ハンギングバスケットにも寄せ植えを

 毎年ハンギング・バスケットでペチュニアなどを育てている。今年の寄せ植えを作った際に古い株を処分してバスケットが空家になったので、今年はハンギング・バスケットにも寄せ植えを作ることにした。

用意したもの

  • ジニア(プロフュージョン)・・・・・・3株
  • サンビタリア(サンライト)・・・・・・1株
  • ゼラニウム・・・・・・1株
  • 金魚草(流用)・・・・・・4株
  • 培養土・・・・・・適量(買置きを使用、写真はありません)
  • 土入れ
  • 割箸

 用意したものは上記のとおりだ。金魚草は冬の寄せ植えから外したもの。プラ鉢に植え替えてそのまま夏越しさせようと思っていたが、開花し始めたので今回の寄せ植えに参加させることにした。開花から開花の間が空くことが多いが、金魚草が夏の間に咲いた記憶もあるので、夏の開花を期待してのことだ。

 最初に作ったのは、ゼラニウム、金魚草、ジニアの寄せ植え。これまで、成長できる余地を与えないのは可哀想だと思って、ペチュニアかカリブラコアばかり、一鉢に一株ずつ植えてきたけれど、YouTubeなどで隙間なくぎゅうぎゅう詰めに植えているのを見て真似してみることにした。といっても、YouTubeに比較すれば結構余裕を残して植えたつもりである。

 ちなみにここに加えた金魚草は、こぼれ種が発芽してタイルとコンクリートとの隙間に育った「ど根性金魚草」を鉢上げしたものである。

 こちらはサンビタリアと冬の寄せ植えから流用した金魚草。この金魚草は濃い桃色から黄色のグラデーションを持った花がたくさん咲くものである。夏になるまでにまだ一花咲かせてくれそうだ。うまく夏を越せなくて枯れてしまうようなら、シーズン途中でも違う苗に入れ替えればよいだろう。

 この二株はジニアと流用金魚草との組合せ。花の付いていない左側の金魚草は鮮やかな黄色の花を咲かせるので、ジニアと色合わせしてみた。今回購入したジニアはサカタのタネが開発したプロフュージョンという品種。調べてみるまでは知らなかったのだが、世界的な花の審査会で金賞に輝いた品種で、耐暑性を持ち、病気に強く、古い花柄を覆いつくすように次々に咲く「セルフクリーニング」の性質があるため管理の手間がかからないということだ。ジニアはまたの名を百日草という。その名のとおり花期も長いはずである。

 このジニア。実は、格安で売っていたので軽い気持で購入したのだが、こんな優秀な品種だと知って、もっとたくさん買っておくべきだったと後悔した。しかし、後悔先に立たず。今年育ててみて気に入れば、また来年たくさん購入すればよいだけの事だろう。多分、来年も目にすることができるはずだ。

 定位置に設置してみた。殺風景なコンクリートブロックが少しだけ華やかになったような気がする。

 今年は少し冒険して、これまで植えたことのない品種を選んでみた。ゼラニウムは何度か植えてみたがあまり良い記憶はないので、再挑戦。ジニアは多分初めて植える(記憶にないだけかも)。そしてサンビタリアというキク科の花も初めて庭に迎えたものだ。ハンギングバスケットを掛けている場所はあまり日照条件が良くないので、よく咲いてくれるかどうかはわからないけれども、いつも育てているのと違う植物を育てるのも気分が変って楽しいものである。毎年ペチュニアばかり大量に育ててきたのに、今年植えたペチュニアは一株だけとなった。

 間もなく本格的な夏がやってくる。

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こぼれ種から生えた金魚草

 鉢植えの沈丁花(じんちょうげ)の下、飾りに置いてあるタイルとコンクリートの間から、金魚草が生えて花を咲かせていた。ど根性金魚草だ。

 ここに限らず、タイルの裏からはよく雑草が生えてくるのだが、鉢植えに水遣りをした際に鉢の底からあふれ出てくる水と養分とを、タイルの下部に根を張って吸収しているのだろう。

 雑草ならスーッと引き抜いて捨ててしまうのだが、これは勿体ない。このまま生やしておこうかとも思ったが、鉢に植えたら寄せ植えの材料が一つ増やせるはずだ。早速、余っているプラスチック鉢に植え替えることにした。

