように咲き誇り、周囲に甘い香りが充満して、まことに素晴らしいものだ。

 冬季におすすめの遊山と言えるだろう。

 この調子なら、我が家の蠟梅は今年も、正月には多くの花を付けてくれるだろう。

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アネモネの球根その後

 芽を出したアネモネが順調に成長している。瑞々(みずみず)しい若葉を元気に伸ばしていて、美しい。アネモネの球根は植えてすぐ水やりをしない方が良いので湿った状態の土に植えたのだが、植えた翌日に雨が降ってしまったので少し心配していた。

 球根を植付けたのが11月1日、芽を出したのに気付いたのが、11月28日である。それから一週間。仕事が忙しくてゆっくり見る間もない間に、しっかりと葉を伸ばしている。随分と成長したものだ。心配は杞憂だったようである。

球根を隠した寄植え(2020年12月6日撮影)
芽を伸ばしたアネモネ(2020年12月6日撮影)
芽を伸ばしたアネモネ(2020年12月6日撮影)

 鉢植えを置いたのがあまり陽当りが良くない場所だったせいか、パンジーの花付きが良くない。こちらは今後に期待と言ったところだろうか。

球根を隠した寄植え(2020年12月6日撮影)
芽を伸ばしたアネモネ(2020年12月6日撮影)
芽を伸ばしたアネモネ(2020年12月6日撮影)

 写真には写っていないのだが、コンテナに植えたアネモネも5株ほどは芽を出している。そのうちに、パンジーを追い越すほどに背を伸ばすだろう。

アネモネ(2020年12月6日撮影)

 球根が余ったので、花壇の隅に植えておいたのだが、こちらも元気に目を出している。ビオラの寄せ植えの裏になっているので、そのうちビオラの寄植えの置き場所を考えなければならない。

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ビオラ苗の植付け

 冬の寒さが本格化する前に、夏の草花から冬春の草花への入替えを終らせる必要がある。そのため、少しずつ鉢植えの植替えを進めてきたのだが、今日は最後に残ったカリブラコアとマリーゴールドをビオラに植え替える作業を行った。

 今後、気に入った苗が見つかれば追加で植え付けることもあるかも知れないが、冬を迎える園芸準備は、これで一応は終了した。

準備したもの

 準備したものは写真のとおり。ハンギングバスケットは今日までカリブラコアとマリーゴールドを植えていたもの。テラコッタのコンテテナは空き家のまましばらく放置していたものだ。

【準備したもの】

  • テラコッタのコンテナ  1
  • ハンギングバスケット  2
  • ビオラの苗       4
  • 鉢底炭
  • 培養土(元肥入り)

 鉢底網を適当な大きさにカットして鉢の底に敷き、その上に鉢底炭を薄く敷き詰めて、さらに薄く培養土を入れる。鉢底炭を入れた状態の写真を撮り忘れたので、上の写真は培養土を一部どかして鉢底炭をみえる状態にして撮影したものである。

 最初の写真で撮り忘れたが、元肥を追加した。私が愛用しているのは住友化学園芸のこの肥料である。培養土は元肥入りなので不要なのだが、この先追肥の心配をしなくてよくなるので、今回は入れてみた。

 苗を配置して、周りに土を入れたら鉢の縁に近いところに元肥をばらまいて割り箸でついて土に混ぜこむ。土を締めるために行う作業を少しだけ念入りにすればよいのである。

 飾りたい場所に配置して、たっぷりと水を遣れば作業は完了である。植付けと同時に、花柄摘みも行っておく。テラコッタの鉢と花色がマッチしてなかなか良い仕上がりだと思う。小振りのコンテナなので、葉物も入れずに同じ花色のビオラ二株だけでまとめてみた。

 二つのハンギングバスケットも同様に植付けを行った。ハンギングバスケットに一株ずつ植えた苗は二つとも花色に特色があって、どちらもおもしろい株である。

 この株は、紫のグラデーションが美しく、わずかにフリルがかかっていて、これまで見たことのない美しさだ。安価な苗を購入したのだが、初夏まで咲き続けてくれるはずだ。

 こちらの株は一株で紫、黄色、薄紫から薄黄色のグラデーションと複数の色を持った花を咲かせる。このような苗は、以前からあったように思うが、ここまで色の幅が多いのは初めて見たように思う。これも気に入って購入してきたものだ。季節が進んで気温が下がってくると、また違う姿を見せてくれるはずだ。

