金魚草の育て方

 学名:Antirrhinum majus
 英名:snapdragon
 科名:金魚草(キンギョソウ)
 科名:オオバコ科
 属名:キンギョソウ属(アンティリナム属)

 私は、長い間、金魚草に良い印象を持っていませんでした。最初に植えた金魚草が、あまり花を咲かせなかったからです。しかし、最近の金魚草は、本来の花期が終っても花を付け、四季咲きと言っても良い品種も流通しています。強健で育てやすい品種です。

金魚草(2020年4月26日撮影)一株の金魚草です
金魚草(2019年4月29日撮影)

 上の写真は、下の写真の一年後の姿です。寄せ植えの金魚草が、冬を越えて大株に育ちました。お蔭で、他の花を植えることができなくなるほどです。

置き場所、環境

 金魚草は陽当りと、水はけのよい場所を好みます。陽当りの悪い場所で育てると、花が付かないことがあります。

植え付け

 春か秋にポット苗を植え付けます。開花苗を入手して植え付けるのが、簡単でお勧めです。

金魚草(2019年4月29日撮影)

水やり

 金魚草は乾き気味に管理します。過湿になると根腐れすることがありますので、土の表面が白く乾いたら、鉢底から水が流れ出すくらいたっぷりと水やりします。

肥料

 金魚草は肥料を少なめに管理します。地植えの場合は、肥料は必要ありません。

 鉢植えの場合は、少量施します。燐酸(りんさん)(P)分の多い草花用の肥料を使うようにします。窒素の多い肥料を使うと葉ばかり繁って、花が付かなくなります。

金魚草(2020年4月26日撮影)

花柄摘み

 次々と花を付けるので、こまめに花柄を取るようにします。小さな花がまとまってたくさん咲くので、毎日管理する時間が取れない場合は、ある程度まとめて取っても大丈夫です。

 春の開花が一段落したら、草丈の半分から三分の一になるように切戻しを行うと夏越ししやすくなり、秋にも花を楽しめる場合があります。暖地では、冬越しに成功すると、翌年も花を楽しめることがあります。

病害虫

 油虫(あぶらむし)が付くことがあります。油虫が付いているのを見掛けたら、市販の薬剤を散布して駆除します。