タイルの裏から生えてきた金魚草
タイルを剥がしてみたところ

 タイルの裏がどうなっているのか、剥がして見てみた。予想通り土はほとんどなく、細かい根がびっしりとタイルの裏を覆っていた。水耕栽培状態になっていたようだ。

用意したもの

  • ど根性金魚草:1株
  • 培養土
  • 余っていたプラスチック鉢
  • 土入れ
  • 割箸(細かい根を傷つける恐れがあったため今回は使用しなかった)

 用意したのは上に書いたとおり。全て家にあったものだ。プラスチック鉢は何かの苗が植わっていたもので、使えそうだから取っておいたもの。

植替え準備
金魚草をタイルから剥がしてみたところ

 金魚草の根をタイルからそっと剥がす。抵抗もなくすんなりと外すことができた。植替え後は、もっと居心地の良い住居を提供できるはずだ。

植替え中

 市販苗と同様、鉢底石など入れずに土だけで植え付けていく。鉢底に培養土を1~2cm程度入れ、その上に先程の根を収めていく。根を切ろうか迷ったが、切らずにそのまま鉢に入れた。

植替え完了

 株が上を向くように注意しながら、土入れで培養土を入れていく。金魚草が上を向いた状態で、うまく固定できた。

剪定後

 根をいじったので、地上部を切り詰めて、水不足によって枯れてしまうことを防ぐ。せっかく咲いていた金魚草だが、地上部の三分の一程度を残して、花も切り取ってしまう。金魚草は本来今の季節(初夏)に咲くものだが、秋から春まで断続的に開花するので、うまくいけば、また花が咲いた姿を見ることができるだろう。

 さて、うまく根付いて成長してくれるだろうか。

春爛漫

 花が満開になる季節がやってきた。春爛漫(はるらんまん)とは、まさにこのような状態を言うのだろう。冬の間主役を張っていたビオラやパンジーはいつの間にか脇役となり、代りに旺盛に成長したアネモネやチューリップの存在感が全体を支配するようになった。この勢力図は、季節の進行に伴ってさらに移り変わっていくのであるが、今しかないこの姿を楽しむのが植物を育てている醍醐味と言えるだろう。

花が咲き競う寄せ植え(2022年4月10日撮影)

 比較的最近寄せ植えに入れたヒューケラは、まだあまり成長しておらず、全体を引き締める働きは十分にできていない。

アネモネの花(2022年4月9日撮影)
アネモネの花(2022年4月9日撮影)

 アネモネは、球根を植えれば、ほとんど手間いらずで花が咲く。咲き終った花柄を摘んでいれば次々と蕾(つぼみ)が上がってきて、美しい花を長期間楽しむことができる。是非、寄せ植えや花壇に加えたい品種である。

チューリップの花(2022年4月9日撮影)

 チューリップも咲いた。昼近くなってから撮影したので、花が開ききってしまっている。暗くなると花が閉じるので、早朝に撮影すればチューリップらしい写真が撮影できるはずだが、朝寝坊の私はいつもその機会を逃してしまう。今年のチューリップはすべて去年咲かせた球根を再利用したものだが、結構な確率で花を咲かせてくれた。チューリップの球根は、再利用しても花が咲かないと思い込んでいたのだが、間違っていたらしい。

ビオラとアリッサム、ヒューケラの寄せ植え(2022年4月10日撮影)

 こちらも絶好調だ。ヒューケラがもう少し存在感を示してくれると、良いと思うのだが。隅で小さくなっていて、いつまでも脇役のままだ。季節が進む中で、ヒューケラがもう少し大きくなってくれると良いのだが。

咲き競うコンテナの花々(2022年4月9日撮影)

 この状態も、にぎやかでよいと思う。コンテナに植えている植物は、先にお見せしたものと同様である。

チューリップの花(2022年4月9日撮影)
チューリップの蕾(つぼみ)(2022年4月9日撮影)
チューリップの蕾(つぼみ)(2022年4月10日撮影)

 こちらは、原種系チューリップの蕾。よく見かけるチューリップに較べると小さく、野性味豊かな花が咲くのだが、「植えっぱなしでも毎年咲く」とと書かれていたので、次に植える時は花壇に植えてみようか、と思っている。

春爛漫(2022年4月10日撮影)

 9日のチューリップの蕾は、翌日には花開いた。これも、開ききっていてチューリップらしくない咲き方だ。が、これはこれで良いと思う。

金魚草の花(2022年4月10日撮影)

 長く休んでいた金魚草もようやく開花を始めた。近いうちに、満開の金魚草の姿をお見せできることだろう。金魚草も育てるのが簡単で、良く咲く品種である。季節にもよるが、園芸店で取り扱われている可能性が高いので、比較的容易に入手できる。これもおすすめだ。

