ナメクジの食害(その2)

 今年はナメクジの食害がひどく、ペチュニアを中心に被害を受けていることは、前回記載したとおりだ。結局ナメクジ駆除剤を撒いたことまで記したことと思う。

ナメクジの食害を受けたペチュニア(2019年5月1日撮影)

 結果は良好。何匹かのナメクジの死骸を発見した後、目立った食害は起きていないようだ。激しく食害されたペチュニアがまた成長を始めてくれるできるかどうか、一週間ほど様子をみることにした。芽が出ないようなら、他の植物と入れ替えることも検討しなければなるまい。

 十年以上ペチュニアを育ててきて、これほど食害を受けた記憶がない。おそらく初めてのことだと思う。

 満身創痍となったペチュニアだが、これからは、例年どおり順調に育ってたくさんの花を咲かせてもらいたいものだ。

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ナメクジの食害

 百聞は一見に如(し)かず。まずは、次の写真を御覧いただこう。食害を受けているのはペチュニアである。

ナメクジの食害を受けたペチュニア
ナメクジの食害を受けたカリブラコア

 写真には写っていないが、注意深く観察すると、粘液の跡のような光る筋(すじ)が残っていた。間違いなく、ナメクジの仕業だ。ナメクジは庭でよく見かけるし、ときどき植物をかじるのはしってはいたが、株が枯れそうになるほどの被害を受けたのは初めての経験である。

珈琲殻を撒いてみた

 「ナメクジは珈琲のにおいが嫌い。カフェインで死んでしまう」などの説があるため、とりあえず珈琲ブレイクをして創り出した珈琲殻を、被害を受けた株の周囲に撒いてみた。

 結果は効果なし。今夜もナメクジがせっせとペチュニアをかじっていた。

 撒いた量が少なかったのか、珈琲殻散布後に雨が降ったせいで肝腎のカフェインが流れてしまったのか、理由は判らない。そうしている間にもペチュニアは食害されてどんどん小さくなっていく。今夜見付けたナメクジは、除去(ピンセットでつまんで遠くへ投げ捨てる)したのだが、おそらく犯人は複数いるに違いない。

 この際、花壇を攻撃する奴等は早急に撃退しないと、コンテナが食い尽くされてしまう。早速ナメクジ退治の薬剤を購入して被害を受けた株の周辺に撒いてみた。
 この薬剤は、ナメクジを誘い出して、薬剤を食べたナメクジを退治する効果があるという。

 明日起きてプランターを確認すると薬剤の効果が確認できるはずなのだが、どうだろうか。

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クレマチス開花

 庭のクレマチスが開花した。古い写真を確認してみると、驚くべきことに、このクレマチスは2004年には、既に我が家で花を咲かせていたことがわかった。
 このクレマチスは「ザ・プレジデント」。新旧両枝咲きのクレマチスで、強健で育てやすい品種だ。

クレマチス「ザ・プレジデント」(2019年5月4日撮影)
クレマチス「ザ・プレジデント」(2019年5月4日撮影)
クレマチス「ザ・プレジデント」(2019年5月4日撮影)

 これまで、何種類かのクレマチスを育ててきたが、この「ザ・プレジデント」が最も育てやすかった。これだけが庭に地植えになっていたことも理由のひとつかもしれないが、ともかく非常に手間のかからない品種である。

 買ったときについていた英語のタグには、冬の間に地上1m(記憶が曖昧であるが)の高さでバッサリ剪定するように指定されていたはずだが、それをサボったとしても翌年もきちんと花を咲かせてくれる。鮮やかな紫色の花をたくさん咲かせるおすすめの品種である。

 今年は、最初の花が終った後に、きちんと剪定してみようと思っている。

グラハム・トーマス(薔薇)開花

 つる薔薇として仕立てているグラハム・トーマスが開花した。グラハム・トーマスは非常に強健で、育てやすい薔薇だと感じている。

 実際に、咲いたのは5月2日である。

グラハム・トーマス(2019年5月2日撮影)

 開花したのは、まだ一輪だけ。私は咲きはじめの丸い形状が好きなのだが、今回は開花を見つけるのが遅く、花は完全に開ききってしまっている。しかし、蕾は大量についているから、これからたくさんの花を見ることができるはずだ。

 黄色のカーテンができるはず。

グラハム・トーマス(2019年5月2日撮影)

 今年は、うまく誘引できたので見やすい高さに花を咲かせることができそうだ。

 開花本番はこれから。

 楽しみである。

プランター株の入れ替え

 ビオラ中心のプランターの株を、夏に向けた植物に入れ替えた。苗は、たまたま寄った道の駅で4株398円のセット販売になっていたものを利用した。自分で選んで買うと、いつも同じものになってしまうので、今回は寄せ植えセットを購入することにしたのである。

