本日も雨天なり

 このところ梅雨らしい天気が続き、毎日が雨模様である。昨日は雨がやんだので、ペチュニアの花柄摘みなど一応の作業をすることができたのだが、今日は朝から雨で、せっかくの休日なのに、庭に出ることができない。

雨に咲く桔梗(ききょう)(2021年7月4日撮影)

 六月初旬から咲き続けた桔梗(ききょう)の花も盛りを過ぎたようだ。今年はまめに花柄を切り取っていたつもりだが、蕾が上がらなくなってきた。
 写真に「ミリオンベル」と書かれたタグが写っているが、桔梗の花のすぐそばに雑草のように映っているのが挿木で増やしたカリブラコア「ミリオンベル」で、タグはそのためにさしたものだ。挿木で増やしたので、ミリオンベルの株はとても小さい。

雨に咲くロベリア「アズーロコンパクト」(2021年7月4日撮影)

 苦瓜(ゴーヤ)のために設置したネットが写り込んでしまっているが、こちらは挿木で増やしたロベリア「アズーロコンパクト」。ロベリアは挿木が難しく、うまく根付いたのはニ、三割程度だった。これはその中でもうまくいった一株。ロベリアは花柄摘みに神経質になる必要がないので、真夏に手間をかけるのが大変な南側の庭に地植えにしたものである。

雨にうたれ枝垂れる夏の花(2021年7月4日撮影)

 夏の花は晴天の中で空を目指して元気に咲く姿が好きなのだが、今日は雨の重さに鉢植えの花はどれも枝垂れてしまっている。写真に付けた説明書きが俳句のようになっているのに気付いて、俳句の真似事でもしてみたくなった。この方面はまったくの素人なのだが、戯れに一句。雅号は藝にして、ちと洒落てみた。

 つゆ寒や雨に枝垂れる鉢の花   藝齋

桔梗咲き進む

 桔梗(ききょう)といえば秋の花だと思っていたのだが、もう咲き進んできた。これは、通路の両側、ウッドデッキの近くに一昨年植えたものだ。桔梗は宿根草なので、一度植えれば、毎年繰り返して咲いてくれる重宝な品種である。

 できればもう少し上を向いて咲いてくれると有難いのだが、そのうち株の力が満ちてくれば、上を向いて咲くようになるかも知れない。

桔梗(2021年6月10日撮影)

 枯れた花をこまめに摘み取っていれば、どんどん咲いてくれるはずだ。が、週末園藝家の私は、平日面倒を見ることができない(しないだけでもある)ので、どこまで咲かすことができるかは分からない。

桔梗(2021年6月10日撮影)

 私は、桔梗の花色と花の形が好きである。旅の途中で高原に咲く桔梗を見たときなどは、爽やかな気分になる。秋の七草のひとつとして古くから鑑賞されてきたのも、もっともなことだ。

桔梗(2021年6月10日撮影)

 桔梗は古く朝顔といわれ、万葉集にも次のように詠まれているらしい。

朝顔は朝露負ひて咲くといへど夕影にこそ咲きまさりけり(あさがほは、あさつゆおひてさくといへど、ゆふかげにこそさきまさりけり)

万葉集より(作者不詳)

桔梗の花が咲いた

 この桔梗(ききょう)は一昨年に植えたものだ。桔梗は宿根草なので、一度植えるとあまり手をかけることなしに毎年繰り返し咲いてくれる。

桔梗(2021年6月6日撮影)

 最初見た時は風船のような状態のままであった。色はまだ緑である。

桔梗(2021年6月6日撮影)

 庭で作業をしているうちに紫に色付き始めた。

桔梗(2021年6月6日撮影)
桔梗(2021年6月6日撮影)

 今日は咲かないのかなと思っていたら、いつの間にか花が開きはじめていた。もう少し待っていれば、綺麗な桔梗の花が撮れたはずだが、忙しかったのでこの後の写真はない。たくさん蕾(つぼみ)があるので、これからたくさんの桔梗の花が見られるはずである。

桔梗(ききょう)の花が咲きました

 昨日まで風船のようになっていた桔梗の花が一輪咲きました。美しい紫色の花です。

桔梗(2020年6月15日撮影)
桔梗のつぼみ(2020年6月15日撮影)