アネモネの花(2022年4月9日撮影)
アネモネの花(2022年4月9日撮影)

 アネモネの素朴な花の姿は私を魅了する。素直に美しいと思う。そしてアネモネを見る時、私はいつも聖書の言葉を思い浮かべてしまう。

 野の百合は如何(いかに)して育つかを思へ、勞せず、紡がざるなり。されど我汝らに告ぐ、榮華を極めたるソロモンだに、その服装(よそほひ)この花の一つにも及(し)かざりき(マタイ6:28-29)

 アネモネの原産地はヨーロッパ南部から地中海沿岸という。聖書の地に自生して咲く花だ。以前も書いたと思うが、聖書に名高きこの聖句の「百合」はアネモネのことだという説がある。イエスが指した野に咲き乱れる花々の中にアネモネも咲いていたはずなのだから。

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金魚草のその後

 正月三日に金魚草の蕾が膨らんできたのに気付いてから、おおよそ二週間が経って、いよいよ二回目の開花が近づいてきた。

 最初に咲いた花は、農家が育てたときに付いていた蕾が咲いたもの。これから咲く花は我が家に来てからついた花芽が育ったもの。だから、これから咲く花こそが、本当の意味で我が育てて咲かせた花になるわけだ。

金魚草のある寄せ植え(2022年1月16日撮影)

 金魚草を入れた寄せ植えは、アネモネの葉が勢い良く育って、今年もパンジー、ビオラの花を覆い隠してしまいそうである。いったんアネモネに隠れて見えなくなってしまっても、パンジー、ビオラも暖かくなれば勢いを盛り返してバランスよくなるはずだ。

 金魚草は草丈が高いのでアネモネに隠れてしまうことはなさそうだが、どうなるだろうか。

金魚草の蕾(2022年1月16日撮影)

 寒さに負けずに瑞々(みずみず)しい葉を拡げて、その中心のピンクの蕾が今にも花開きそうである。金魚草は、冬の間花のない期間が生じてしまうから単独で植えると寂しいかもしれないけれども、花の途切れないビオラなどと寄せ植えにすると、変化が楽しめてなかなか良いと思う。これまで、ビオラばかり植えてきたけれども、冬の寄せ植えのいろいろなバリエーションが楽しめるものである。

金魚草の蕾(2022年1月16日撮影)

 勿論、花芽は一つだけではない。うまくいけば、株を埋め尽くすほどの花を咲かせるのではないかと期待している。

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金魚草の二度目の花が咲きそうだ

 寄せ植えを作ったときに咲いていた花が終り、花のない状態となっていた金魚草だが、新しく付いた蕾が膨らんで、二度目の開花が近づいてきた。

金魚草(2022年1月2日撮影)

 最初の開花は、苗を育てた方が付けた蕾が開いただけのことであるから、本当の意味で私が咲かせた花ではない。しかし、我が家に迎えてからついた蕾が咲けば、これは私が咲かせた花である。三色植えた金魚草のどれもが最初の開花を終え、蕾が順調に育っている。

金魚草の蕾(2022年1月2日撮影)

 蕾が膨らみ、色付いてきた部分がある。この数日の厳寒にも全く影響を受けていないようだ。陽当りの悪い北側の玄関前に置いた鉢植え。一日に2時間程度しか陽が当らないような環境である。それでも、いじけることなく素直に育っている。金魚草は冬の花壇や鉢植えに本当におすすめだ。

金魚草の蕾(2022年1月2日撮影)

 こちらにも、色付き始めた蕾がある。近く株全体を花が覆うように咲き誇ることであろう。

 この季節のガーデニングは、楽して楽しむことができるのでおすすめである。苗を植える時期を逃してしまった方は、鉢植えを購入してきて玄関先に置いてみると良い。たった一つの鉢植えでも、文字どおり人生に花を添えてくれるはずである。

寒気到来

 昨日から気温が上がらず、更に強い風が吹いて屋外にいることがためらわれるくらいの寒さである。昨日は家内と買い物に行ったため苗を探すことができず、今日はあまりの寒さに園芸店に物色に行くことを諦めてしまった。ハンギングバスケットがまだ二つ余っているので、11月のうちに何か植えたいと思っていたのだが、体がまだ寒さに慣れていないせいか、寒さがこたえるのだ。

 仕方なく、今日はビオラの花柄摘みと伸びてきた九条葱の収穫だけ行って、あとは暖かい部屋でのんびりすることにした。たまには何もしない日も必要である。

寄せ植え(2021年11月28日撮影)

