水仙が満開になった

 水仙の蕾(つぼみ)が付いたことに気付いて一週間たったら、もう満開になっていた。早春に咲くはずの水仙も、我が家では本格的な春の訪れと同時に開花する。そういう品種を植えたのだろう。

満開の水仙(2022年3月20日撮影)

 水仙は本当に手間いらずだ。一度球根を植えれば、ほとんど何もしなくても毎年定期的に咲いてくれる。花後に花柄さえ摘んでおけば、他にすることは何もないと言っても過言ではない。日本の環境に適合している植物は、勝手に育ってくれる。本当に手間いらずである。

水仙(2022年3月20日撮影)

 水仙の花期は短いけれども、一斉に咲いて一斉に散るのも潔いと思う。株が増えてきたから、球根を一度掘り上げて間隔をあけて植えなおすと良いのだが、さて、どこに植えたらよいのだろうか。狭い我が家には、空いている土地がないのである。

水仙(2022年3月20日撮影)

 この日は、昨日までの雨が上がって気持よい快晴となった。気温もほどほどに上がり、屋外にいても寒さを感じない。明るい陽射しを浴びて、水仙も元気そうだ。

開花1週間前の水仙(2022年3月13日撮影)

 こちらは、開花1週間前の写真。蕾が出ていることは気付いていたが、その時は1週間後に満開になるとは思っていなかった。

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 2月4日に立春を迎えたものの、依然として厳しい寒さが続いている。そんな寒さの中でも、植物は春に向けてしっかりと準備を進めている。

顔を出した水仙の芽(2022年2月6日撮影)

 玄関前の花壇の水仙は、植えたままで何の手も加えていないが、今年も律儀に顔を出した。黄色単色の小さな花の咲く品種を植えたのだが、これほど長年にわたり咲き続けると知っていれば、二色の花や大きな花を咲かせる品種など、もっと華のある種類の水仙を植えた方が良かったのではないかと、ひそかに後悔している。

 しかし、毎年咲く水仙も十分に可憐である。

クリスマス・ローズの蕾(2022年2月6日撮影)

 クリスマス・ローズも育てやすく、地植えにすれば長年にわたり毎年咲いてくれる有難い品種だ。今年も、寒風の中で、ピンク色の蕾をたくさん上げている。これは八重咲の花を付ける品種。

 クリスマス・ローズは比較的高価だけれども、一度植えれば長年にわたり花を楽しめるのだから、購入する時は値段で選ぶのではなく、自分好みの花を付ける株を慎重に選ぶべきである。

展開し始めたラブリー・メイアンの新芽(2022年2月6日撮影)

 秋に短く切り詰めた薔薇(ラブリー・メイアン)も新芽が展開し始めた。毎年、枝が伸びすぎて庭の通行の妨げになってしまうのだが、今年は小まめに剪定して邪魔にならないように管理することとしたい。と思っている。

膨らみ始めた沈丁花の蕾(2022年1月16日撮影)

 少し前の写真だが、沈丁花も大量の蕾を付けている。買ってきた時は小さな開花苗であったのだが、大きくなるたびに鉢替えを重ね、今はプラスチック製の大きな鉢に植えてある。大きくなり過ぎたので、花が終ったら小さく切りつめようかとおもっている。

 沈丁花は強く剪定すべきではないので、どこからどの程度切るのか、じっくりと、よくよく考えておく必要があるだろう。

暖かくなるのを待つガーデン・シクラメンの蕾(2022年1月2日撮影)

 これは正月二日の写真だが、蕾は今もこの状態からほとんど動いていない。葉の裏に隠れて、暖かくなるのを待っているのだろう。

 まだまだ寒さの続くこの時期だが、植物の動きに注意していれば本格的な春はすぐそこまで来ていることを感じさせられる今日この頃である。庭の植物にちょっとした注意を向けてみれば、あなたも近づいてくる春の足音に気付くことができるかも知れない。

水仙の花が終った

 水仙の花が終った。写真の撮影日で確認すると3月12日には満開になっていたから、2週間と少しで花が終ったということである。短いと言えば短いが、一斉に花が咲いて一斉にしおれるのも季節の移り変りを感じることができて良いと思う。

咲き誇る水仙(2021年3月12日撮影)
花が終った水仙(2021年3月28日撮影)

