この季節は植替えに適した時期でないことは重々承知の上であるが、誘惑に負けて撫子(なでしこ)の苗を買ってしまった。時々出掛ける道の駅では花苗を売っていて、買物ついでに時々そこで苗を購入しているのである。
購入してきたのは桜色の花を咲かせる株と、濃いピンク色の花を咲かせる株である。一株百円。撫子は暑さ寒さに強いはずだが、この時期に植えても無事に育つか少々不安である。以前、真冬に植えたビオラの苗が、霜柱にやられて枯れてしまったことがあったのだ。
秋のうちに苗を植えることができず、空いていたハンギング・バスケットに植えていく。夏に植えた株が良く育たなかったため、長期間植物を育てることのなかった土は、そのまま雨ざらしになっていた。その土を再利用したのだが、触ってみた感じは新しい土のようであった。土の団粒構造は壊れていなかったようである。が、本当は古い土を処分して新しい土を使用した方が良いことは言うまでもない。
植付け完了。花柄を取り、伸びすぎた枝を切って草姿を整えて作業は終りである。
玄関前が少しだけ華やかになった。