先週植えた撫子に雪が降り

 暦の上で春になったとはいえ、身を切るような寒さが続いている。そんな寒さの中、先週植えたばかりの撫子(などしこ)の鉢植え。連日の寒波に健気に耐え、元気な姿を見ててくれていたが、植えて一週間も経たないうちに雪に見舞われた。

 心配して確認してみたが、苗が霜に押し上げられることもなく、雪が積もったはずの草の姿に目立った変化もなく、全く影響はなかったらしい。

植えてすぐ雪に見舞われた撫子(2022年2月11日撮影)

 撫子は本来春からが開花期のはずだが、品種改良が進んだのか、促成栽培で出荷しているのか、ともかく最適な時期の植付けでないことは間違いない。が、さすが我が国で古くから愛されてきた草花である。日本の気候に合っているのだろう。寒さで傷んでしまうということはなさそうである。

植えてすぐ雪に見舞われた撫子(2022年2月11日撮影)

 二株とも、この上なく元気そうである。

 この様子だと、何とか冬を乗り切ってくれそうだ。

撫子(なでしこ)の鉢植え

 この季節は植替えに適した時期でないことは重々承知の上であるが、誘惑に負けて撫子(なでしこ)の苗を買ってしまった。時々出掛ける道の駅では花苗を売っていて、買物ついでに時々そこで苗を購入しているのである。

購入してきた撫子の苗(2022年2月6日撮影)

 購入してきたのは桜色の花を咲かせる株と、濃いピンク色の花を咲かせる株である。一株百円。撫子は暑さ寒さに強いはずだが、この時期に植えても無事に育つか少々不安である。以前、真冬に植えたビオラの苗が、霜柱にやられて枯れてしまったことがあったのだ。

植付け前(2022年2月6日撮影)

 秋のうちに苗を植えることができず、空いていたハンギング・バスケットに植えていく。夏に植えた株が良く育たなかったため、長期間植物を育てることのなかった土は、そのまま雨ざらしになっていた。その土を再利用したのだが、触ってみた感じは新しい土のようであった。土の団粒構造は壊れていなかったようである。が、本当は古い土を処分して新しい土を使用した方が良いことは言うまでもない。

植付け後(2022年2月6日撮影)
植付け後(2022年2月6日撮影)

 植付け完了。花柄を取り、伸びすぎた枝を切って草姿を整えて作業は終りである。

 玄関前が少しだけ華やかになった。

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美しい瞬間

 花を育てていると、時々、花の姿に素直に美しいな、と思う時がある。そんな瞬間を切り取った写真を選んで載せてみたい。

薔薇の名前は忘れてしまった

 薔薇の名前も忘れてしまったのだが、おそらくはヘリテージ(手前)とパット・オースチン(奥)だと思う。大変美しい薔薇なのだが、これから薔薇をやろうという方には、より新しく作出された品種をおすすめしたい。理由は、新しい品種の方がより育てやすい薔薇が多いはずだからだ。

 これらの薔薇も、薔薇を撮ったカメラも今は手元にない。いろいろな薔薇を育てて美しい花を愛でたいという気持ちはあるのだが、多数の薔薇の手入れは本当に大変なのだ。私のようなずぼらな人間には、強健で育てやすい薔薇二株か三株を育てるのが関の山というものなのだろう。

つる薔薇(グラハム・トーマス)

 個々の花も美しいけれど、連らなって咲くつる薔薇も美しい。

ピエール・ド・ロンサール
ピエール・ド・ロンサール
グラハム・トーマス

 やはり薔薇の写真が多い。薔薇は美しい。

 過去に書いた薔薇のリストを見ると、2003年から2005年にかけて少なくとも9株の薔薇を入手したはずだ。現在も庭で咲いているのは、ピエール・ド・ロンサール、グラハム・トーマス、ラブリー・メイアンの三種のみである。どれも強健で育てやすいおすすめの品種だ。そしてどれもつる薔薇として育てている。

マーガレット、撫子(なでしこ)、ビオラ

 寄せ植えの一部分を切り取った写真。寄せ植えのコンテナ全体がバランスよく咲いているわけではないのだが、ときどきこのような光景に出会うことがある。どの花も美しさの盛りを迎えているようで、見ていると楽しくなる。

秋明菊

 私は秋明菊のこの素朴な美しさが好きだ。この花は、植えたはずの場所ではなく、いつの間にか庭の隅、ウッドデッキの裏に根付いて、毎年秋に規則正しく可憐な花を見せてくれる。

クリスマスローズ

 八重咲のクリスマスローズの美しさは、薔薇に引けを取らない。特に咲いたばかりの新鮮な花弁は匂い立つような美しさをまとっている。陽光に透ける花弁など、何に喩えればよいのだろうか。

雨後のクリスマスローズ

 クリスマスローズは最近廉価に入手できるようになったし、一度根付けば放っておいても毎年花を咲かせ、株が強く大きく育っていく。一度手に入れると数年(場合によっては十年以上)付き合うことになるから、どんな花が好みなのかよく吟味してから購入すべきである。

いかがだったでしょうか。

撫子(なでしこ)が咲きました

 去年植えた撫子(なでしこ)が咲いた。旺盛に育った金魚草の陰に隠れてしまっていたのだが、ここにきて急に茎を伸ばして花を付けた。植物にも競争があって、大きく育った金魚草に負けぬよう、茎を大きく伸ばして花を咲かせたのである。

茎を伸ばして金魚草の上に咲いた撫子(2020年5月5日撮影)

