原種系チューリップ球根の植付け

 園芸のYouTubeで原種系チューリップが毎年咲いておすすめと知って、早速量販店で仕入れて来た。買おうと思って出かけたのではなく、毎週家内と行く買物先で見つけたので購入したのである。たしかに、「植えっぱなしで翌年も咲く!」と書かれている。

購入してきたチューリップの球根

 最後に残っていた球根。複数の品種がミックスされたものだ。最後の一袋だったので、選択の余地はなかった。

品種の説明入り

 きちんと品種の説明が入っているので、咲いた花の品種を確認することができそうだ。早速植付けていく。

 我が家の狭い庭の半分は家庭菜園にしているので、園芸用の植物を植える場所が少ない。庭に植えるか、玄関花壇に植えるか、しばらく迷った末に先日仕立て直したつる薔薇の株元に植えることにする。

 これまで、薔薇の株元には薔薇の肥料をやるようにしてきたのだが、今年は他の場所と同じ肥料を施すことにした。ちなみに、千日紅が旺盛に育って途切れなく花を付け続けている。花柄を摘んだ記憶もないから、放任でここまで育ったのである。千日紅は、去年コンテナに植えてみるまでは根拠なく敬遠してきたのだが、こうして花壇に植えてみると大変素晴しいことに気付かされた。毎年植える草花のベースを変える必要はないが、こうして違う品種を加えてみると、新しい発見があるので面白い。

 私が使っているのは、住友化学園芸のマイガーデン元肥用である。一年間効くというのが気に入っている。しばらく使っているが、きちんと一年間効いているようなので、薔薇にも使うことにしたのである。

 園芸用品は、どんなものも薔薇用を謳うだけでニ、三割は割高になるので、花用の肥料なら本当はどれを使っても問題ないのである。(と思う。)

 球根を植付けた状態。と言っても、球根を植えた後だから見ても判らないだろう。実は、この場所だけでは狭すぎて植えきれず、写真の左側、クリスマスローズの葉がかぶっている部分にも何球か植え付けた。(この後、水を遣ったのだが水を遣った後の写真はありません。)

 今年は球根をたくさん植えたので、来年はいつもと違う花壇やコンテナ寄せ植えが楽しめることだろう。

 【関連記事】

寄せ植えの植替え

 立冬を過ぎたので、暦の上では昨日から冬である。体感的には、まだ晩秋のようだが、冬は着実に近づいている。ペチュニアやカリブラコアなどの夏の花はまだ咲き続けているけれども、本格的な寒さがやってくる前に植替えを行って、次に植える草花の根を張らせておく必要がある。

 というわけで、先週に引き続き、今週も寄せ植えの植替えを行った。

【用意したもの】

  • パンジーの苗      1株
  • ビオラの苗       3株
  • ガーデンシクラメンの苗 1株
  • ハンギングバスケット  1
  • コンテナ寄植え     1
  • 培養土(土が足りなくなったときのため)

 最初に、古くなった夏の草花を取り除く。初雪葛(はつゆきかずら)は冬の寄せ植えにも使うので、そのまま残しておく。古い植物の根がコンテナ深くまで張っているので、スコップで土を混ぜながら、残っている根を取り除く。古い根は完璧に取ることはできないので、ある程度根が固まっている部分を取除けば、それで問題ない。

 鉢底石が入っている場合は、石までかき混ぜてしまわないように加減が必要だ。

 植付ける前に、苗をポットのまま仮置きして出来上がりをイメージする。もう一株くらい植えたい感じだが、株が育ってくれば隙間が埋まってよい感じになるはずだ。

 こちらは、二株植えればちょうどよい感じだろう。寄せ植えは、ぎゅうぎゅうにたくさん植えれば見栄えが良くなることは判っているのだが、たくさん苗を買うには、たくさんお金が必要になるので、そこは財布と相談して楽しめばよいと思っている。毎年、この大きさのバスケットには一株ずつ植えていたので、これでも今年は少しだけ奮発したのである。

 春にやった肥料がまだ効いているはずだから、今回の植替えでは元肥は施さなかった。

 上の写真のコンテナには、この後、百円ショップで買ってきた原種系チューリップの球根を4球追加しておいた。これもちょっとした愉しみ。

 冬の寄せ植えは成長が遅いから、もう一株ずつ植えても大丈夫だったと思う。

 所定の場所に置いて、たっぷりと水を遣れば植替え作業の終了である。苗に咲き終った花が付いていたから、花柄摘みもついでにやっておいた。

 伸びすぎた初雪葛を切り詰めたものを挿し穂として、ハンギングバスケットに挿してみた。季節外れだから根付くかどうかわからないが、どうせ捨てるものだから駄目でもともとである。垂れ下がる葉があると見栄えが良くなるので、一本でも付いたら良いのだが。