庭改造計画その3

 少し頭を冷やして考えてみた。

 花壇をつぶして舗装するのはいつでもできる。その前に、植えた植物を矯正してみてもよいのではないか。そう考え始めたのである。それで改善できれば、無駄な労力を使わずにすむ。

通れなくなった庭の通路

 上の写真は庭に出る時に使う通路で、左右に植えた植物のせいで通りにくい状態になってしまっている。

 左の花壇に植えた薔薇(ばら)と秋明菊、右の花壇に植えた木槿(むくげ)とクリスマス・ローズが通路を侵食して家主の邪魔をするのである。

 そこで考えた。まず、撤去も考えたラブリー・メイアンだが、つる薔薇のように仕立てているのを小さく切り詰めて本来の樹形に戻す。シュラブ・ローズだったはずだ。次に、木槿も今のうちに小さく切り詰める。秋明菊は来春生えてきたら、通路に近い部分は容赦なく切り詰める。しかし、クリスマス・ローズは勿体ないので様子見にしよう。

 とりあえず小手先の対策だが、それで改善できなければ、来年の今頃庭を改造することになるだろう。

庭改造計画その2

 本日は文化の日で仕事はお休み。休みのつれづれに手持ちのタイルを数えてみたら、先日考えた庭改造計画に十分なほどの手持ちがあることが判った。最初に庭の舗装をしたときに、全面舗装するに十分な量のタイルを購入していたようだ。舗装に変更しようと考えている部分の大きさは、タイル4枚×4枚。約1.2m四方の大きさである。

手持ち材料

  • 303角タイル 15枚
  • 撤去移設分    2枚
 

 資金に余裕があれば全面煉瓦(れんが)舗装に変更したいところだが、現在の経済状況がそれを許さない。材料はそろっているので、あとは体力と気力さえあればいつでも庭の改造が可能なのである。タイルの下に入れる砕石と砂は準備しなければならないが。

 まずは、薔薇の撤去から始めることにしよう。今日のところは、計画を一歩進めただけで良しとする。作業はもう少し涼しくなってからのことだ。

アネモネ球根の植付け

 去年初めて植えたアネモネの球根。今年咲いたそのアネモネが気に入ったので、庭にも植え付けることにした。新たに購入した球根は去年と同じ店で購入した同じ商品だ。八重咲の品種と迷ったが、カップ咲きの花が気に入ったので、全く同じ球根を選んだ。

アネモネの球根
アネモネの球根
アネモネ球根(植付け後)

 上の写真は、球根植付けが完了した状態。写真を撮り忘れて土をかけてしまったので、球根の写真はない。ここに三球のアネモネ球根を植え付けた。ヘメロカリスを挟んだ左側にも植え付けていく。

アネモネ球根の植付け

 上の二つの写真は同じ花壇で、これは右端に写っているヘメロカリスをはさんだ左側。木槿が植えてある花壇で、球根の間に見えているのは、桔梗(ききょう)である。写真では判りにくいかもしれないが、白く見えるのがアネモネの球根だ。

アネモネ球根の植付け

 ここは庭の中心の花壇。ラブリー・メイアン(薔薇)の足元だ。白っぽく映っているのがアネモネの球根である。このあと土をかけて植え付けは終了。今日は小雨が降ったりやんだりする天気だったので、水遣りは省略した。

 写真の二箇所では植えきれずに球根が余ってしまい、庭のあちこちに穴を掘って植え付けることになってしまった。春になったら美しい花をたくさん咲かせてくれるはずである。

雨の週末

 せっかくの日曜なのに、今日は朝から雨に降りこめられて庭に出ることができない。

 来年に向けた苗の調達が気になってはいるのだが、まだ入手できずにいる。昨日も、行きつけの道の駅やらスーパーの店先やらで秋冬の苗を探したのだが、あまり良い苗がなかったのと翌日(今日ですね)が雨の予報だったので購入は控えてしまった。

夏の名残のコンテナ(2021年10月17日撮影)

 玄関先のコンテナは寂しい状態のままである。カリブラコアやペチュニアなど、まだ咲いてはいるのだが、いまさら花柄を摘んでも意味がないので、放任状態だ。することがないので、家の収納庫の片付けでもしようかと思っている。が、これもほとんど出し入れしないものを庭の物置に移動させる作業なので、雨がやまないと手を付けることができない。

 雨の休日がうらめしい今日一日である。

庭改造計画

 家を買って二十有余年。自分の庭を持つと同時に始めた園藝だが、狭い庭を有効活用したくて、若かった私は通路を残してすべて花壇にした。いろいろと植物を植えた。

 その結果、クリスマスローズの葉が通路をおおい、庭に出るにも支障のある状態となった。秋明菊も麻紐で矯正する前は、同様に通路に葉を拡げていたし、中央花壇の薔薇も枝を伸ばして、通行の邪魔になること、しばしばである。

