カリブラコアのお手入れ

 綺麗に咲き誇っていたカリブラコアが、突然しおれてしまった。害虫に根をやられたかと思っていたのだが、新芽が伸びてきていることに気付いたので、しおれた枝を整理することにした。

しおれてしまったカリブラコア(2020年9月20日撮影)

 水遣りを怠った記憶はないのだが、株全体がチリチリに乾燥してしまった。コロナ禍の影響で今年は生活が不規則になっているので、つい水やりを忘れてしまったこともあったのかも知れない。あるいは、最初の直感どおり害虫にやられてしまった可能性も否定できない。

新芽が出ている(2020年9月20日撮影)
花が咲いている部分も(2020年9月20日撮影)

 しかし、よく見ると、新芽が伸び始めてその先端に花が付いている部分もあるので、これなら、まだ復活できる可能性もあるかも知れない。そう思って、駄目になった部分を切り取ることにした。

しおれてしまったカリブラコア(2020年9月20日撮影)

 見苦しい写真だが、枯れた部分を整理した状態。グングン成長して、もう一花見せてくれると嬉しいのだが。

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猛暑に咲くカリブラコア

 長い梅雨の後の連日の猛暑で、鉢植えの植物の元気がない。年を越して大株になった金魚草は開花は一休みになっているし、同じく年を越したマーガレットも枯れあがってきた。こう暑さが続くと、庭に出て植物の様子を確認するのにも相当の覚悟が必要である。

 そんな中、暑さをものともせずに花を咲かせているのがカリブラコアだ。

猛暑に咲くカリブラコア「ミリオンベル・オレンジ」(2020年8月16日撮影)
猛暑に咲くカリブラコア「ミリオンベル・イエロー」(2020年8月16日撮影)

 アプリコットと黄色の花を咲かせているのがサントリーのミリオンベル。植えて失敗の少ない頼れる園芸種である。写真は長雨の間に徒長していたのを、梅雨明けに切り戻したもの。この暑さの中、ようやく開花を始めた。

 まだまだ花を咲かせてくれるはずだ。

猛暑に咲くカリブラコア「スーパーベル・ダブルピンクリップル」(2020年8月16日撮影)

 上の写真は、カリブラコアに見えないが、渦を巻いたようなピンクの八重咲の花を咲かせるカリブラコアだ。今年初めて植えたのだが、花付きも良く強健でなかなか育てやすい品種である。

 こちらも、寒くなるまで花を咲かせてくれるはずである。

夏に向けて

 夏に向けて、コンテナの入替えを行った。これまで咲いていたパンジーを抜いて、代りに買ってきあ苗を植付けたのである。これから、秋になるまでの間、長い付き合いになるはずだ。

 植付けた花を紹介しよう。

ミリオンベル・イエロー(カリブラコア)(2020年4月30日撮影)
ミリオンベル・オレンジ(カリブラコア)(2020年4月30日撮影)
マリーゴールド(2020年4月30日撮影)
スーパーベル・ダブルピンクリップル(カリブラコア)(2020年4月30日撮影)
アズーロコンパクト・ブルーウィズアイ(ロベリア)(2020年4月30日撮影)

 毎年、ペチュニアばかり植えてきたので、今年はそれ以外の植物を植えてみた。さすがに、初めて植える植物はないが、マンネリを打破したつもりである。そして、あまり花柄を摘まなくても良い植物を選んだ。ペチュニアは大好きなのだが、綺麗に咲かすためには、定期的な花柄摘みが不可欠なのである。楽して楽しむガーデニングを実現したいのだから。

 植替え時期が来たので、パンジーとビオラは植替えなければならないのだが、まだ、ビオラが良く咲いていて、植替える勇気がわいてこない。

玄関花壇は花か咲き誇っている(2020年4月30日撮影)

 こんな調子なのだから。

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挿木苗の定植

 今年は、カリブラコアとペチュニアを挿木で増やしてみた。

 最初にカリブラコアを6株、後にペチュニアを4株挿木にした。結果は、カリブラコア3株とペチュニア3株が苗として成長した。

 本日この6株を定植したのでお知らせしておこう。

ミリオンベル挿木(2019年4月15日撮影)
ミリオンベル挿木(2019年4月15日撮影)
ミリオンベル挿木苗(2019年5月26日撮影)
ペチュニア挿木苗(2019年5月26日撮影)(1株定植済み)

 6株植えたうちの3株はナメクジの被害にあって枯れてしまったが、3株が根付いた。ペチュニアは4株のうち3株が使えそうな状況となった。上の写真は右上の空白部分は既にハンギング・バスケットに定植済みである。(写真撮影を思いつく前に定植してしまった。)

 もう少しポットで育てるべきか迷ったのだが、思い切って定植することにした。

挿木苗定植後 (2019年5月26日撮影)
ミリオンベル挿木苗の定植(2019年5月26日撮影)

 定植後の状況。毎年、この場所でペチュニアかカリブラコアを育てているのだが、今年もたくさんの花を咲かせてくれるはずだ。

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ナメクジの食害

 百聞は一見に如(し)かず。まずは、次の写真を御覧いただこう。食害を受けているのはペチュニアである。

ナメクジの食害を受けたペチュニア
ナメクジの食害を受けたカリブラコア

 写真には写っていないが、注意深く観察すると、粘液の跡のような光る筋(すじ)が残っていた。間違いなく、ナメクジの仕業だ。ナメクジは庭でよく見かけるし、ときどき植物をかじるのはしってはいたが、株が枯れそうになるほどの被害を受けたのは初めての経験である。

