桔梗の花が咲いた

 この桔梗(ききょう)は一昨年に植えたものだ。桔梗は宿根草なので、一度植えるとあまり手をかけることなしに毎年繰り返し咲いてくれる。

桔梗(2021年6月6日撮影)

 最初見た時は風船のような状態のままであった。色はまだ緑である。

桔梗(2021年6月6日撮影)

 庭で作業をしているうちに紫に色付き始めた。

桔梗(2021年6月6日撮影)
桔梗(2021年6月6日撮影)

 今日は咲かないのかなと思っていたら、いつの間にか花が開きはじめていた。もう少し待っていれば、綺麗な桔梗の花が撮れたはずだが、忙しかったのでこの後の写真はない。たくさん蕾(つぼみ)があるので、これからたくさんの桔梗の花が見られるはずである。

挿木のその後

 5月16日に挿木を行ってから、ちょうど二週間が経過した。最初の挿木はうまくいかなかったのだが、今回はうまく根付いているようだ。

二週間後の挿木(2021年5月30日撮影)

 駄目でもともと、と思って最初の挿木と同じ方法で行った挿木が、今回、元気に生き残っている部分がある。最初の挿木の時は水やりに注意して、トレイに水が溜まらないように管理していたのだが、今回は意図的に水をためるようにした。発根するまでは、過湿で根が枯れることはないと思ったからである。そして、思いのほか水の減るのが早いことに気付いたこともある。

二週間後の挿木(2021年5月30日撮影)

 こちらのトレイはあまり元気がない。過去の経験からも、ペチュニアは挿木が容易で、カリブラコアは比較的難しいと記憶していたのだが、今回の結果もほぼその通りの結果となりそうである。ロベリアは、見た目に変化がないのでうまくいったのか、そうでないのか判断ができない。そのためもう少しこの状態で管理を続けて様子をみることにした。

二週間後の挿木(2021年5月30日撮影)

 この後、サフィニアを二株定植した際に確認したところ、根鉢をくずすのが怖くて写真は撮れなかったのだが、どちらも発根していることが確認できた。たまたま崩れてしまった根鉢の間から根が見えたからだ。 後は、元気に育ってくれることを願うばかりである。

 後から感じたことだが、ポットのまま定植できる育苗ポットがあるので、次に挿木をする時はそちらを使おうと思っている。根鉢をくずしてしまう恐れがなくなるので、そちらの方が良いと思ったのである。何事も試行錯誤ですな。

サフィニア「江戸しぼり」の挿木二週間後の状態(2021年5月30日撮影)

 最初は失敗したジフィーセブンへの挿木だが、今回はこのようにしっかりと定着した。

サフィニア「江戸しぼり」の発根が確認できた(2021年5月30日撮影)

 ジフィーポットの裏側から撮影してみると、発根していることがはっきりと確認できる。

 後は、カリブラコア(ミリオンベル)とロベリア(アズーロコンパクト)の挿木がうまくいけば、久し振りの挿木の成果は上々と言えるのだが、どうだろうか。

ロベリア「アズーロコンパクト」

 鉢植えのアズーロコンパクトが良い感じに枝を伸ばして花一杯になった。挿木の挿し穂を採る以外、植え付けてから鋏(はさみ)を入れていないのに、株は枝がしなやかに枝垂れて草姿が整っている。

ロベリア「アズーロコンパクト」(2021年5月23日撮影)
ロベリア「アズーロコンパクト」(2021年5月23日撮影)

 ロベリアの花は小さいのだけれども、一つ一つをよく見ると蘭のようである。花の色合いとしては、私はもう少し紫が濃い方が好きだったのだが、こうして手元に置いてみるとこのスカイブルーも良い色だと感じるようになった。

 アズーロコンパクトは夏越ししやすいということだが、秋まで途切れずに咲き続けてくれるだろうか。

ラブリー・メイアン開花

 庭のラブリー・メイアンが開花した。これは京成バラ園で修景薔薇として売られていたもので、手入れしなくても良く咲くという説明だった。

ラブリー・メイアン(2021年5月16日撮影)

 確かに強健で、手入れをさぼっていた時期も良く咲いていたと記憶している。狭い庭に植えたので、盛夏に枝が四方に伸びすぎて通路をふさいでしまい、女房の顰蹙(ひんしゅく)を買うこと度々であった。

ラブリー・メイアン(2021年5月16日撮影)
ラブリー・メイアン(2021年5月16日撮影)

