桔梗(ききょう)の育て方

 学名:Platycodon grandiflorus
 和名:桔梗(ききょう)
 英名:balloon flower, Chinese bellflower
 科名・属名:桔梗科・桔梗属(キキョウ科・キキョウ属)

 桔梗は万葉種に朝顔・朝貌(あさがほ)として登場するほど古くから日本人に親しまれてきた草花で、根は漢方薬にも利用されるようです。現代では自生できる場所がなくなってしまい、絶滅危惧種になっています。日本の気候に合っているため育てやすく、宿根草なので一度植えれば手間をかけずに数年間咲き続けてくれる重宝な植物です。

桔梗(2021年6月20日撮影)

置き場所、環境

 陽当りの良い場所で育てます。ただ真夏の直射日光は苦手なので、夏になると木蔭になる落葉樹の根元などが好適です。蒸れることのないよう、植える時に過密にならないよう注意し、風通しの良い場所で育てると良いでしょう。

咲きかけた桔梗(2019年7月28日撮影)

植え付け、植え替え

 2月から3月に植え付けます。開花期に開花株を入手した場合は、根鉢をくずさなければ、盛夏の時期を除いて植え付けは可能です。

 地植えの場合は、水はけをよくするため、植付け前に土に堆肥と元肥を混ぜ込んでおくと良いでしょう。地植えでは植え替えは必要ありませんが、3年に一度ほど株分けにより株を増やすことが可能です。根を掘り上げ、芽が付いていることを確認して手で分けて植えなおし、たっぷりと水をやります。

 鉢植えの場合は、市販の培養土で問題ありません。元肥入りの培養土を使うか、元肥入りでない培養土には元肥を加えて使用します。根が良く張るので、毎年2月か3月頃に植え替えするとよいでしょう。植え替えは軽く土を落し、伸びすぎた根を切り詰めて鉢増し(一回り大きな鉢に植える)し、鉢底から流れ出すくらいたっぷりと水をやります。

桔梗(2021年6月10日撮影)

水やり

 地植えの場合は特に必要ありません。

 鉢植えの場合は、土が白く乾いたら鉢底から流れ出すくらいたっぷりと水をやります。冬は地上部が枯れてなくなりますが、根は生きていますので完全に乾かさないように定期的に水やりしましょう。

花柄摘み

 花柄を摘まないと、種ができて花付きが悪くなります。咲き終った花は、花茎の付け根から切り取るようにします。

施肥

 鉢植えの場合は、元肥の効果が切れた頃から二週に一度くらい液肥を施します。長く効く緩効性肥料を使用しても良いでしょう。

桔梗(2019年8月12日撮影)

病害虫

 病害虫の被害はほとんどありませんが、油虫(あぶらむし)、はだに、線虫(せんちゅう)などの被害にあう場合があります。

 油虫、はだには見つけたらすぐに薬剤で駆除します。

 線虫は土中にふえる害虫なので、肉眼で見付けることは困難です。原因不明の生育不良に見舞われたときは、線虫の被害を疑います。植替え時に根にこぶができていたら根瘤線虫(ねこぶせんちゅう)の被害を受けた可能性が高いので、その株を処分します。

切戻し

 花が一通り咲き終ったら、茎を半分から三分の二ほど残して切り詰めます。切った場所から新しい芽が伸びて、また花を咲かせます。

バルーンフラワー(桔梗)のこと

 英語で桔梗(ききょう)のことをバルーンフラワーという。バルーンは風船という意味だが、それは桔梗の花の咲きはじめの状態を見て命名したものだろう。

開きかけの桔梗(2019年7月28日撮影)

 英語にこだわるわけではないが、辞書によると英語では別に、「Japanese bellflower」ともいうらしい。この場合、ベルは日本の鈴と違って口が開いたものが一般的だから、こちらは開いた花を見て付けた名なのだろう。

開いた桔梗(2017年5月19日撮影)

 5月に植えて、ひとしきり咲いた後は鳴かず飛ばずだった桔梗の花も、ようやく二度目の開花を始めた。桔梗は秋の花と思っていたのだが、最近の桔梗は初夏から秋まで絶え間なく咲くらしい。

 我家の桔梗は、秋まで咲き続けてくれるだろうか。

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