庭の現状(2021年10月3日撮影)

 上の写真は、木槿(むくげ)と薔薇の間から通路部分を撮影したところ。秋明菊がたくさん咲き、正面のクレマチスも名残の花を付けていて綺麗だと思ったのだが、撮った写真を見てみると美しくないので記事にするのを諦めたものだ。

 植物はたくさん生えたが、庭としては失敗作と言って差し支えないだろう。私も家内も年を取る。このままでは、庭で転んで怪我をするようなことにもなりかねない。植物の性質を知らずに庭造りを始めた結果である。園藝はむずかしいものだ。

 そこで、最近庭の改造を考え始めた。イメージを図で示すと次のようになる。

 中央を陣取っている花壇を撤去して、スペースに余裕のある庭に改造する。家から見て右側の通路の一部は花壇に変更。残念だが、薔薇は撤去し、秋明菊、花にらの球根などは、通路から花壇に変更した部分に移植する。

 新しくできたスペース部分は今の通路と同様のタイル敷にするか、あるいは煉瓦敷にしたい。タイルは大きな面積を安価に舗装することができるので採用したのだが、実際やって見ると苔が生えて滑りやすい。せっかく改造するのだから、この際煉瓦を買ってきて煉瓦の庭にしてみても良いのはないかと思っている。

 街で見かける庭というものは、中央に空いた部分があって、隣地との境界周辺に花壇を配置してあるのが一般的だが、結局のところ、日本の住環境ではそうするのが最善の方法なのかも知れない。

 植物を移植することを考えると、時期としては冬か早春にすべきである。が、舗装の材料を購入するのに費用が掛かるから、いずれ景気が回復してから着手することになるだろう。煉瓦の格安セールでも見つければ別かも知れないが。

多肉植物の植替え

 昨日、ハオルチア・オブツーサ君が死にかけているのに気付いた。これは、先日、家内がオブツーサ君の鉢をひっくり返してしまったため、有り合わせの鉢に植替えて置いたものだ。

 確認してみると、この有り合わせの緑色の鉢は底が完全に平らになっており、平らな所に置いた場合に鉢底から水が抜けない形状になっていたのである。思えば、先の週末に水をやり、おそらく暑さのためだったのだろうが、よく確認しないでそのまま放置してしまったことが原因であろう。

元気をなくしたハオルチア・オブツーサ(2021年9月5日撮影)

 今すぐ植え替える必要はなかったのだが、とりあえず、より水はけのよい鉢を探して植え替えることにした。が、手元に大き目の鉢しかなかったので、冬になったら部屋に取り込む必要のある十二の巻(これもハオルチアの仲間です)と一緒の鉢に寄せ植えにすることにした。

用意したもの

 用意したものは、使っていなかったプラスチック製の鉢と寄せ植えにする苗、そして多肉植物の土である。土は残り少なかったので、不足する分はハオルチア・オブツーサの鉢から出した土を流用した。

鉢から出した多肉植物

 ハオルチアの株を鉢から出したところ。この状態で三日ほど乾かしてから植え付けた方が良いのだが、週末園藝家たる私はこのまますぐに植付けてしまう。三日後は仕事に行かなければならないからである。というより、本当は面倒臭がりな性分のためなのだが。

鉢の構造

 用意した(余っていた)鉢は、屋内で観葉植物を育てるために造られたものだろう。水受けがセットになっている。これなら、鉢の内部に水が滞留して植物を殺してしまうこともないし、水やりしてすぐに部屋に取り込むこともできるから便利である。

 この鉢に植えたハオルチアは、冬になったら出窓に退避させる予定なのである。

多肉植物の寄せ植え完成(2021年9月5日撮影)

 寄せ植えが完成した。今日は水をやらずに二週間ほどしてから最初の水遣りをする。この後、鉢を雨のかからない場所に置いて、作業は完了である。ハオルチア・オブツーサがこのダメージから立ち直れるかどうかは判らないが、今できることはここまでである。あとはオブツーサ君の生命力に頼るしかない。

切り戻したロベリアのその後

 降り続く雨の影響で傷んでしまったロベリアを切り戻して二週間が経過した。ロベリアは少しずつ枝を伸ばし再び花を付けて、今は門口に相応しい鉢植えになった。

 切戻した株が再び花を付けるまでを時系列でお見せしよう。

切戻し後二週間のロベリア(2021年7月25日撮影)
切戻し後一週間のロベリア(2021年7月18日撮影)
切戻し直後のロベリア(2021年7月11日撮影)

