金魚草の花がら摘みの方法

 金魚草は特徴的な形をした花が房になって咲くので、いつ花柄を摘んだらよいか迷うことがあると思います。一輪ごとにこまめに摘んでも良いのでしょうが、私は一房咲き終るごとに房ごと切り取ることにしています。

金魚草の花柄

 上の写真の楕円で囲った部分が花の終った房です。金魚草は花が株元から先端に向けて順に咲いていくので先端の花はまだ残っていますが、多少花が残っていても気付いたときに切り取ってしまうと良いでしょう。

咲き終えた房を切り取る

 咲き終えた房は根元から切り取ります。咲き終った房の周囲に、花芽の付いた枝がたくさん出ていることが判ると思いますが、この新しい枝のすぐ上で房を切り取ります。春を過ぎて、旺盛に成長し草姿が乱れるようになった場合は切戻しを行いますが、冬の間は花柄摘みをしていれば、切戻しをする必要はありません。

切り取った花柄(結実し始めている)

 上の写真は切り取った花柄です。中央に写っているぷっくりとした部分は、花が咲き終って結実し始めている部分で、触ってみると硬くなっていることが判ります。これをたくさん付けさせてしまうと花付きが悪くなってしまうので、定期的に花柄を摘むと良いでしょう。

 花柄摘みが間に合わず結実が進んでしまった場合(プックリした部分をたくさん付けさせてしまった場合)は、切戻しに近い作業になるかと思いますが、ぷっくりしている部分を全て切り取ります。

花柄摘み完了

 花柄摘みが終った金魚草。現役の花が咲いている間に、次世代の花芽がたくさん上がってきています。金魚草は手間がかからず、長く咲き続けてくれる有難い品種です。パンジー、ビオラ、アリッサム、白妙菊(しろたえぎく)、ヒューケラ、葉牡丹などと寄せ植えにしても良いですし、金魚草ばかり複数の花色のものを寄せ植えするのも楽しいと思います。

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