珈琲殻を撒いてみた

 「ナメクジは珈琲のにおいが嫌い。カフェインで死んでしまう」などの説があるため、とりあえず珈琲ブレイクをして創り出した珈琲殻を、被害を受けた株の周囲に撒いてみた。

 結果は効果なし。今夜もナメクジがせっせとペチュニアをかじっていた。

 撒いた量が少なかったのか、珈琲殻散布後に雨が降ったせいで肝腎のカフェインが流れてしまったのか、理由は判らない。そうしている間にもペチュニアは食害されてどんどん小さくなっていく。今夜見付けたナメクジは、除去(ピンセットでつまんで遠くへ投げ捨てる)したのだが、おそらく犯人は複数いるに違いない。

 この際、花壇を攻撃する奴等は早急に撃退しないと、コンテナが食い尽くされてしまう。早速ナメクジ退治の薬剤を購入して被害を受けた株の周辺に撒いてみた。
 この薬剤は、ナメクジを誘い出して、薬剤を食べたナメクジを退治する効果があるという。

 明日起きてプランターを確認すると薬剤の効果が確認できるはずなのだが、どうだろうか。

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カリブラコアの挿木

 カリブラコアの挿木に挑戦してみた。二週間ほど前に植えたカリブラコアの枝を摘芯(ピンチ)した結果、挿し穂ができたので市販の培養土を使って挿木をしてみたのである。季節的にはまだ早いかもしれないが、摘芯したミリオンベルの先端をただ捨ててしまうよりは、こうして挿木に挑戦してみた方が面白い。根付かなければ、また挑戦してみればよいだけのことである。

 挿木したのはミリオンベル。ミリオンベルはサントリーが開発したカリブラコアの園芸品種。強健で育てやすくおすすめの品種だ。

ミリオンベル挿木(2019年4月15日撮影)
ミリオンベル挿木(2019年4月15日撮影)

 ミリオンベルの挿木は、挿し穂の土に挿す部分の葉をはさみで切り取り、先端を斜めにカットして清潔な土に挿す。

 挿木用の土も売っているし、赤玉土が良いとか砂を混ぜるとか読んだ記憶もあるが、しかし、私は市販の培養土を使っている。肥料分が入っていない土でないといけない、という説があるのは知ってはいるが、元肥入りの市販の培養土でも結構うまくいくものである。
 面倒な時は咲き終った古い苗を引き抜いた後の土を適当にかき混ぜて、これに直接挿し穂を挿すこともあるが、それでも根付くときは根付くものなのである。

 上の写真は、ミリオンベルがくたっとしているけれども、数日たった今はきちんと上を向いて元気そうだ。まだ、根付くかどうかはわからないが、このまま枯れてしまうことはなさそうである。

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夏の準備

 ペチュニア(二株)、カリブラコア(三株)、マーガレット(一株)を植え付けた。ペチュニア、カリブラコアは挿木で増やすための親とする予定である。

ペチュニア

ペチュニア苗
ペチュニア植付け後

 サフィニアのピンクを買おうと思ってカインズホームを訪れたのだが、結局、ペチュニアはカインズホームのプライベートブランド「あふれ咲きペチュニア」というものを購入した。肝心のサフィニアのピンクが売っていなかったことと、 「あふれ咲きペチュニア」 の柄が気に入ったことが理由である。海外で人気のある苗をカインズホームが輸入しているものらしい。
 ピンクのペチュニアはサフィニアにこだわらなければ、いつでも入手できるから、ビオラの花期が終るころに入手することにしよう。

 ペチュニアは薹(とう)が立ちはじめた葉牡丹と花の付かないネメシアをどかして、その跡に元肥を入れて植え付けた。ネメシアは、まだ花期が残っているので単独の鉢植えにして、より日当たりの良い場所へ移動した。

カリブラコア(ミリオンベル)

カリブラコア(ミリオンベル)苗
カリブラコア(ミリオンベル)植付け後

 カリブラコアは、定番のミリオンベルを手に入れた。色は「大輪グランブルー」、「ピーチキャンディ」、「ホワイト」の三色だ。以前育てたときの記憶では、ミリオンベルは非常に育てやすく、良く咲いてくれたはずなので、期待している。

 ミリオンベルは葉ばかり茂って花が咲かなくなっていたユリオプスデージーを植替えて、その後に元肥を入れて植え付けた。まだ葉ばかりの状態だ。

 マーガレット(ボンザマーガレット)

マーガレット苗(ボンザマーガレット)
マーガレット(ボンザマーガレット)植付け後

 この苗は、夏までのつなぎのつもりで購入したものであるが、調べてみるとうまく夏越しできれば、秋にまた開花し、翌年も咲かせることができるらしい。プランターの置いてある場所は、半日陰の場所だからうまくするとこのまま夏を越させることができるかも知れない。商品名はボンザマーガレット。色は「ピンクレモネード」。花が咲き進むにつれて色が変わるのが気に入って購入したものだ。「キク科アルギランセマム属」ということなので、一般にマーガレットと言われている品種だろう。

 ボンザマーガレットも花の咲かないネメシアを植替えて、その後に植え付けた。花がたくさんついているので、プランター全体が豪勢になった気がして、満足している。