カリブラコアが枯れてきたので植え替えてみた

 玄関前を飾っていたカリブラコア「ミリオンベル(オレンジ)」が株元から枯れあがってきたので、植え替えてみた。これは去年植えたものが冬越しして今年も見事に開花したものだが、先週くらいから水遣りした水が土に浸透する前に鉢底から抜けてしまう症状が生じていた。それでも、繰り返し水をやって土に浸透するように試みていたのだが、どうもうまくいかなかったようだ。

枯れてきたカリブラコア(2021年7月22日撮影)
枯れ始める前のカリブラコア(2021年7月18日撮影)

 考えられる原因は、根が回り切ってしまったか、鉢と土の間に水道(みずみち)ができてしまって、土に浸透する前に水が鉢底から抜けてしまうようになったかのいずれかであろう。単に、株が老化して枯れてきたということも考えられないことではないが。

梅雨の最中のカリブラコア(2021年7月4日撮影)

 もう一つ考えられる原因は、梅雨の間に株が疲弊してしまったことだ。一年草として売られているものだから、そうだとしたら諦めなければならない。

植替え候補地

 植替えする場所は、挿木で増やした苗を植えたが、うまく根付かなかった場所である。幸い植え替えられる場所が残っていたので、ここにカリブラコアを植えることにする。

花壇に下ろしたカリブラコア(2021年7月22日撮影)

 原因はいろいろ考えられるが、最も気になった症状が、水やりしてもそれがきちんと土に吸収されないということだったので、花壇の空いている部分に植え替えてみた。暑かったので写真を撮るのを失念したのだが、鉢から外してみたところ、根が回ってしまっているようには見えなかった。ただ、根鉢がしっかりしていたので、二年の間にそこそこ根が回っていたことは間違いないだろう。

 ともかく、水遣りがうまくできていなかったことが原因であるならば、地植えにするのが最善の解決策だ。

 後日、元気に復活したカリブラコアをお見せできれば良いのだが。

挿木苗の定植(その2)

 5月中旬に挿木を行ってから三週間。挿木苗の経過が良好である。サフィニアは少ない土にもかかわらず、花を付けている。間違いなく根付いているものと思われる。

挿木苗(2021年6月6日撮影)
根付いたアズーロコンパクト(2021年6月6日撮影)
新芽を伸ばすアズーロコンパクト(2021年6月6日撮影)

 最初に行ったジフィーセブンへの挿木はうまくいかなかったのだが、二度目の挿し穂はしっかり根付いて良く育っている。アップの写真では、蕾が付いていることが判るだろう。ロベリアの挿木ははじめて行ったのだが、うまく根付かせることができたようだ。

 写真を撮り忘れたが、ジフィーポットを裏から見ると気持ち悪いほどたくさんの根が出てきていた。挿木は成功である。

成長したサフィニア(2021年6月6日撮影)

 サフィニア(ペチュニアの園芸品種)は挿木で根付きやすい。虫に食われてしまったらしい苗もあるが、全体として良好な結果だと言ってよいだろう。

新芽を出したミリオンベル(2021年6月6日撮影)

 以前挿木で増やそうとした時は、ほとんど根付かなかったカリブラコアだが、今回は新芽が出始めた。これもうまく根付いたようだ。

 この肥料を植付ける前に土に混ぜ込んだ。この数年はこの肥料が気に入っている。何といっても、一年間効くというのが良い。庭の花壇は、最近手をかけているので肥料は控え目に施す。肥料分が多くなり過ぎても良くないので、加減も必要である。

定植したミリオンベル(2021年6月6日撮影)

 ミリオンベルを地植えした。これも蕾が付いているようである。周囲に見える黒いものは、物置の片隅から出てきたバーベキュー用の炭を砕いたもので、土壌改良のつもりで投入したものだ。ミリオンベルはカリブラコアの園芸品種。うまく育てることができれば、この場所で冬越しさせても良いと思っている。

定植したサフィニア(2021年6月6日撮影)
定植したサフィニア(2021年6月6日撮影)

 サフィニアを地植えにすると花柄摘みが大変なので最近は避けてきたのだが、苗が余ってしまったので久し振りに地植えにした。地植えのペチュニアについては、花後の管理は無理なく適当に行う予定である。

定植したロベリア(2021年6月6日撮影)

 ロベリアの園芸品種アズーロコンパクト。これも蕾が付いているから、近く花を見せてくれることだろう。これは、花柄摘みは必要ない品種である。長く咲くらしいので、草姿が乱れてきたら切り戻しを行う程度で良いはずだ。

 今回庭に地植えにした苗は、全部で7株(のはず)である。地植えにすると水遣りの手間が省けるし、大抵の品種は生育もより旺盛になる。そして、花柄摘みの必要のない品種なら、手間いらずで庭を彩ることができる。これなら、無精な私でも素晴らしい庭を作ることができるはずである・・・・・・多分。