ストックの切戻し

11月下旬に作った寄せ植えに入れたストック。二月にわたり、咲き続けていたストックだが、花がしおれてきたので切戻しを行った。

切戻し前(2022年1月30日撮影)
花がしおれている(2022年1月30日撮影)

 同じ姿で咲き続けること二箇月。花の姿が大分くたびれてきた。花茎も右側に傾いてしまっている。

下方に蕾発見(2022年1月30日撮影)

 よく見ると、株本付近に脇芽らしきものができているのを発見。蕾のようにも見えるが、おそらく脇芽だろう。ストックは久し振りに植えるので判別できないのである。

見付けた蕾の真上で切戻し(20222年1月30日撮影)

 脇芽?のすぐ上で切戻し。これから脇芽が伸びて、二番花を楽しむことができるだろうか。

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久し振りに植えたらストックの花もちが良くなっていた

 ストックという花。伸びた花茎のまわりにたくさんの花が付いて、豪華な印象で冬の寄せ植えによく使われるものだ。しかし、私はあまりこの花を好んではいなかった。ガーデニングを始めた頃、パンジーなどと一緒に植えてみたのだが、花がすぐに終ってしまい、新しい花芽が出てくることもなかった記憶があるからである。

 しかし、最近秋冬の寄せ植えを作っているYouTubeを見ていたら、ストックがおすすめの花として取り上げられていたので一株だけ植えてみた。

ストックを植えた日の写真(2021年10月24日撮影)

 半信半疑で、ストックを一株だけ採用。後方の寄せ植えにあるピンクの花を付けたやや背の高いものがストックである。まだ、咲きはじめの状態。

一月経ったストック(2021年11月28日撮影)

 植えてから一月が経ったストック。花が咲き進んで、見応えがある。ビオラがまだ育ち切っていないので、この寄せ植えの主役になっている。それでも、パンジー、ビオラが少しだけ大きくなり、アネモネの葉が出てきたので、寄せ植えのボリューム感が出てきた。

 ストックはまだ主役と言ってよい存在感を示している。

まだまだ咲き続けるストック(12月5日撮影)

 相変らず花を付け続けるストック。近くでよく見ると花柄も見受けられるけれど、引いた視点から全体を見ると十分に鑑賞に値する。育ってきた紅葉葉(もみじば)ゼラニウムが美しい。

まだまだ咲き続けるストック(12月5日撮影)

 拡大すると粗も目立つが、それも咲いている花に隠れてしまいあまり気にならない。ストックはこまめに花柄を摘むと良いとされているが、私の記憶では、気付いたときにニ、三度咲き終った花柄を房ごと切り取った程度である。

まだ咲いているストック(2021年12月12日撮影)

 植えてから一月半。ストックはまだ存在感を持って咲き続けている。寄せ植えも全体的にさらにボリューム感が出て良い感じになってきた。

まだ咲いているストック(2021年12月12日撮影)

 とはいえ、ストックは本来春に咲く花。この花が終ったら、しばらく休息期間に入ってしまうかもしれない。それでも、二箇月近くものあいだ、休まず咲き続けてくれていることで、私の中で、ストックという花への印象は大きく変った。一度の失敗で駄目と決めつけてしまわず、何度か試してみることも必要だったようだ。

 単に、最初に私が選んだストックの株がハズレだっただけなのかも知れないし、私がストックを敬遠している間に品種改良が進んで、長期間咲く良い花が開発されたということかもしれない。

 インターネットで調べてみると、ストックは地域によっては冬の間も咲き続けるようだから、花が終った後に切り戻せば、続けて花が見られる可能性は残っている。これからの楽しみの一つである。

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寒気到来

 昨日から気温が上がらず、更に強い風が吹いて屋外にいることがためらわれるくらいの寒さである。昨日は家内と買い物に行ったため苗を探すことができず、今日はあまりの寒さに園芸店に物色に行くことを諦めてしまった。ハンギングバスケットがまだ二つ余っているので、11月のうちに何か植えたいと思っていたのだが、体がまだ寒さに慣れていないせいか、寒さがこたえるのだ。

 仕方なく、今日はビオラの花柄摘みと伸びてきた九条葱の収穫だけ行って、あとは暖かい部屋でのんびりすることにした。たまには何もしない日も必要である。

寄せ植え(2021年11月28日撮影)

 というわけで、今日の寄せ植えをお見せしたい。上の写真二つは10月末につくった寄せ植え。ストックは久し振りに植えてみたが、以前の記憶よりは長くよく咲いているようだ。まだ蕾(つぼみ)が残っている。ストックは咲き終えたら、切り戻せばまた咲くはずである。薄いピンクが美しい。

 パンジー、ビオラ、金魚草、紅葉葉(もみじば)ゼラニウム、グレコマ、初雪葛(はつゆきかずら)。どれも元気に育っている。やはり、この時期の方が園藝は楽して楽しめる。これまで園藝シーズンは春に始まり秋に終わると思っていたが、秋に始めるガーデニングの方が容易に花が楽しめ、害虫の被害も少なく、植えた草花が無駄に大きくならず、水遣りの手間も少なくすむのでおすすめである。奥のコンテナの左端には、アネモネの葉が見えている。春に咲くアネモネの花が楽しみである。

寄せ植え(2021年11月28日撮影)
寄せ植え(2021年11月28日撮影)

 上のプラスチック鉢の寄せ植えは金魚草の開花が終り、次の花を待っている状態。葉色もよく、新芽もたくさん出ているようだからまた黄色い花を見せてくれるだろう。こちらでも、三つ葉に似たアネモネの特徴的な葉を見ることができる。今年もアネモネの可憐な花をたくさん見ることができるだろう。

寄せ植え(2021年11月28日撮影)

