夏到来

 天気予報で梅雨明けの発表があった。てっきり梅雨明け宣言がされるものだと思っていたのだが、最近ははっきりと宣言することができなくなったらしい。「関東甲信地方と東北地方が梅雨明けしたとみられる」というすこぶる歯切れの悪い発表であった。天候にかかわることは外れて当り前なのだから、この際昔ながらの宣言を出してもらいたかったところである。

 さて、ともかく昨日からは急に夏の暑さがやってきて夏本番という気分になった。梅雨の間下を向いていた鉢植えの花も、まばゆい陽射しの中で元気に点を目指して咲き誇っている。

 我が家の花の姿をお見せしておきたい。

オステオスペルマム(2021年7月18日撮影)

 去年は何株か育てたオステオスペルマムだが、今年は一株だけ育てている。梅雨明けと同時に、すごい勢いで開花を始めた。

ペチュニア「サフィニア(江戸しぼり)」(2021年7月18日撮影)
ペチュニア「サフィニア(ももいろハート)」(2021年7月18日撮影)

 サフィニアは強健で良く育つので毎年育てている。花付きが良いので、花柄摘みが間に合わないのが玉に瑕(きず)である。同じサフィニアだが、ももいろハートの方が花茎が太く、よりねばねばしている。ちなみにペチュニアは茎や葉がねばねばしているものである。

 ハンギングバスケットに植えているのはどちらも挿木で増やしたもの。ここまで大きくなると、挿木苗を育てたものであることを忘れてしまいそうになる。

ロベリア「アズーロコンパクト(スカイブルー)」(2021年7月18日撮影)

 このロベリアは、先週梅雨の最中に切戻しを行ったもの。一週間しか経っていないのに、既に枝を伸ばして花を付け始めている。

カリブラコア「ふわリッチ」(2021年7月18日撮影)

 これはミリオンベルを買いに行って、目当ての花が見つからなかったので、代りに購入してきたものである。サカタのタネから販売されている「ふわリッチ」のホワイト、イエロー、ローズピンクが混植になっている苗を鉢植えにしたもの。三色とも消えずにしっかりと咲き続けてくれている。あまり期待していなかったのだが、思ったより良く咲いた。これもミリオンベル同様花柄摘みをしなくても花付きに影響がないようで、手間いらずである。

ペチュニア「サフィニア(江戸しぼり)」(2021年7月18日撮影)

 これは、最初に一株だけ買った苗。挿木で増やした苗の親株。挿し穂を採った元の株である。手間を減らすため、カリブラコア中心の鉢植えにしたかったのだが、ペチュニアばかり挿木が成功してしまい、今年もペチュニア中心に育てることになってしまった。

 今からこんなことを言うのもいかがかと思うが、来年はミリオンベルの他の色を購入し、アズーロコンパクトやカリブラコアなどの、比較的手間のかからない品種を中心に育てることにしたい。ペチュニアの花柄摘みはなかなか大変なのである。

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オステオスペルマム

 この冬に植えたオステオスペルマムが大量の花を付けている。蕾がたくさん付いた開花苗を買ったので、私が咲かせたわけではないのだが、壮観である。

オステオスペルマム(2021年3月12日撮影)
オステオスペルマム(2021年3月12日撮影)

 一昨年もこの花はたくさん購入したのだが、鉢植えの水遣りが間に合わず庭に下ろしたら、いつの間にかすべて消滅してしまった。

 やはり、きちんと面倒を見ないと駄目ですな。今年は、あまり陽当りは良くないが、水遣りの便利が良い場所に置いて、そこで育ててみることにしよう。

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植え替えたオステオスペルマム

 この間植替えたオステオスペルマムは、根をいじったにもかかわらず元気に花を咲かせている。植え替えたのは2月14日だから、二週間近くが経過したことになるが、問題なく経過している。

植替え後のオステオスペルマム(2021年2月23日撮影)
オステオスペルマム(2021年2月23日撮影)

 オステオスペルマムは、均整の取れた花の美しさが気に入っている。

 周囲に並べてある鉢と比較すると、水切れするのが早いようだ。この場所は、別の場所にある立水栓からホースで水を引いているので、水やりをするには少々不便なのである。せっかく陽当りの良い場所に置いたのだが、立水栓近くの半日陰の場所に移すことになるかも知れない。

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夏を越したオステオスペルマムの蕾

 夏越しのため、風通しが良くあまり陽の当らない場所に置いておいたオステオスペルマムに蕾が上がってきた。見つけたのは先週の土曜日。その日は忙しかったので、本日、写真を撮影した。

