美しいアネモネの花

 鉢植えのアネモネの花の写真が綺麗に撮れたので投稿しておきたい。アネモネは球根植物で咲かせるのが容易である。そしてその花は美しく、次々と咲いて花壇やコンテナに加えると春をより一段と楽しめるようになる。おすすめの品種である。これまで、アネモネを育ててこなかったことが悔やまれるくらいだ。

アネモネ(2021年4月8日撮影)
アネモネ(2021年4月8日撮影)
アネモネ(2021年4月8日撮影)
アネモネ(2021年4月8日撮影)
アネモネ(2021年4月8日撮影)

 アネモネの花は、色が違うだけでなく花の形にも違いがある。そして、どれも確かにアネモネなのである。今回植えた、アネモネはいろいろな花が楽しめて素晴しい。

アネモネのある寄せ植え(2021年4月8日撮影)

  長い花茎の先に色とりどりのアネモネが咲いて、風に揺らいでいる様はいつ見ても心が浮き立つような気分になる。春の暖かな日差しに誘われて庭に出たときに、この寄せ植えが私を迎えてくれる。

 今年の春は、寄せ植えが近年まれに見る出来栄えになったようだ。このブログに掲載するために色々試みているからであろう。

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球根植物のある鉢植え(その2)

 もう一つの球根植物を入れた寄せ植えも、チューリップが開花して見頃を迎えた。個人的には昨日お見せしたものよりも、こちらの方がバランス良くできたと思っている。丸い鉢の方は、アネモネが多すぎてパンジー、ビオラが隠れてしまったのだ。

 それに対して、こちらは全ての花がきちんと顔をのぞかせていてなかなか良い。

球根植物のある寄せ植え(2021年4月1日撮影)
逆光に透けて輝くチューリップ(2021年4月1日撮影)

 何気なくチューリップを撮ったら、なかなか綺麗な写真になった。門扉を背景にすることは意図して撮影したのだが、その奥のアプローチのボケ具合が気に入った。写真左下に見えているコンテナがなければもっと良い写真になったはずだ。が、しまいたい物がたくさんあるのでこれをどかすわけにはいかないのである。

アネモネ(2021年4月1日撮影)
アネモネ(2021年4月1日撮影)

 アネモネは遠い昔に植えたことがあって、その後、なぜか植えるのをやめてしまった。こんな綺麗な花が咲くのに、毎年植え続けなかった理由がどうしても思い出せない。この花が気に入らなかったとは思えないのだが。

 花が終って葉が枯れたら、球根を掘り上げて乾燥した場所で保管しておけば、秋にまた植え付けることができるはずだ。うまく来年の開花ににつなげることができるか、挑戦してみたいと思っている。

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球根植物のある鉢植え(その1)

 秋に作った寄せ植えが見頃になった。作った自分でも美しいと思う。大量の花が同時に咲いて素晴しい。よくできたと思っている。

球根植物のある寄せ植え(2021年3月31日撮影)

 紫、赤、ピンクのアネモネ多数、赤と黄のチューリップ2輪、パンジー、ビオラが同時に花を付けている。毎年ビオラ中心に栽培していたのだが、ちょっとした工夫でこんな寄せ植えを作ることができた。

 感激である。

黄色いチューリップ(2021年3月31日撮影)
赤いチューリップ(2021年3月31日撮影)

 チューリップの花が咲いている期間は短いはずだから、今のうちによく見ておくことにしよう。原種のチューリップも可憐でよいが、普通のチューリップの方がやはり花は見事だ。

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今日のアネモネはカップ咲き

 昨日お見せしたアネモネの花は開ききった状態であったけれども、今日のアネモネは美しいカップ咲きの状態になっていた。

カップ咲きのアネモネ(2021年3月20日撮影)

 思えば今日は曇り空。昨日は晴れていた。そして、アネモネは昼に開き夜に閉じる性格を持っている。ということは、曇り空の日には、このようなカップ咲きの状態を見せてくれるのではないか。

カップ咲きのアネモネ(2021年3月20日)

 背景に写り込んでいるのは、水仙と原種系チューリップである(まだ葉だけの状態です)。右端に、沈丁花の花も少しだけ写り込んでいる。コンクリートブロックに誘引したつる薔薇も写っている。

 ここは玄関前の花壇。敷地の北側にあるが、前面道路が広いため季節によっては早朝の光が当たっている。

 アネモネは花壇の前に置いた鉢植えで育っている。

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アネモネが開花した

 アネモネが開花した。

 明日は春分の日。春たけなわである。

 毎日、朝に晩に蕾(つぼみ)のアネモネを見てなかなか咲かないと思っていたのだが、今日たまたま家にいて、昼に開き夜に閉じたアネモネの花を見て思ったことがある。

今年最初のアネモネの花(2021年3月19日撮影)
今年最初のアネモネの花(2021年3月19日撮影)

 本当は既に開花していたのに、咲いていることを私が知らなかっただけなのではないか。昼間家にいないので、咲いている姿を目にすることがなかっただけなのではないか、ということである。

 遠い昔にアネモネを植えたことがあったはずだが、咲いた花が夜に閉じることは記憶になかった。そして、アネモネの花は、夜の間、蕾に戻ったかのように綺麗に花を閉じることができるのであった。(夜のアネモネの写真はありません。)

風にそよぐアネモネ(2021年3月19日撮影)

 アネモネの名はギリシア語の風(anemos)が語源になっている。長く伸びた花茎の先に咲いたアネモネの花は、わずかな風にもゆらゆらと揺れて風の花と呼ぶに相応しい風情を持っている。英語ではwindflowerとも呼ぶらしい。勿論anemoneとも呼ぶようなのであるが。