 株を入れ替えたいプランターが三つあるから、3セット購入。

 費用は、 398円×3セット=1,194円

 セットに含まれていた苗は、次のとおりだ。

  • ペチュニア:3株
  • ベゴニア:1株
  • 撫子(なでしこ):1株
  • ロベリア:3株
  • マリーゴールド:1株
  • アレナリア・モンタナ:1株
  • ガザニア:1株
  • 金魚草(きんぎょそう):1株

 ペチュニアとロベリア以外は、私がこれまであまり植えてこなかった品種だ。アレナリア・モンタナとベゴニアは初めてかも知れない。袋の中を確認して、気に入ったものを購入したのだが、ベゴニアが含まれていることは、自宅に帰って、ビニール袋から出してみて、初めて気付いた。

プランター寄せ植え

 奥のプランターのマーガレット、手前のプランターのピンクと紫の放射模様のペチュニア、そしてガーデンシクラメンは、春のプランターに植えていたものをそのまま利用している。

プランター寄せ植え

 こちらは、多分ナメクジにやられたのだと思うが、食害にあって目も当てられないペチュニアだけが、春のプランターからの流用である。ガザニアの花の黄色が印象的だ。

 これらのプランターはあまり陽当りの良くない場所に置いてあるので、新しく植えた苗が、うまく育って花を咲かせ続けてくれるかどうかは、まだわからない。じっくり、様子を観ていく必要があるだろう。

クレマチスの育て方ページを追加

 数日かけて書いてきた「クレマチスの育て方」のページを公開した。

 育て方を調べながら書いていると、普段自分がやっていたことや、できていなかったことが理解できるようになってくる。昔調べたのだから知っていたはずなのだが、惰性で作業してしまうので、時には基本を復習する必要があるようだ。

 今育てているクレマチスは新旧両枝咲きの「ザ・プレジデント」。実はこの品種名は、この記事を書くために調べてみるまですっかり忘れていた。過去に書いた園芸メモを見て、品種名を確認することができたのである。我ながら、几帳面ににメモしてありました。

クレマチス「ザ・プレジデント」

 このクレマチスについて調べていたら、こんなページにたどり着いた。庭に植えてある「ザ・プレジデント」と「晴山(はるやま)」という品種とを組合せて植える提案である。花の形がそっくりで色だけが鮮やかなまでに異なる。
 これを見てすぐに真似したくなってしまった。すでに紫の大輪クレマチス「ザ・プレジデント」は植えてあるのだから、これに一株の苗を足すだけで目の覚めるような色の対比を楽しむことができる。園芸店でこの苗に出会ったら多分躊躇なく購入してしまうだろう。

 どちらも新旧両枝咲きなので、同様の管理ですむようだ。というより、一緒に植えたら、冬の間は区別できないのだからそれでなくては一緒に育てることは難しいのである。

カリブラコアの挿木

 カリブラコアの挿木に挑戦してみた。二週間ほど前に植えたカリブラコアの枝を摘芯(ピンチ)した結果、挿し穂ができたので市販の培養土を使って挿木をしてみたのである。季節的にはまだ早いかもしれないが、摘芯したミリオンベルの先端をただ捨ててしまうよりは、こうして挿木に挑戦してみた方が面白い。根付かなければ、また挑戦してみればよいだけのことである。

 挿木したのはミリオンベル。ミリオンベルはサントリーが開発したカリブラコアの園芸品種。強健で育てやすくおすすめの品種だ。

ミリオンベル挿木(2019年4月15日撮影)
ミリオンベル挿木(2019年4月15日撮影)

 ミリオンベルの挿木は、挿し穂の土に挿す部分の葉をはさみで切り取り、先端を斜めにカットして清潔な土に挿す。

 挿木用の土も売っているし、赤玉土が良いとか砂を混ぜるとか読んだ記憶もあるが、しかし、私は市販の培養土を使っている。肥料分が入っていない土でないといけない、という説があるのは知ってはいるが、元肥入りの市販の培養土でも結構うまくいくものである。
 面倒な時は咲き終った古い苗を引き抜いた後の土を適当にかき混ぜて、これに直接挿し穂を挿すこともあるが、それでも根付くときは根付くものなのである。

 上の写真は、ミリオンベルがくたっとしているけれども、数日たった今はきちんと上を向いて元気そうだ。まだ、根付くかどうかはわからないが、このまま枯れてしまうことはなさそうである。