 というわけで、今日の寄せ植えをお見せしたい。上の写真二つは10月末につくった寄せ植え。ストックは久し振りに植えてみたが、以前の記憶よりは長くよく咲いているようだ。まだ蕾(つぼみ)が残っている。ストックは咲き終えたら、切り戻せばまた咲くはずである。薄いピンクが美しい。

 パンジー、ビオラ、金魚草、紅葉葉(もみじば)ゼラニウム、グレコマ、初雪葛(はつゆきかずら)。どれも元気に育っている。やはり、この時期の方が園藝は楽して楽しめる。これまで園藝シーズンは春に始まり秋に終わると思っていたが、秋に始めるガーデニングの方が容易に花が楽しめ、害虫の被害も少なく、植えた草花が無駄に大きくならず、水遣りの手間も少なくすむのでおすすめである。奥のコンテナの左端には、アネモネの葉が見えている。春に咲くアネモネの花が楽しみである。

寄せ植え(2021年11月28日撮影)
寄せ植え(2021年11月28日撮影)

 上のプラスチック鉢の寄せ植えは金魚草の開花が終り、次の花を待っている状態。葉色もよく、新芽もたくさん出ているようだからまた黄色い花を見せてくれるだろう。こちらでも、三つ葉に似たアネモネの特徴的な葉を見ることができる。今年もアネモネの可憐な花をたくさん見ることができるだろう。

寄せ植え(2021年11月28日撮影)

 先週作った寄せ植えは勿論元気一杯だ。肥料をやるのは少し早かったかもしれないが、他のコンテナに施肥したついでに、つい肥料を入れてしまった。それでも、寒いから無駄に成長することはないと思う。ヒューケラの葉の深い色が綺麗である。

ビオラ(2021年11月28日撮影)
ビオラのある寄せ植え(2021年11月28日撮影)

 たまさか撮った写真が綺麗に写った。先週作った寄せ植えの一部を近接撮影したものである。使っているカメラはRicoh CX4。

 園藝の写真を撮影するために愛用しているものだ。この週末園藝家の休日に載せている写真も、ほとんどがこのカメラで撮影したものである。かなり手荒く扱ったが、今のところ使うことができている。ここで紹介しようと思って調べてみたら、もう10年も前に購入したものだった。最近、動きがおかしくなってきたので買い替えたいのだが、気に入ったモデルが見付けられず、使い続けているものである。

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寄せ植えが元気です

 先週作った寄せ植え。当然のことながら、どれも大変元気である。

 植え付けてから最初の週末に少しだけ手入れをした。と言っても、パンジー、ビオラの花柄を摘んだだけのことである。ストックは一週間たっても見た目に変化なし。萎れた花もない。金魚草も同様である。

寄せ植え(2021年10月31日撮影)
寄せ植え(2021年10月31日撮影)

 この時期の寄せ植えは、植えてしまえば手間がかからない。水遣りも週末にすれば大抵大丈夫だし、花柄摘みも週末に気を付けるようにすればそれ以上の作業は必要ない。害虫被害もほとんどないし、肥料も緩効性肥料を月に一度やれば十分だ。

 必要なのは、美しい花を目にして満足することだけなのである。

寄せ植え(2021年10月31日撮影)
寄せ植え(2021年10月31日撮影)

 花を楽しむには春夏が適期だとお思いの方が多いことだろう。私もそう思っていた。しかし、実際に花を植えてみると、この時期の園藝の方が、春夏の園芸の十倍楽で十倍楽しい。花を育ててみたい方は、是非この時期に始めることをおすすめする。

寄せ植えの金魚草(2021年10月31日撮影)

 金魚草は非常に手間のかからない植物で、花が一通り咲き終えたら、切り戻せばまた芽を伸ばして花を付ける。本来、春夏の花だが、この時期に植えるとどうなるかはこれからの楽しみである。

紅葉葉(もみじば)ゼラニウム(2021年10月31日撮影)

 美しい葉を付ける紅葉葉ゼラニウム。漢字で書くと妙な字面になるが、葉は非常に美しい。これも来年の春までどのような表情を見せるか、ある意味実験だ。

可憐なビオラの花(2021年10月31日撮影)