 水仙の花が終ったあとは、花柄を摘む必要がある。花茎を残して花だけ折り取るのがよいという説もあるが、私はいつも鋏(はさみ)で花茎の付け根から切り取っている。数年にわたりその方法で行っているが、問題が起きたことはない。

花柄を摘んだ水仙(2021年3月28日撮影)

 花柄を摘んだ後の水仙は韮(にら)のようになってしまうが、葉はこのまま残しておかなければならない。そして、植物として必要なくなれば葉は自然に枯れるのである。葉が枯れた後は、水仙の球根が埋まっているのを忘れて掘り返してしまうことのないよう、気を付けることが必要だ。

 私は、間違って水仙の球根を傷つけてしまうことのないよう、一年草を植えることのない壁際に水仙を植えている。

水仙が咲きました

 水仙が咲きました。つぼみが綻(ほころ)び始めたのに気付いてから、ほんの数日後の出来事です。

花開いた水仙(2021年3月12日撮影)

 以前も書きましたが、水仙は英語で「narcissus」といい、これはギリシア神話のナルキッソス(ナルシス)の名に由来します。ナルキッソスとエコー(木霊)の悲しい神話は簡単に調べられますのでここに書き写すことはしませんが、美しく残酷で悲しい物語です。

花開いた水仙(2021年3月12日撮影)

 神罰により水面(みなも)に写る自らに恋に落ち、そこから離れられなくなって命を落としたナルキッソス。

花開いた水仙(2021年3月12日撮影)

 ナルキッソスが亡くなったあと、そこにひっそりと咲いていたのが、水仙(narcissus)だったのです。

蕾の綻びかけた水仙(2021年3月8日撮影)

 写真を調べてみると、蕾が綻びかけた水仙の写真を撮って、まだしばらく咲かないなと思ったのが四日前のことでした。

 春になると植物は急速に動き始めるようです。

水仙の芽が続々と

 この数日の間に、厳しい寒さをものともせずに水仙が続々と芽を出した。去年よりもたくさん、広範囲に芽が出たようだ。

芽を出した水仙(2021年1月25日撮影)

 球根植物は、植えたままで毎年花を付けてくれるだけではなく、少しずつ株が大きくなり、見応えが出てくるのでおすすめである。

芽を出した水仙(2021年1月25日撮影)

 我家の水仙は、今年もたくさん花を付けてくれそうだ。

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芽を出した水仙(2021年1月15日撮影)
芽を出した水仙(2021年1月15日撮影)

 去年よりは芽の数が増えたような気がしています。球根植物は休眠期の間、植えてあることを忘れて掘り返してしまうことのないようにすることが必要です。タグを指しておくか、何かで囲うかするのも良いでしょうが、私は一年草を植える気にならないような、花壇の端に水仙を植えました。

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水仙のある花壇(2020年3月15日撮影)
水仙(2020年3月15日撮影)

 水仙は年に一度、短期間しか花を咲かせない。花後は草だけになり、その後地上部は枯れて球根だけが残る。我が家では、長い球根の期間に誤って他の植物を植え付けたりしないよう、東向きの塀際に植えることにしている。

水仙(2020年3月15日撮影)
水仙(2020年3月15日撮影)

 水仙の学名は「narcissus」。ギリシア神話のナルキッソス(ナルシス)のことである。ナルキッソスは、水面に映った自らに恋してそこから離れられなくなり、やがてやせ細って死んだ。いつしかその場所に水仙が咲いていたという。これが、水仙をナルシスと呼ぶ由来である。

 短期間咲いて消える美しい花。ナルキッソスに捧げるに相応しい花である。

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水仙(2020年3月8日撮影)
水仙(2020年3月8日撮影)
水仙(2020年3月8日撮影)

 今日は一日雨がちで、雨の合間に短時間、庭の手入れができました。パンジー、ビオラの花柄摘みと雑草取り。そして花の写真撮影です。

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水仙(2019年3月撮影)

 水仙は球根をつくる多年草なので、一度植えると何度も花を付ける。
 球根植物を植える時に気を付けなければならないのは、地上部が枯れた後、自分で掘り返してしまうことのないように、花壇の邪魔にならない場所に植えることだ。そうすれば、何も手をかけなくても、毎年咲いてくれる。

水仙(2019年3月撮影)

 この水仙。実は植えたことをすっかり忘れていたものだ。それでも、季節がくれば植物は葉を伸ばし、花を付けるのだ。