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カサブランカの植付け

 昨日仕入れてきたカサブランカの球根を植付けた。当初予定していた写真手前の花壇ではなく、写真奥の花壇、クレマチス(判るかな?)の隣に植付けた。寒さに当ててあるから今から植えても咲くと書かれていたが、果たしてどうだろうか。百合(ゆり)の球根の植え付け適期は十月か十一月なのだ。

グラハム・トーマス(Graham Thomas)のシュート

 ここでの連載を始めてから花壇を注意して観察するようになったのだが、そのおかげかつる薔薇(バラ)、グラハム・トーマスの根元からシュートがたくさん出ていることに気付いた。
 シュートは大切に育て、古くなった枝と入れ替えることにより、花付きの良い状態を維持することができる。ベーサルシュートは垂直になるように誘引し、長くなり過ぎた場合は先端を剪定することにしている。花は放任して咲かせてしまっている。

 根元から出ているものをベーサルシュートといい、枝の途中から出るシュート(サイドシュート)よりも重要である。サイドシュートは直立した状態で誘引すると、すぐに株全体の長さを遙かに超えてしまうので、取扱いが厄介なのである。

つる薔薇のシュート(2019年3月31日撮影)
つる薔薇のシュート(2019年3月31日撮影)

 薔薇の根元に雑草が生えているのは御愛嬌。薔薇のとげに邪魔されて、雑草を引き抜くことができないのだ。しかし、シュートってこんな時期に出るものだったっけ?
 夏に出るものだったと記憶しているのだけれども。

 グラハム・トーマスはイギリスの育種家、デビッド・オースチンが作出した薔薇、イングリッシュ・ローズの一種です。強健で花付きも良く、大変おすすめの品種と言えるでしょう。 我が家では、塀に誘引してつる薔薇(バラ)として育てている。

グラハム・トーマスの花(2015年5月撮影)

 最後に、グラハム・トーマスの花を載せておこう。後一月ほど経てば咲き乱れるグラハム・トーマスの姿をお見せすることができるはずである。

夏の準備

 ペチュニア(二株)、カリブラコア(三株)、マーガレット(一株)を植え付けた。ペチュニア、カリブラコアは挿木で増やすための親とする予定である。

ペチュニア

ペチュニア苗
ペチュニア植付け後

 サフィニアのピンクを買おうと思ってカインズホームを訪れたのだが、結局、ペチュニアはカインズホームのプライベートブランド「あふれ咲きペチュニア」というものを購入した。肝心のサフィニアのピンクが売っていなかったことと、 「あふれ咲きペチュニア」 の柄が気に入ったことが理由である。海外で人気のある苗をカインズホームが輸入しているものらしい。
 ピンクのペチュニアはサフィニアにこだわらなければ、いつでも入手できるから、ビオラの花期が終るころに入手することにしよう。

 ペチュニアは薹(とう)が立ちはじめた葉牡丹と花の付かないネメシアをどかして、その跡に元肥を入れて植え付けた。ネメシアは、まだ花期が残っているので単独の鉢植えにして、より日当たりの良い場所へ移動した。

カリブラコア(ミリオンベル)

カリブラコア(ミリオンベル)苗
カリブラコア(ミリオンベル)植付け後

 カリブラコアは、定番のミリオンベルを手に入れた。色は「大輪グランブルー」、「ピーチキャンディ」、「ホワイト」の三色だ。以前育てたときの記憶では、ミリオンベルは非常に育てやすく、良く咲いてくれたはずなので、期待している。

 ミリオンベルは葉ばかり茂って花が咲かなくなっていたユリオプスデージーを植替えて、その後に元肥を入れて植え付けた。まだ葉ばかりの状態だ。

 マーガレット(ボンザマーガレット)

マーガレット苗(ボンザマーガレット)
マーガレット(ボンザマーガレット)植付け後

 この苗は、夏までのつなぎのつもりで購入したものであるが、調べてみるとうまく夏越しできれば、秋にまた開花し、翌年も咲かせることができるらしい。プランターの置いてある場所は、半日陰の場所だからうまくするとこのまま夏を越させることができるかも知れない。商品名はボンザマーガレット。色は「ピンクレモネード」。花が咲き進むにつれて色が変わるのが気に入って購入したものだ。「キク科アルギランセマム属」ということなので、一般にマーガレットと言われている品種だろう。

 ボンザマーガレットも花の咲かないネメシアを植替えて、その後に植え付けた。花がたくさんついているので、プランター全体が豪勢になった気がして、満足している。