球根を隠した秋の寄植えの作り方を公開しました。下のリンクから御覧ください。
球根を隠した秋の寄植えの作り方
この秋、私が実際に作った球根入り寄植えを紹介します。二種類の深さに球根を植え、さらに地上にも花苗を植えるので、トリプルデッカー(三階建)と言われているものです。
植付け適期は10月から11月です。
【用意するもの】
- コンテナ・鉢 適宜
- パンジーの苗 8株
- ビオラの苗 8株
- アリッサムの苗 2株
- グレコマ・バリエガータの苗 1株
- チューリップの球根 5球
- アネモネの球根 1袋(50ml)
- 鉢底炭 1袋(5l)
- 培養土(元肥入) 1袋(20l)




【鉢底炭の投入】
大型のプランターや鉢を使う時は、水はけをよくするために底から2~3cm程度の厚さに鉢底炭をいれます。鉢底石でも大丈夫です。鉢底石は処分が面倒なので、流用が容易な鉢底炭を使うことにしてみました。

【球根の植付け(1層目)】
途中まで土を入れて、深さの必要なチューリップの球根を植付けます。チューリップの球根は上から見ると「D」の形をしていますが、これを同じ方向を向けて植えると、葉が伸びた時に向きがそろって綺麗だとされています。今回の寄植えでも、向きを揃えて植えてみました。


【花苗の植付け(3層目)】
更に土を足して、花苗を植付けます。今回は、3層目を先に植付けます。
全てパンジーとビオラにすると単調になるので、アリッサムとグレコマ・バリエガータを加えます。グレコマは垂れ下がる草姿になるので、寄植えの端に植えると見栄えが良くなります。白妙菊(しろたえぎく)や初雪葛(はつゆきかずら)などを加えてもよいでしょう。
土はプランターや鉢の縁から2~3cm程度低くしておきます。水遣りの時にこの空間に水をためて土にしみこませるためで、これをウォータースペースと言います。一日目はこれで終了です。


【球根の植付け(2層目)】
アネモネの球根は、急に水を吸わせると腐りやすいため、多少水分を含んだ土に植え、一週間程度は水を遣らず徐々に吸水させるようにします。そのため、一度に植付けずに一日おいて翌日に植付けます。アネモネは1~2cm土がかぶればよいので、割りばしなどで小さな穴をあけて、球根を植付けていきます。アネモネは、とがった方を下に向けて植付けます。



アネモネの球根を植付けたあとは、水遣りをしないようにします。これで、植付けは完了です。
冬の間はパンジー・ビオラを中心とした寄植えとして楽しみ、春が来て忘れた頃にアネモネとチューリップが顔を出すはずです。球根入りの寄植えを作るのは久振りですが、うまく順に咲いてくれるでしょうか。
今回作った寄植えのその後の姿は、別に公開します。
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