 まだ一輪だけですが、つぼみが次々と上がってきていますから、次々と花を咲かせることでしょう。去年植えた株は、冬を越えて確実に成長しているようです。

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桔梗(ききょう)が開花間近に

 梅雨の雨の中で、桔梗の花が、開花間近になった。つぼみが大きく膨らみ、紫に色付いてきた。英名の「balloon flower」はこの形態をさしたものだ。

開花間近になった桔梗(2020年6月14日撮影)

 この桔梗は、昨年開花苗を入手して庭植えにしたもの。秋になってから植え付けたので、長く花を楽しむことができず、残念な思いをしたことを覚えている。桔梗は秋の花だと思っていたが、実際は夏から秋にかけて咲くものだそうだ。

開花間近になった桔梗(2020年6月14日撮影)

 だから、今年は、この端正な花を長く楽しめると期待している。

開花間近になった桔梗(2020年6月14日撮影)

 宿根草である桔梗は、冬の間、地上部は枯れてしまうのだが、根だけが冬を生き抜いて春の到来と同時に、再び芽吹いて花を咲かせるのである。

 開花は間近である。

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桔梗(ききょう)のつぼみが膨らんできました

 最近、雨が多くせっかくの週末も庭に出られないことが多かったのですが、今日、久し振りで庭に出たら、桔梗のつぼみが文字通り膨らんできたのに気付いた。

桔梗の蕾がふくらんできた(2020年6月2日撮影)

 桔梗は秋に咲くものだと思っていたから、随分早いと思ったのだが、実は6月から咲くものらしい。つまり、冬を越して復活した桔梗は、きちんと季節にあわせてつぼみを膨らませたのである。

桔梗の蕾(2020年6月2日撮影)

 この様子だと、あと一週間程度で咲いても良さそうだ。冬を越した桔梗ははじめての経験なので、良く分らないのだが。

 英名のballoon flowerは、蕾の様子から名付けられたもののようだ。たしかに風船のようである。いや、もう少し育つと、もっと風船らしくなるのである。

 桔梗の端正な紫の花を目にするのも、そう遠くない未来である。楽しみにしていることにしよう。

桔梗が成長しはじめた

 宿根草の桔梗(ききょう)が、いつの間にか育ち始めていた。冬の間は、枯れてしまったように見えるのだが、根だけが生きていて暖かくなると地上に芽を出し、育つのである。

地上部が復活した桔梗(2020年4月26日撮影)
地上部が復活した桔梗(2020年4月26日撮影)

 告白するが、下の写真の相棒を雑草と一緒にむしってしまった。根こそぎにしようとして、球根に気付き、手を止めたのだが、後の祭りである。跡には無残に地上部がなくなった球根だけが残った。球根は太っているようなので、まだ復活するかもしれない。そう思って、球根に静かに土をかけておいた。たまたまタグの付いていなかった桔梗があったことを、ぼんやりと思い出した。いや、確かにそんなことがあった。

 タグのなかった桔梗の後ろには、新たに手書きのタグを差し込んでおいたことは言うまでもない。

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来年咲くはず。桔梗の植え付け

 花期が終って、捨て値になった桔梗を買ってきた。大株でプラスチックの植木鉢に植わった状態で百円を切る価格で売られていた。桔梗は多年草なので来年も咲くはずなので、購入して庭に植え付けてみた。

右が今回植えた桔梗2株

 左側がすでに植えてあった桔梗2株。もう、枯れ始めている。右側が今回植えた2株だ。

桔梗(2019年10月27日撮影)

 昔から桔梗の花は好きなのだが、何故か我が家ではうまく咲いたことがない。来年はきちんと育って、たくさんの花を咲かせるだろうか。

バルーンフラワー(桔梗)のこと

 英語で桔梗(ききょう)のことをバルーンフラワーという。バルーンは風船という意味だが、それは桔梗の花の咲きはじめの状態を見て命名したものだろう。

開きかけの桔梗(2019年7月28日撮影)

 英語にこだわるわけではないが、辞書によると英語では別に、「Japanese bellflower」ともいうらしい。この場合、ベルは日本の鈴と違って口が開いたものが一般的だから、こちらは開いた花を見て付けた名なのだろう。

開いた桔梗(2017年5月19日撮影)

 5月に植えて、ひとしきり咲いた後は鳴かず飛ばずだった桔梗の花も、ようやく二度目の開花を始めた。桔梗は秋の花と思っていたのだが、最近の桔梗は初夏から秋まで絶え間なく咲くらしい。

 我家の桔梗は、秋まで咲き続けてくれるだろうか。