バーベナの挿木(季節外れだが・・・・・・)

 挿木で増やしたペチュニアとバーベナが順調に育ってきた。その中でバーベナの成長が特に旺盛だったので、摘芯を行った。摘芯で出た枝はいつもは捨ててしまうのだが、この間、バーベナの挿し穂を直接寄せ植えにさしたら無事に根付いたなので、二匹めの泥鰌(どじょう)を狙うことにしたのである。

挿木で増やしたペチュニアとバーベナ(2022年7月24日撮影)
摘芯(2022年7月24日撮影)

 鋏(はさみ)で指しているところで摘芯を行う。摘芯すると、切ったすぐ下から分枝して、草姿が良くなり、花数も増加する。

バーベナの挿し穂(2022年7月24日撮影)

 切り取る節を決めたら、新芽を残して枝を切り取る。切った部分のすぐ上の大きな葉を切り取り、切り口を斜めにカットする。切り取る葉のすぐ下に新芽があるので、これは傷つけないように注意して切り取った。

直接挿木にした(2022年7月24日撮影)

 一般的には、小さな鉢に挿してこまめに水やりして養生するのだが、今回は寄せ植えに直接差し込んでみた。土が硬くなっているので、割り箸で穴をあけ、そこにそっと挿し穂を差し込む。

親株の状況(2022年7月24日撮影)
親株(2022年7月24日撮影)

 こちらは、親株の状況。買ってきた苗を庭に地植えにしたものだ。斑入りの、薄紫の花を咲かせる。これは、PWのスーパーベナ。今まで育てたバーベナとは別の種類ではないかと思うくらい、何もしなくても旺盛に育ち、花付きも良い。

 この季節にこういう乱暴な挿木をしても育つはずがないのだが、どうせ摘芯で出た捨てる枝である。駄目でもともとだ。それに、このスーパーなバーベナなら、もしかしたらたくましく育ってくれるかもしれない。

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庭に咲いた花

 本格的な暑さが到来したが、その暑さの中でも健気に咲く花がある。庭で咲いている花を紹介しよう。

バーベナ「スーパーベナ」(2022年7月10日撮影)

 上の写真はPW(PROVEN WINNERS)のバーベナ、スーパーベナ。冗談のような命名だが、大変強健で成長が旺盛である。植える場所が見つからず。ウッドデッキの死角になる場所に植えたのだが、室内から見える場所まで枝を伸ばして愛らしい小さな花を見せてくれる。写真でもわかるが、たくさん蕾が付いているので、これからも次々と開花することだろう。

 写真で見ると雑草がたくさん生えているのが判るが、暑さに邪魔されて除去することが難しいのである。

木槿(むくげ)(2022年7月10日撮影)

 庭に植えた木槿(むくげ)。去年の冬に太い枝を切って株立ちに仕立て直したため開花が遅れていたが、今日、最初の花が咲いた。この花を見ると夏が来たことを実感する。

ピエール・ド・ロンサール開花(2022年7月10日撮影)

 何故か、この時期に開花したピエール・ド・ロンサール。本来は5月に一度しか咲かないはずなのだが、何故か花が咲いた。長く育てているが、初めての経験である。花は小振りだが、この花独特の色合いは健在である。今年は、この花の返り咲きを見ることができたので、少しだけ得した気分である。

根付いた挿木苗を定植しました

 挿木苗が順調に育ってきたので、暑さの本格的になる前、朝のうちに花壇に定植した。といっても、九時前なのに少し動いただけで玉の汗が流れるような暑さで、なかなか大変である。「楽して楽しむガーデニング」をモットーにしてきたはずだったが、生き物を育てるということはそれなりに手間のかかることである。

挿木苗(2022年7月3日撮影)

 根付いた挿木苗の詳細は次のとおりだ。先週も書いたが、すべて根付くとは思っていなかったのだが、結果はほとんど満点となった。グレコマ・バリエガータの挿木の一つが枯れてしまったほかはすべて根付いた。グレコマの枯れた後に差し込んだバーベナがこれも根付いたので、満点と言っても良いだろう。バーベナ(PW社のスーパーベナ)は寄せ植えに直接挿した挿木も順調に育っているようである。PW社の商品はなかなか素晴らしい。