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寄せ植えの植替え

 立冬を過ぎたので、暦の上では昨日から冬である。体感的には、まだ晩秋のようだが、冬は着実に近づいている。ペチュニアやカリブラコアなどの夏の花はまだ咲き続けているけれども、本格的な寒さがやってくる前に植替えを行って、次に植える草花の根を張らせておく必要がある。

 というわけで、先週に引き続き、今週も寄せ植えの植替えを行った。

【用意したもの】

  • パンジーの苗      1株
  • ビオラの苗       3株
  • ガーデンシクラメンの苗 1株
  • ハンギングバスケット  1
  • コンテナ寄植え     1
  • 培養土(土が足りなくなったときのため)

 最初に、古くなった夏の草花を取り除く。初雪葛(はつゆきかずら)は冬の寄せ植えにも使うので、そのまま残しておく。古い植物の根がコンテナ深くまで張っているので、スコップで土を混ぜながら、残っている根を取り除く。古い根は完璧に取ることはできないので、ある程度根が固まっている部分を取除けば、それで問題ない。

 鉢底石が入っている場合は、石までかき混ぜてしまわないように加減が必要だ。

 植付ける前に、苗をポットのまま仮置きして出来上がりをイメージする。もう一株くらい植えたい感じだが、株が育ってくれば隙間が埋まってよい感じになるはずだ。

 こちらは、二株植えればちょうどよい感じだろう。寄せ植えは、ぎゅうぎゅうにたくさん植えれば見栄えが良くなることは判っているのだが、たくさん苗を買うには、たくさんお金が必要になるので、そこは財布と相談して楽しめばよいと思っている。毎年、この大きさのバスケットには一株ずつ植えていたので、これでも今年は少しだけ奮発したのである。

 春にやった肥料がまだ効いているはずだから、今回の植替えでは元肥は施さなかった。

 上の写真のコンテナには、この後、百円ショップで買ってきた原種系チューリップの球根を4球追加しておいた。これもちょっとした愉しみ。

 冬の寄せ植えは成長が遅いから、もう一株ずつ植えても大丈夫だったと思う。

 所定の場所に置いて、たっぷりと水を遣れば植替え作業の終了である。苗に咲き終った花が付いていたから、花柄摘みもついでにやっておいた。

 伸びすぎた初雪葛を切り詰めたものを挿し穂として、ハンギングバスケットに挿してみた。季節外れだから根付くかどうかわからないが、どうせ捨てるものだから駄目でもともとである。垂れ下がる葉があると見栄えが良くなるので、一本でも付いたら良いのだが。

ボンザマーガレットが枯れた

 昨年植えて、冬を越したボンザマーガレットが、枯れあがってきたので処分した。今年は朝晩も暑い日が続いていたのだが、昨日は午前中しのぎやすい陽気だったので、何とか株の処分を行うことができた。

枯れあがってきたボンザマーガレット(2020年8月16日撮影)

 これは虫害を受けたらしいのを、薬剤を使って復活させた株である。夏の暑さのために十分に目をかけられずにいた間に、同じ症状が出て、本格的に枯れてしまった。再び薬剤で処理することも考えたのだが、今回は土ごと入れ替えることにした。

土を出して水洗いしたプランター(2020年8月23日撮影)

 プランターは中の土を全て出して水洗いした。このまま、しばらくおいてから新しい土で寄せ植えを作る予定だ。

 寄せ植えの場合、次々と新しい苗を植えるため、長く同じ土を使いまわす傾向にあるので、たまには土を入れ替える必要がある。一年草の寄せ植えは、苗の入替え時に堆肥を足して土を混ぜることができるのだが、多年草を植えたプランターはそうもいかない。

 古い土は、植物の生育を阻害する細菌が増殖していたり、害虫がひそんでいたり、植物の生育に必要な栄養素が失われていたりする可能性が高い。土の団粒構造が壊れて、水はけが悪くなっている可能性もある。だから、定期的に土を入れ替える必要があるのだ。

 今回は良い機会だったと考えるべきだろう。

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