 イエスの説教にある「野の花(古い翻訳では野の百合となっている)」の一つがアネモネであるという説がある。私は新約聖書の地を訪れたことはないが、アネモネの原種は彼の地に自生しているということなのだろう。

 だから、アネモネの花を見る時、私は少しだけ厳粛な気持になるのである。 

 なにゆゑ衣(ころも)のことを思ひ煩(わづら)ふや。野の百合は如何にして育つかを思へ、勞せず、紡がざるなり。されど我なんぢらに告ぐ、榮華を極めたるソロモンだに、その服裝(よそほひ)この花の一つにも及(し)かざりき。

文語訳聖書(マタイ6:28,29)
アネモネのある寄せ植え(2021年3月19日撮影)

 今年はパンジーの寄せ植えにチューリップとアネモネの球根をしのばせてみた。結果は写真のとおりである。ほんの少しの出費と、ちょっとした工夫でこんな素敵な寄せ植えになった。(ボサボサなだけじゃないか、とは言わないでください。)

 冬の間はパンジーの寄せ植えとして、春はパンジーのある球根植物の寄せ植えとして、それぞれ違った表情を見せてくれる。

 そして、これから、チューリップの花が咲くはずである。三つ植えたチューリップの最後の一つが芽を出していないが、そのうち出てくることだろう。いや、アネモネやパンジーをかき分けて探せば、既に地上に顔を出しているのかも知れない。

 愉しみはまだまだこれからだ。

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アネモネが咲きそうです

 球根を入れた寄植えのアネモネが咲きそうになってきた。なかなか蕾(つぼみ)がでないと思っていたが、忙しさに様子をみることを忘れている間に蕾が上がってきていたのである。

アネモネのある寄植え(2021年3月12日撮影)
アネモネの蕾(2021年3月12日撮影)
アネモネの蕾(2021年3月12日撮影)

 数日のうちには、つぼみが開きそうだ。我が家でアネモネを咲かせるのは、久し振りになる。風に揺れるアネモネを見られるのはすぐだ。

アネモネが繁っています

 今日は空は晴れ渡っているが、風が強く屋外にいると非常に寒い。

 その寒さの中で、アネモネが元気に育ち、葉を繁らせている。

球根を隠した秋の寄せ植え(2021年1月29日撮影)

 風でアネモネの葉がそよぎ、見ていると心地よい。

 しかし、その風のおかげで、撮影した写真はどれも一部がぶれてしまった。動画も撮ってみたが、何故か風の音が寒々しいばかりで、心地よいとはお世辞にも言えぬ動画となってしまった。

球根を隠した秋の寄せ植え(2021年1月29日撮影)

 なにゆゑ衣のことを思ひ煩(わづら)ふや。野の百合は如何にして育つかを思へ。勞せず、紡がざるなり。されど我なんぢらに告ぐ、榮華を極めたるソロモンだに、その服裝(よそほひ)この花の一つにも及(し)かざりき。(マタイ6章28、29)

 新約聖書のイエスの最も有名な言葉(山上の垂訓)の一部だが、現代では、ここで百合と訳されている花はアネモネだという説が有力である。その説を知ってから、私はアネモネを見る時に必ず、この若かった頃に読んだ聖書の言葉を思い出す。

球根を隠した秋の寄せ植え(2021年1月29日撮影)

 寄せ植えにしたパンジーも健気に花を付けている。そして、深い位置に植えたチューリップは、まだ顔を見せない。

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アネモネの球根その後

 芽を出したアネモネが順調に成長している。瑞々(みずみず)しい若葉を元気に伸ばしていて、美しい。アネモネの球根は植えてすぐ水やりをしない方が良いので湿った状態の土に植えたのだが、植えた翌日に雨が降ってしまったので少し心配していた。

 球根を植付けたのが11月1日、芽を出したのに気付いたのが、11月28日である。それから一週間。仕事が忙しくてゆっくり見る間もない間に、しっかりと葉を伸ばしている。随分と成長したものだ。心配は杞憂だったようである。

球根を隠した寄植え(2020年12月6日撮影)
芽を伸ばしたアネモネ(2020年12月6日撮影)
芽を伸ばしたアネモネ(2020年12月6日撮影)

 鉢植えを置いたのがあまり陽当りが良くない場所だったせいか、パンジーの花付きが良くない。こちらは今後に期待と言ったところだろうか。

球根を隠した寄植え(2020年12月6日撮影)
芽を伸ばしたアネモネ(2020年12月6日撮影)
芽を伸ばしたアネモネ(2020年12月6日撮影)

 写真には写っていないのだが、コンテナに植えたアネモネも5株ほどは芽を出している。そのうちに、パンジーを追い越すほどに背を伸ばすだろう。

アネモネ(2020年12月6日撮影)

 球根が余ったので、花壇の隅に植えておいたのだが、こちらも元気に目を出している。ビオラの寄せ植えの裏になっているので、そのうちビオラの寄植えの置き場所を考えなければならない。

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球根から芽が出た

 昨日、外出前にみたら寄植えの球根が芽を出していた。植え付けたのが11月初めだったので、一月ほどで芽が出たということになる。

アネモネが芽を出した(2020年11月28日撮影)
アネモネが芽を出した(2020年11月28日撮影)
アネモネが芽を出した(2020年11月28日撮影)
アネモネが芽を出した(2020年11月28日撮影)

 アネモネの芽だ。芽を出すのはもう少し後かと思っていたので、見付けたときに自然と「愉しい」とつぶやいてしまった。球根入りの寄せ植えは久し振りにつくったが、秋の寄植えには球根をしのばせるのがおすすめだ。園芸がより愉しくなること間違いない。

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