オステオスペルマムのつぼみ(2019年9月8日撮影)

 オステオスペルマムは無事に夏を越すことができたらしい。青々とした葉が、それを物語っている。そろそろ、本来の置き場、陽当りの良い場所に移動させたほうが良さそうだ。

オステオスペルマムのつぼみ(2019年9月8日撮影)

 また、オステオスペルマムの美しい花を見ることができそうだ。

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オステオスペルマムの切り戻し

 連日雨が続く天候の中、幸いにも昨日今日と晴れ間が出て、園芸作業ができた。本格的な夏が来る前に、オステオスペルマムの切り戻しを行った。

オステオスペルマム(2019年6月23日撮影)切り戻し前

 切り戻し前の状況。花が咲かなくなってしまっている。

 そろそろ切り戻しが必要と感じたので、切り戻しを行った。オステオスペルマムの切り戻しを行うには適切な時期だ。今回、三株あるオステオスペルマムを一度に切り戻した。

オステオスペルマム(2019年6月23日撮影)切り戻し

 立派だった株も、植え付けたばかりのように小さくなった。これなら、夏の暑さで蒸れて枯れる可能性も少ないだろう。この後、オステオスペルマムは三株とも半日陰の比較的涼しい場所に移動した。

オステオスペルマムの植替え

 最初に植えたオステオスペルマムの根が鉢底から出てきたので、植替えを行った。他のオステオスペルマムと比較して小さな鉢に植えていたこともあって、根がいっぱいになってしまったらしい。

植替え前のオステオスペルマムと植替え予定の鉢

 オステオスペルマムは水遣りが必要な状態になっており、葉がしおれてしまっているが、植替え前に水遣りをすると土が水を含んでベトベトになってしまい、植替え作業に支障が生じるので、このまま植替えを行う。植替え用の鉢は、少々大きすぎるのだが、程よいものが手元になかったため、この鉢を利用する。

根鉢をくずしたところ

 鉢から外してみると、根が鉢底でぐるぐる回った状態になってしまっていた。鉢底の根をほぐし、鋏を使って回っていた根を切ってから植替えを行った。

植替え完了(まだ、しおれている)
水遣り後時間が経って元気を取り戻したオステオスペルマム

 植替えが完了した。植替えと同時に、施肥を行う。他のオステオスペルマムと同様、肥料は、一年間効くものを使用した。今後の成長が楽しみである。

美しいオステオスペルマム

 今週もオステオスペルマムが美しく花を広げている。 花弁がピンと伸びて、 花の形が端正なので、まるで勲章が咲いているかのようである。今年初めて植えてみた品種だが、眺めていても飽きるということがない。晩に花が閉じて朝起きてみるとまだ開き切っていない。陽射しを浴びて初めて花弁が完全に開くのである。

オステオスペルマム(2019年4月7日撮影)

 花もちもよく、今の季節でも切り取る花柄は週一回の花がら摘みで一鉢当り二、三本と言ったところなので、手入れも比較的楽だ。平日は昼間に開いたオステオスペルマムを見ることができないのが残念である。

 そういえば、月も改まったのでそろそろ肥料をやらないといけないかな。次の土日に置き肥をしよう。

オステオスペルマム(2019年4月7日撮影)

 そういえば、このオステオスペルマムは多年草のはずだから、花壇に植えても面白いのではないか。ただ、植える候補地の花壇は、花を植える前に手を入れる必要があるのだ。花壇の縁に入れてある煉瓦の埋め込み方に問題があるようなので、少しばかり煉瓦を調達して、花を植える前に、そして暑さがやってくる前に花壇の改造をしたいと思っているのである。

 これまでもガーデニングは植える場所を限定して続けてきたが、手が廻らない部分は積極的に手を入れて良くしようという気にならなかった。しかし、この連載を始めてから、庭を美しく彩りたいという、園芸を始めた頃の気持が少しだけ戻ってきたような気がしている。

オステオスペルマム(2019年4月7日撮影)

 楽して楽しむガーデニングは、何処へいってしまったのだろうか?

本日のオステオスペルマム

 今日も、美しく咲いているオステオスペルマム

オステオスペルマム(2019年3月31日撮影)

 この後、オステオスペルマムの向うに移っているコンテナにネメシアとユリオプスデージーを移植します。

オステオスペルマム(2019年3月31日撮影)

 オステオスペルマムは日の当たっているとき以外は花が閉じてしまう性質があります。上に写っている白い花のオステオスペルマムは、左右の色付きの花に較べると、花が開いている時間が長いようです。