多肉植物の植替え

 多肉植物の植替えを行った。グリーンネックレスが根詰まりしているらしいことと、冬越しした多肉植物がみすぼらしくなってしまっていたからである。

用意したもの

  • 観葉植物の土・・・1袋
  • サボテン、多肉植物の肥料・・・1袋
  • 水受け付きの吊るせる鉢・・・1鉢
  • グリーンネックレス(もとからあったもの)
  • 冬越しした多肉植物いろいろ

 今回の資材はダイソーで購入した。土は多肉植物用が見当らなかったので、観葉植物用で代用した。水はけが良さそうに見えたので問題ないと思う。

グリーンネックレス植替え前
用意した鉢

 グリーンネックレスが根詰まりを起しているらしく、水やりしてもやった水がすぐに鉢底から抜けてしまうようなので、植え替えることにした。この多肉植物は室内に飾っているため、水受けの付いた吊り下げることのできる鉢を新たに用意した。

古い鉢から外して土を落したところ

 グリーンネックレスを古い鉢から外して、土を落したところ。思ったより根が少ない。

 が、気にせずこのまま植えていく。新しい鉢にレイアウトを決めてセットして、観葉植物の土を入れる。

 水やりして作業は完了である。よく水を切ってから、水受けを兼ねたハンギングカバーに収める。100円にしては良い鉢である。

 定位置に置いたところ。逆光になってしまい、見えづらいが涼しげで良いと思う。

 さて、ここまでで折り返し地点である。残りの多肉植物も植え替えていく。

多肉植物植替え前

 右上に見えている鉢は、冬の間、戸外に出したままにしておいたもので、厳しい寒さにやられてかなり枯れ込んでしまっている。

古い鉢から外して土を落したところ

 古い鉢から出して、土を落したところ。枯れた部分はこの段階で廃棄してしまう。グリーンネックレスの一部をこちらに流用することにした。

植替え完成

 多肉植物は成長が遅いので、ぎゅうぎゅうに植えても問題ない。それに、植替えも簡単だから、育ってしまって窮屈に感じるようになったら、植え替えればよいのである。グリーンネックレスは横から垂らしたので、写真では判りにくくなっている。(下の写真でわかりますね。)

植替え完了

 上の写真は寄せ植えに入りきらなかったもの。子株ができていたので、外して寄せ植えに活用したが、大きな親株を入れる場所が見付けられなかったのである。

 朝八時から作業をしたのだが、それでも暑さで大変だった。これからは体調に注意して、無理ない範囲で続けていけるようにしなければ。

多肉植物「臥牛」の花

 多肉植物に臥牛という品種がある。旅先で見付けて、衝動的に購入したものだがどこで買ったかは忘れてしまった。株の姿が牛が寝ている姿に似ているので付けられた名前のようだ。

臥牛の花芽(2021年6月20日撮影)
花芽を伸ばす臥牛(2021年6月27日撮影)

 6月終りころに株の間から花芽のようなものが伸びていることに気付いた。短い間にめきめきと花芽を伸ばした。花が咲くであろうことについては確信が持てたが、どんな花が咲くのかは想像もできなかった。

花芽を伸ばす臥牛(2021年7月4日撮影)
臥牛の花芽( 2021年7月4日撮影 )

 花茎が伸びきったように見えたが、この状態で咲いているのかとも思えるし、これから小さな花がたくさん咲くようにも思えた。

開花した臥牛(2021年7月17日撮影)
臥牛の花(2021年7月17日撮影)
臥牛の花(2021年7月17日撮影)

 答えがこちらである。可愛らしい花が、鈴蘭(すずらん)やスノーフレークのように下を向いて咲いた。花の開いた部分に雌蕊が覗いているのが判るだろう。

 臥牛はガステリア属に分類されているが、この名は花が胃(gaster)に似ていることに由来しているそうである。

多肉植物の植替え

 冬の間、屋外に出したままになっていた多肉植物の植替えを行った。本来なら雨や霜のかからない場所に移しておくべきなのだが、面倒なのでそのままになっていたものだ。

用意したもの

 用意したものは写真のとおり。移し忘れたが、この他にピンセットがあると作業がしやすいだろう。多肉植物の挿し穂を土に差し込むときに、ピンセットがないと苦労することが多いからである。

冬を越した多肉植物の寄せ植え

 長い冬の間に枯れてしまった多肉植物もあるが、枯れた多肉植物の間で無事に生き延びたものがある。それらの、生き残った株を集めて寄せ植えにしてみた。

Sempervivum Pacific Grace

 これは「Sempervivum Pacific Grace」という名のタグが付属していたもの。ロゼッタ状の葉が美しく、強健で茎をのばしてテリトリーを増やしていこうとする。間延びして美しくないので、コンパクトに植え替えることにした。

冬を越した多肉植物の寄せ植え

 長く伸びた枝の先に、赤い色のコロンとした形状の葉が付いている多肉植物が生き残っている。

冬を越した多肉植物の寄せ植え

 これで植え付けは完了した。多肉植物の根は適当に整理しても大丈夫である。注意すべきは、通常の草花用の培養土ではなく多肉植物用の用土を使うこと。そして、植え付けて一週間ほどは水やりをせず、その後夏の間は週に一度ほど水をやるようにすること。

 ときおり、薄めの液肥をやればよく育つはずだ。