ラブリー・メイアンが開花した。
我が家のラブリー・メイアン(Lovely Meilland)は花の中心の蕾が硬く、外側の花弁は開くのだが、蕾の中心部がそれにつづいて開いていかない。その状態の後、気付くと花は開ききった状態になってしまっている。そのため、開花途中の均整の取れた美しい姿を見たことがないのではないかと思ってしまうほど気難しい薔薇だ。
ラブリー・メイアンはステム(花枝)も枝も長く伸びるから、何らかの誘引が必要である。
オベリスクに巻き付けてつる薔薇のように仕立てても、そこから旺盛に枝やステムがどんどん伸びてくるので、更に誘因が必要となる。強健で旺盛に成長するのは良いが、成長が旺盛すぎて手に余るほどだ。
今年はつる薔薇仕立てを止め、株立ちにして伸びてきた枝をオベリスクに誘引することにしてみた。思い切って切り詰めたところから旺盛に成長して、大量の蕾を付けている。ラブリー・メイアンを植える場合は、十分なスペースを確保したうえで植えることをおすすめしたい。私のように狭い庭しか確保できない場合は、もっとコンパクトに育つ薔薇を育てた方が良いだろう。
最後の写真の花は、私好みの咲き方に近い。窓辺からこの花を見ると、あまり好きではなかったラブリー・メイアンも愛おしく感じてくるから不思議なものである。
これから本格的な開花時期を迎える。ピンクの美しい花が次々と咲く瞬間を見逃さないようにしなくては。