 金魚草が大きく育ったせいで、寄せ植えが「金魚草のコンテナ」のようになっていたが、これで寄せ植えらしくなってきた。マーガレット、ビオラ、撫子、金魚草が、初夏の陽射しの中で押し合うようにして咲くさまは、眺めていると時の過ぎるのを忘れるほどだ。

撫子(2020年5月5日撮影)

 それでも、金魚草の占める割合が多いために、寄せ植えとしてはまだまだバランスを欠いた状態だ。

 金魚草の開花も一段落しつつあるので、花柄摘みと同時に切り戻しを進めれば、寄せ植えのバランスを取り戻すことができるかもしれない。

寄せ植えと撫子(2020年5月5日撮影)

 撫子の花は大変可憐である。どんどん蕾(つぼみ)が上がってきているから、しばらくの間は花を見せてくれるだろう。

撫子(2020年5月5日撮影)

 やなり、気候が撫子を成長させたのだろう。薄い桃色の花を付けるもう一株の撫子も金魚草の海から顔を出した。こちらも文字どおり蕾が上がってきている。これから、いくつも花を付けることだろう。

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冬の準備(パンジーの植え付けなど)

 先週まで、老朽化したウッドデッキの解体を行っていたために、庭の手入をする余裕がなかった。気付くと庭には雑草が生えていた。この季節になれば雑草の成長も遅くなっているので恐れるに足らず。雑草の処理は来週に回して、昨日購入してきたパンジーの植え付けを行うことにした。

今日植え付けたパンジー(2019年10月27日)

 今日植えたのは、
・パンジー:2株
・撫子(なでしこ):3株
・桔梗(ききょう):2株 である。

 撫子は花期も終りに近いための投げ売りになっていたもの。桔梗は来年の花に期待して買ってきたものである。

撫子(2019年10月27日撮影)

 今年は、パンジー、ビオラばかりでなく、長期間咲かないが特徴的な花を入れ替わりで育てようと思っていたのだが、何故か撫子を手に取ってしまっていたのである。自分という人間もなかなか思うとおりに動かないものだ。

今日植え付けたパンジー(2019年10月27日)

 

雨後の花

 雨が上がったので、花の写真を撮ってみた。今日は気が乗らないので園芸作業は行わず、花の写真を撮影するだけにした。

雨後の木槿(むくげ)(2019年9月16日撮影)

 木槿の花は、ほとんど何もしなくても良く咲き、伸びすぎた枝を切る程度の手間しかかからない。そのせいか、毎年あまり鑑賞しないうちに長いはずの花期が終ってしまう。

 今年は、そんなこともなく何度もこのハイビスカスのような花を見て夏を実感することができた。

雨後のマリーゴールド (2019年9月16日撮影

 マリーゴールドは夏の盛りの間、花が休んでいたが、涼しくなってくるのに合わせるように再び花を付け始めた。まだ数えるほどしか咲いていないが、そのうち初夏のころのようにたくさんの花を付けてくれることだろう。

雨後の撫子(なでしこ)( 2019年9月16日撮影

 過去に撫子(なでしこ)を植えた記憶はない。しかし、これほど長期間たくさんの花を付けるのなら、来年から夏の花壇の定番にしたいと思っている。

 可憐である。

 背景に写り込んでいるのは、カルシウム補給のために置いた螺貝(つぶがい)だ。どかすのも面倒なので、そのまま撮影した。

雨後の寄せ植え(というかほぼベゴニア)(2019年9月16日撮影)

 寄せ植えなのだが、「ベゴニアのプランター」になってしまっている。金魚草やらベゴニアやら、いまや駆逐されてしまいそうなペチュニアやらは在って無きが如し、である。寄せ植えの場合、複数の品種のバランスをとることが難しくて、手をこまねいているうちにこのようなことになってしまうことが多い。

 要は、のさばりすぎた株を切って、物理的に他の株が伸びる余地を作ってやればよいのだが、手間を惜しんだ結果、バランスの悪い寄せ植えになってしまった。

 真夏の暑さの中、頭を悩ませて伸びすぎた枝を切っていく作業は、なかなか大変なのである。

プランター株の入れ替え

 ビオラ中心のプランターの株を、夏に向けた植物に入れ替えた。苗は、たまたま寄った道の駅で4株398円のセット販売になっていたものを利用した。自分で選んで買うと、いつも同じものになってしまうので、今回は寄せ植えセットを購入することにしたのである。

 株を入れ替えたいプランターが三つあるから、3セット購入。

 費用は、 398円×3セット=1,194円

 セットに含まれていた苗は、次のとおりだ。

  • ペチュニア:3株
  • ベゴニア:1株
  • 撫子(なでしこ):1株
  • ロベリア:3株
  • マリーゴールド:1株
  • アレナリア・モンタナ:1株
  • ガザニア:1株
  • 金魚草(きんぎょそう):1株

 ペチュニアとロベリア以外は、私がこれまであまり植えてこなかった品種だ。アレナリア・モンタナとベゴニアは初めてかも知れない。袋の中を確認して、気に入ったものを購入したのだが、ベゴニアが含まれていることは、自宅に帰って、ビニール袋から出してみて、初めて気付いた。

プランター寄せ植え

 奥のプランターのマーガレット、手前のプランターのピンクと紫の放射模様のペチュニア、そしてガーデンシクラメンは、春のプランターに植えていたものをそのまま利用している。

プランター寄せ植え

 こちらは、多分ナメクジにやられたのだと思うが、食害にあって目も当てられないペチュニアだけが、春のプランターからの流用である。ガザニアの花の黄色が印象的だ。

 これらのプランターはあまり陽当りの良くない場所に置いてあるので、新しく植えた苗が、うまく育って花を咲かせ続けてくれるかどうかは、まだわからない。じっくり、様子を観ていく必要があるだろう。