 この薔薇は、開ききった花の形はあまり美しくない。遠くから、景色として楽しむのが良いと思う。

ラブリー・メイアン(2021年5月16日撮影)

 とはいえ、開きかけの花はやはり美しい。欠点は、先ほども書いた通り成長が旺盛すぎるということくらいだろうか。

ラブリー・メイアン(2021年5月16日撮影)

ミリオンベルの美しさ

 カリブラコア「ミリオンベル」が綺麗に咲いている。オレンジ色の花が丸く付いていて、見応えがある。ほとんど手をかけていないのに、大変美しい草姿だ。

ミリオンベル(2021年5月9日撮影)

 明日は、挿木のためにこの株から挿し穂を取るつもりなのだが、勿体ないような気がするくらいだ。

 他の色のミリオンベルが欲しかったので、今日、挿木をするための資材を購入したついでに探したのだが、ミリオンベルの苗を見付けることはできなかった。流通する時期を逃してしまったのだろうか。

美しいピエール・ド・ロンサール

 ピエール・ド・ロンサール(Pierre de Ronsard)の花が大変美しく咲いている。年に一度のことなので、写真を公開しておこう。

ピエール・ド・ロンサール(2021年5月9日撮影)
ピエール・ド・ロンサール(2021年5月9日撮影)

 ピエール・ド・ロンサールに限ったことではないが、薔薇の花は開ききる前が一番美しい。中でも、この薔薇の開きかけた花の美しさは夢を見るかのようである。

ピエール・ド・ロンサール(2021年5月9日撮影)
ピエール・ド・ロンサール(2021年5月9日撮影)
ピエール・ド・ロンサール(2021年5月9日撮影)

 ピエール・ド・ロンサールは一季咲きの薔薇。年に一度しか咲かないが、それを補って余りある長所がある。花がこの上なく美しいことと、大変強健であることである。育てやすくおすすめの品種だ。

グラハム・トーマスが見頃になった

 部屋でくつろいでいれば、窓から入るそよ風が心地よい季節となった。日中に庭で作業をしていると直射日光が強烈で、今日は園芸用の笠を久し振りに使用することになった。夏到来を実感した今日の庭仕事である。

 そんな中で、玄関花壇のグラハム・トーマス(Graham Thomas)が見頃を迎えている。

グラハム・トーマス(2021年5月6日撮影)
グラハム・トーマス(2021年5月6日撮影)

 グラハム・トーマスはイギリスの育種家デビッド・オースチン(David Austin)の作出した薔薇で、日本の気候の下ではつる薔薇として仕立てることも可能な品種である。黄色の花が鮮やかで、大変強健に育つ優秀な薔薇だ。可能なら建物の外壁などに仕立てると、広範囲を薔薇で覆いつくすことができるだろう。

グラハム・トーマス(2021年5月9日撮影)
グラハム・トーマス(2021年5月9日撮影)

 我が家では、この薔薇を玄関花壇のトレリスに誘引して育てている。グラハム・トーマスは冬の仕立て直しの作業や施肥を適切に行ってさえいれば、定期的な消毒などの必要はない。いや、本来は定期的に殺虫剤や殺菌剤を噴霧すればより美しい状態で鑑賞することができるのだろうが、私は無理せずできる範囲で園藝を楽しむことにしている。だから、盛夏になると葉や花が害虫の被害を受けることになるが、害虫を見付けたときに市販の殺虫・殺菌剤を噴霧して防除する程度で大きな問題になることはない。十五年以上この方法で育てているが、グラハム・トーマスは毎年旺盛に成長して、元気に花を付けてくれる。

グラハム・トーマス(2021年5月9日撮影)
グラハム・トーマス(2021年5月9日撮影)

 薔薇を育て始めたばかりの頃は、本で勉強してその通り作業していたのだが、薔薇づくりを教科書通りになるのは本当に大変だった。鉢植えの薔薇は土替えといって、真冬に鉢の土を全て入れ替える必要があるのだが、寒風の中で薔薇の土替えをした翌日は必ず風邪をひいてしまい、楽しみのためにやっているのか義務でやっているのか分からなくなってしまった時期があった。薔薇のために最善の作業を教科書どおりにやるのは、週末園藝家の私には無理だったのだろう。

 今は、休日にできる範囲で薔薇の面倒を見ることにしている。強健な品種はそれで枯れることはないし、そうでもない薔薇は、私には縁がなかったということなのだろう。何種類かの薔薇を枯らしてしまったが、強健な薔薇は今も私のために毎年咲いてくれるのである。