 先週作った寄せ植えは勿論元気一杯だ。肥料をやるのは少し早かったかもしれないが、他のコンテナに施肥したついでに、つい肥料を入れてしまった。それでも、寒いから無駄に成長することはないと思う。ヒューケラの葉の深い色が綺麗である。

ビオラ(2021年11月28日撮影)
ビオラのある寄せ植え(2021年11月28日撮影)

 たまさか撮った写真が綺麗に写った。先週作った寄せ植えの一部を近接撮影したものである。使っているカメラはRicoh CX4。

 園藝の写真を撮影するために愛用しているものだ。この週末園藝家の休日に載せている写真も、ほとんどがこのカメラで撮影したものである。かなり手荒く扱ったが、今のところ使うことができている。ここで紹介しようと思って調べてみたら、もう10年も前に購入したものだった。最近、動きがおかしくなってきたので買い替えたいのだが、気に入ったモデルが見付けられず、使い続けているものである。

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寄せ植えが元気です

 先週作った寄せ植え。当然のことながら、どれも大変元気である。

 植え付けてから最初の週末に少しだけ手入れをした。と言っても、パンジー、ビオラの花柄を摘んだだけのことである。ストックは一週間たっても見た目に変化なし。萎れた花もない。金魚草も同様である。

寄せ植え(2021年10月31日撮影)
寄せ植え(2021年10月31日撮影)

 この時期の寄せ植えは、植えてしまえば手間がかからない。水遣りも週末にすれば大抵大丈夫だし、花柄摘みも週末に気を付けるようにすればそれ以上の作業は必要ない。害虫被害もほとんどないし、肥料も緩効性肥料を月に一度やれば十分だ。

 必要なのは、美しい花を目にして満足することだけなのである。

寄せ植え(2021年10月31日撮影)
寄せ植え(2021年10月31日撮影)

 花を楽しむには春夏が適期だとお思いの方が多いことだろう。私もそう思っていた。しかし、実際に花を植えてみると、この時期の園藝の方が、春夏の園芸の十倍楽で十倍楽しい。花を育ててみたい方は、是非この時期に始めることをおすすめする。

寄せ植えの金魚草(2021年10月31日撮影)

 金魚草は非常に手間のかからない植物で、花が一通り咲き終えたら、切り戻せばまた芽を伸ばして花を付ける。本来、春夏の花だが、この時期に植えるとどうなるかはこれからの楽しみである。

紅葉葉(もみじば)ゼラニウム(2021年10月31日撮影)

 美しい葉を付ける紅葉葉ゼラニウム。漢字で書くと妙な字面になるが、葉は非常に美しい。これも来年の春までどのような表情を見せるか、ある意味実験だ。

可憐なビオラの花(2021年10月31日撮影)

 そして、来春まで必ず咲き続けるビオラも当然寄せ植えに入れてある。あまり陽当りの良くない場所でも、ビオラだけは毎年良く咲いてくれるのである。

 雨あがり花うるはしき菫かな  藝

来春に向けた寄せ植え

 来春に向けた寄せ植えを作成した。今日作成したのは、コンテナ寄せ植え四つ。今頃になって夏の花が勢いを盛り返して来たので、カリブラコア(ミリオンベル)とロベリア(アズーロコンパクト)は、余っていた鉢に植替えて冬越しに挑戦してみた。

準備したもの

  • ストック 1株
  • 金魚草  3株
  • 紅葉(もみじ)葉ゼラニウム 2株
  • パンジー 4株
  • ビオラ  8株
  • 培養土(14L)  3袋
  • 鉢底の炭(5L) 1袋
  • チューリップの球根(一般)(去年植えたもの)
  • 原種系チューリップの球根(去年植えたもの)
  • アネモネの球根(去年植えたもの)
  • 初雪葛(流用)
  • グレコマ(流用)

 以上しめて3,140円(税込)。少ない小遣いから出した、なけなしの費用である。

作成した寄せ植え(2021年10月24日撮影)

 ネットで調べると、紅葉葉ゼラニウムは関東では戸外で冬を越せないという情報もあったのだが、購入した苗についていたラベルに寒さに強いと書かれていたため、それを信用して寄せ植えに入れてみた。ヒューケラを買おうか迷っていた時に見つけたもので、価格がヒューケラの半額だったので浮気してしまったものだ。葉が非常に美しく、寄せ植えが引き立っていると思う。他は、この時期に作る寄せ植えとしては定番のものばかりである。

 ヒューケラは、安くて良い葉色のものが見つかるまで、引き続き探し続けることになるだろう。

 地中には、去年咲いたチューリップの球根を再利用してみた。うまく咲くかはわからないが、今年咲かなければまた来年咲かせることもできるはずだ。原種系チューリップは去年は分散して植えたのだが、今年はまとめて植えてみた。集中して咲くので、美しいのではないかと思う。

 株の間には、これも去年植えて掘り上げておいたアネモネの球根も忍ばせてある。

作成した寄せ植え(2021年10月24日撮影)

 今回購入しなかった葉物に、グレコマ・バリエガータと初雪葛(はつゆきかずら)がある。これはだいぶ前に購入したものだが、何度かのコンテナの改造を乗り越えて、今も元気に育っている。そればかりか、株分けで増やしてどちらも少しずつ増えている。用土の上に伸びた枝を放っておくと、そこから自然に根を出すので新しい株を作ることも容易である。

 真面目に育てれば、ハンギングバスケットから垂れ下がるグレコマや初雪葛をたくさん作ることができるだろう。

 カメラの調子が悪かったらしく、寄せ植えを作っている途中の写真が残っていなかった。ために、完成後の写真しかお見せすることができない。作り方は昨年と同様なので、御興味のある方は、こちらを御覧いただきたい。

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