 そして、来春まで必ず咲き続けるビオラも当然寄せ植えに入れてある。あまり陽当りの良くない場所でも、ビオラだけは毎年良く咲いてくれるのである。

 雨あがり花うるはしき菫かな  藝

来春に向けた寄せ植え

 来春に向けた寄せ植えを作成した。今日作成したのは、コンテナ寄せ植え四つ。今頃になって夏の花が勢いを盛り返して来たので、カリブラコア(ミリオンベル)とロベリア(アズーロコンパクト)は、余っていた鉢に植替えて冬越しに挑戦してみた。

準備したもの

  • ストック 1株
  • 金魚草  3株
  • 紅葉(もみじ)葉ゼラニウム 2株
  • パンジー 4株
  • ビオラ  8株
  • 培養土(14L)  3袋
  • 鉢底の炭(5L) 1袋
  • チューリップの球根(一般)(去年植えたもの)
  • 原種系チューリップの球根(去年植えたもの)
  • アネモネの球根(去年植えたもの)
  • 初雪葛(流用)
  • グレコマ(流用)

 以上しめて3,140円(税込)。少ない小遣いから出した、なけなしの費用である。

作成した寄せ植え(2021年10月24日撮影)

 ネットで調べると、紅葉葉ゼラニウムは関東では戸外で冬を越せないという情報もあったのだが、購入した苗についていたラベルに寒さに強いと書かれていたため、それを信用して寄せ植えに入れてみた。ヒューケラを買おうか迷っていた時に見つけたもので、価格がヒューケラの半額だったので浮気してしまったものだ。葉が非常に美しく、寄せ植えが引き立っていると思う。他は、この時期に作る寄せ植えとしては定番のものばかりである。

 ヒューケラは、安くて良い葉色のものが見つかるまで、引き続き探し続けることになるだろう。

 地中には、去年咲いたチューリップの球根を再利用してみた。うまく咲くかはわからないが、今年咲かなければまた来年咲かせることもできるはずだ。原種系チューリップは去年は分散して植えたのだが、今年はまとめて植えてみた。集中して咲くので、美しいのではないかと思う。

 株の間には、これも去年植えて掘り上げておいたアネモネの球根も忍ばせてある。

作成した寄せ植え(2021年10月24日撮影)

 今回購入しなかった葉物に、グレコマ・バリエガータと初雪葛(はつゆきかずら)がある。これはだいぶ前に購入したものだが、何度かのコンテナの改造を乗り越えて、今も元気に育っている。そればかりか、株分けで増やしてどちらも少しずつ増えている。用土の上に伸びた枝を放っておくと、そこから自然に根を出すので新しい株を作ることも容易である。

 真面目に育てれば、ハンギングバスケットから垂れ下がるグレコマや初雪葛をたくさん作ることができるだろう。

 カメラの調子が悪かったらしく、寄せ植えを作っている途中の写真が残っていなかった。ために、完成後の写真しかお見せすることができない。作り方は昨年と同様なので、御興味のある方は、こちらを御覧いただきたい。

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金魚草咲き進む

 庭に植えた金魚草の開花が進んでいる。これは、どれも去年植えて冬を越した株である。

金魚草のある花壇(2021年4月23日撮影)

 同じ金魚草でも色によって開花時期が微妙に異なるらしい。我が家では最初に黄色の金魚草が咲いた。続いて、赤とオレンジ色だ。赤とオレンジの株は、草丈が伸びすぎて、花がその頂部付近に集中して付いている。徒長していると言っても良いだろう。春の花が咲き終えたら、切り戻しを行って、施肥をするようにしよう。そうすれば、もう少し花付きが良くなると思う。

金魚草(2021年4月23日撮影)
金魚草(2021年4月23日撮影)
金魚草(2021年4月23日撮影)

 一緒に写っている薔薇の葉が照り輝いて美しい。薔薇の葉は、例年、暑くなってくると害虫にやられて見苦しくなってしまうのであるが、暑さが厳しくなると手入れが間に合わなくなってしまうのである。それでも、この薔薇は枯れることなく毎年旺盛に開花し続けている。この薔薇は、ラブリー・メイアン(Lovely Meilland)である。

金魚草(2021年4月23日撮影)
金魚草(2021年4月23日撮影)
金魚草(2021年4月23日撮影)

 黄色の金魚草は黄色一色だが、赤(というよりはローズ・カラーと言った方が良いだろうか)の金魚草と、オレンジの金魚草は花色がグラデーションになっていて美しい。去年植えたときはオレンジの花は複雑な色をしていて美しいと思ったのだが、ローズ・カラーの金魚草の花色は単色だったような記憶なのだが、同じ株で花色が変るということがあるのだろうか?