むくげの花咲く

 木槿(むくげ)の花がようやく満開を迎えた。今年は冬のうちに深く剪定したため、開花が遅れていたのである。8月も中旬くらいから咲きはじめていたが、今日は満開と言ってよいだろう。

木槿(2019年8月25日撮影)

 木槿は、「育てている」と自慢気にいうのが憚(はばか)られるほど、手のかからない品種である。夏の間は、時々肥料さえやっておけば、他はほったらかしでかまわない。たまに邪魔な枝を切るくらいのことだ。

木槿の花(2019年8月25日撮影)
木槿の花(2019年8月25日撮影

 木槿は、ハイビスカスの仲間であるだけに、花はハイビスカスによく似ている。花色もピンク、白、紫などいろいろある。白地に中心が赤くなる品種は日の丸と呼ばれ、人気がある。我家でも、鉢植えで育てているうちは、「日の丸」も育てていたが、庭に下す時にピンクを選んだのである。他の品種はいつの間にか枯れてしまった。鉢で育てる技術が足りなかったのだろう。

木槿の花(2019年8月25日撮影

 今年は開花が遅かったので、花を楽しめる期間も短いことだろう。それまでの間は、居間から、グリーンカーテン越しに見える木槿の花を、せいぜい眺めることにしよう。

むくげの強剪定

2011年7月撮影

 昨日、むくげを思い切って小さくした。本来株立ちに育つ植物を、一本立ちに剪定していたら颱風で倒れてしまったことがあった。その後庭から撤去しようとしたのだが、思いの他根が深く、かなり頑張ったがついに取り除くことができなかったもので、そのため今も我家の庭で一角を占めている株である。

むくげの強剪定(2019年3月撮影)

 写真で分かる通り、一本立ちの名残として残っていた太い幹を思い切って根元から切り取った。大変だったのは、その幹から去年伸びた枝を細かく切断してごみ袋に収める作業であった。この後、庭の雑草取りなども行ったため、二時間も園芸作業をしてしまった。これでは「楽して楽しむガーデニング」とは程遠いことになってしまう。

 ともあれ、むくげはこれから株立ちに育てていくことにしたい。

 さて、ここまで小さくしてしまったむくげだが、今年もきちんと花を付けるだろうか?