晩春から初夏へ

 今年の立夏は5月5日。暦の上では5月4日が春の最後の日だ。夏になって本格的な暑さがやってくると、鉢物の水遣り、雑草取り、害虫駆除、花柄摘みに草木の剪定と作業量が増えて、園藝家にとってはつらい日々が始まる。

 そうなる前。晩春から初夏の庭はまだ落ち着いていられる。庭にいても風が心地よい。

晩春の庭(2021年5月4日撮影)

 見えているのは、開花間近の薔薇ラブリーメイアン、クレマチスのザ・プレジデント、つる薔薇ピエール・ド・ロンサール、新芽が伸びてきた木槿(むくげ)、新緑が美しい秋明菊、桔梗(ききょう)、クリスマスローズ、そして一番手前に見える黄色い花が今年植えたばかりのヘメロカリスである。

晩春に咲くヘメロカリス(2021年5月4日撮影)

 土の上に見える黒いものは、倉庫の片づけをしていたら出てきた古いバーベキュー用の木炭を砕いたもの。二十年以上倉庫で眠っていたと思う。土壌改良のつもりで土に混ぜたのだが、あまり細かく砕けなかったので効果のほどは不明である。

晩春に咲くヘメロカリス(2021年5月4日撮影)

 今年植えたヘメロカリスの最後の蕾(つぼみ)が開いた。次に開花するのは一年後になるのだろうか。繰り返し咲く品種なら、今年のうちにまた花が見られるかもしれないのだが。

ピエール・ド・ロンサール(2021年5月4日撮影)
ピエール・ド・ロンサール(2021年5月4日撮影)

 ピエール・ド・ロンサールの開きかけた蕾。淡いピンクからピンク色の花弁先端までのグラデーションが美しい。一季咲きの薔薇だが、誘引する場所さえあれば強健で育てやすくおすすめの品種である。

晩春のクレマチス(ザ・プレジデント)(2021年5月4日撮影)

 今年はクレマチスをフェンスに誘引してみた。大輪の花は先日の強風のせいか傷んでいるようだが、それでも涼しげで美しい。一度植えれば、冬の剪定以外はほとんど何もする必要がないくらい育てやすい。そして強健な品種である。

金魚草(2021年5月4日撮影)
金魚草(2021年5月4日撮影)

 この金魚草は去年植えて家電で冬を越したもの。背が伸びすぎていたので花後に切り戻すつもりだったのだが、先日の春の風雨にさらされて花が軒並み倒れてしまった。支柱と麻紐で姿勢を矯正したのだが、それでも花は横を向いてしまっている。特徴的な形の花は健気にも美しい。

初夏に咲くピエール・ド・ロンサール(2021年5月5日撮影)

 そしてこれが初夏の薔薇。ピエール・ド・ロンサール。この薔薇は開きかけたこの状態が最も美しい。カップ咲きの花形とピンク色のグラデーションは至高の美しさと言っても良いだろう。

 5月5日から夏が始まった。夏の花、薔薇の季節がやってくる。

挿木の仕方を公開しました(公開停止)

 先日「挿木の仕方」を公開したのですが、撮影時に作業した挿木苗のその後の経過を見ていたところ、どうも、その大半がうまく根付かなかったような状態です。参考にしない方が良いと思いましたので、「挿木の仕方」のページは公開を停止しました。

 近日中に、違う方法でもう一度挿木に再挑戦してみようと思っています。挿木がうまくいったら、その方法を再度公開することとしたします。

 もし、公開した通りに作業して失敗してしまった方がいらっしゃいましたら、お詫びいたします。大変申し訳ありませんでした。

 今後も精進してまいりますので、御勘弁くださいますよう、お願いいたします。

童子堂の藤

 法雲寺の次に秩父三十四所観音霊場第二十二番札所華台山童子堂を訪ねた。羊山公園で手に入れたパンフレットに、寺の名と一緒に印刷されている「藤」の字を見付けたからである。

童子堂

 茅葺の風情ある山門をくぐると、本堂の前に藤棚があった。藤は満開で辺りに甘い香りを放っていた。山門の茅はそろそろ葺き直しが必要に見えるが、古びた山門もまた風情があって好ましい。

童子堂の藤(2021年4月30日撮影)
童子堂の藤(2021年4月30日撮影)
童子堂の藤(2021年4月30日撮影)

 秩父の札所は今回初めて訪ねてみたのだが、どちらも訪れるだけの価値がある場所であった。また機会があれば別の寺に詣でてみたい。

 花を観賞する前に、寺に参拝し御朱印をいただいたことは言うまでもない。