金魚草のその後

 正月三日に金魚草の蕾が膨らんできたのに気付いてから、おおよそ二週間が経って、いよいよ二回目の開花が近づいてきた。

 最初に咲いた花は、農家が育てたときに付いていた蕾が咲いたもの。これから咲く花は我が家に来てからついた花芽が育ったもの。だから、これから咲く花こそが、本当の意味で我が育てて咲かせた花になるわけだ。

金魚草のある寄せ植え(2022年1月16日撮影)

 金魚草を入れた寄せ植えは、アネモネの葉が勢い良く育って、今年もパンジー、ビオラの花を覆い隠してしまいそうである。いったんアネモネに隠れて見えなくなってしまっても、パンジー、ビオラも暖かくなれば勢いを盛り返してバランスよくなるはずだ。

 金魚草は草丈が高いのでアネモネに隠れてしまうことはなさそうだが、どうなるだろうか。

金魚草の蕾(2022年1月16日撮影)

 寒さに負けずに瑞々(みずみず)しい葉を拡げて、その中心のピンクの蕾が今にも花開きそうである。金魚草は、冬の間花のない期間が生じてしまうから単独で植えると寂しいかもしれないけれども、花の途切れないビオラなどと寄せ植えにすると、変化が楽しめてなかなか良いと思う。これまで、ビオラばかり植えてきたけれども、冬の寄せ植えのいろいろなバリエーションが楽しめるものである。

金魚草の蕾(2022年1月16日撮影)

 勿論、花芽は一つだけではない。うまくいけば、株を埋め尽くすほどの花を咲かせるのではないかと期待している。

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