挿木苗詳細

  • ペチュニア・・・・・・3株
  • グレコマ・バリエガータ・・・・・・3株
  • バーベナ(PWのスーパーベナ)・・・・・・1株

 植える場所についてはいろいろ思案したのだが、結局玄関花壇の空いているスペースに植えることにした。枝豆を収穫したあとの家庭菜園が空いているのだが、そこに植えると茄子科のペチュニアは菜園に悪さをする恐れがあることに気付いた。我が家の家庭菜園では、茄子科の夏野菜を連続して育てたために、連絡障害を起こしたことに思いいたったからだ。思案の末、連絡障害を助長するかもしれないペチュニアを菜園に植えることはやめたのである。

空いていた花壇(2022年7月3日撮影)

 さて、玄関花壇には春先に咲いた花の球根が残っているかもしれないので、事前に十分に調査したうえでの定植である。伸びていた雑草を抜いて、ペチュニア3株、バーベナ1株、グレコマ1株を植えてみた。

花壇に苗を定植(2022年7月3日撮影)
花壇に苗を定植(2022年7月3日撮影)

 ペチュニアは有り合わせの鉢に3株挿したので、定植する時に根鉢をくずしてしまった株もあるので、すべて根付かないかも知れない。手元にあったはずの極小サイズの移植ごてが見当らないので、割箸で作業したのだが、少々手元が狂ったようなのだ。そこで、地上部を短くして根と葉のバランスを取り戻させるため、ペチュニアは、摘芯を兼ねて三株とも地上部を小さく切り戻しておいた。

 バーベナは、小さなポットに挿しておいたので、根鉢をくずさずに定植することができたから、摘芯はせずに成長を待つことにした。

 近いうちに花壇を彩る薄い桃色のペチュニアと、ラベンダーブルーに白いストライプ模様が入ったバーベナ、そして花壇の縁から垂れ下がるグレコマが楽しめるはずである。

余ったグレコマは寄せ植えに追加(2022年7月3日撮影)
こちらもグレコマ追加(2022年7月3日撮影)
寄せ植えに追加したグレコマ・バリエガータ(2022年7月3日撮影)

 余ったグレコマは、寄せ植えの隙間に追加してみた。グレコマは葉の色や形が美しく、地上に向けて垂れ下がっていく様子が気に入っている。グレコマは、どれも小さなポットで育てたので、根鉢をくずすことなく定植できたから、遠からずしてきっと寄せ植えから下がる綺麗な葉を見ることができるだろう。

 気付けば外は雨になったらしい。これで少しは涼しくなれば良いのだが。

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挿木が根付いて困った話

 寄せ植えに加えたペチュニアの摘芯で出た枝。軽い気持で挿木にしたら、全部根付いてしまったようだ。私好みの薄い桃色の花を咲かせるペチュニアは、思ったより強健であった。挿木をした時期も良かったのかも知れない。

挿木のペチュニア(2022年6月26日撮影)

 正直言うとすべて根付くとは思っておらず、一、二本根付けば上等だと思っていたのだ。そして、挿木を作ったときは空いていたハンギングバスケットは、先日寄せ植え作りに使ってしまった。植える鉢がないのである。いや、鉢はあるいにはあるが、置き場所に困るのだ。

 陽当りが良く、鑑賞にも適した場所があるのだが、そこは水やりに不便な場所なので夏は鉢植えを置かないことにしているのである。

 それとも最近作った寄せ植えの隙間に差し込むかな。玄関の花壇に空いているところがあったようだから、そこへ植えても良いかもしれない。

バーベナとグレコマ・バリエガータの挿木苗(2022年6月26日撮影)

 こちらは、バーベナのスーパーベナとグレコマ・バリエガータ。これらも結果は良好だ。

 スーパーベナはPW社(Proven winners)が育種したバーベナ。誘惑に負けて購入し、植える場所に困って庭の花壇の条件の良くない場所(陽の当りづらい部屋から見づらいところ)に植えたのだが、旺盛に枝を伸ばしてウッドデッキの陰から可憐な花をのぞかせてくれるようになった。PWの苗は丈夫で扱いやすいものが多いので気に入っている。庭から掘り上げて夏の寄せ植えに入れるか迷ったけれども、せっかく定着したのだからと思いそのままにしておいたものだ。

 そのスーパーベナから作った挿木苗。これも三つ挿し穂を作って、一つは苗として挿木し、二つは寄せ植えに直接挿木した。写真はないのだが、直接挿した方の挿し穂も新しい芽が動き始めているから、うまく根付いたようだ。このバーベナも定植する場所に困ってしまう。

 今日、枝豆を収穫した家庭菜園が空いたから、家内に内緒でそこに植えてしまおうかな。

 挿木が根付くのは楽しいのだが、結果を待てずに苗を購入してしまう私の性格に問題があるようだ。