もう一つ寄せ植えを作りました

 素焼き(テラコッタ)の植木鉢が余っていたので、もう一つ寄せ植えを作ってみた。今回、初めて使ってみたのがヒューケラ。ヒューケラには非常に様々な葉色の品種があって、以前、店頭で見付けたときは美しさに目を奪われたものである。それはドルチェという商品名で、葉色に合わせて甘い食べ物の名が付いていた。少し高価に感じたので、値下げになるのを待っているうちに、その苗は売り切れてしまい、ずっと心残りに思っていたのである。

 寄せ植えに入れるために、数週間かけて園芸店やホームセンターを三軒ほど廻って、手に入れてきたのがグレープソーダという商品名の苗。常緑の多年草だから季節によって葉色が変るのだろうが、今は深い赤をしている。多年草の葉物は長く使えるから、次に好みの商品に出会ったら、多少高価でもためらわずに購入するつもりである。

用意したもの

  • 培養土
  • 鉢底の炭
  • テラコッタの鉢
  • ビオラ苗           ・・・・・・2株
  • アリッサム苗         ・・・・・・1株
  • ヒューケラ(グレープソーダ)苗・・・・・・1株
  • 手袋
  • 土入れ
  • 割箸

 実際に植え付ける前に、テラコッタに仮置きして植えたときの雰囲気を確かめる。3種4株しかないが、配置を考えるのも楽しいものである。頭の中では2株のビオラを並べて植えるつもりだったのだが、シミュレーションした結果、写真のように変更した。ビオラの間から白いアリッサムの花が見える方が、自然な感じで良いと感じたからである。

 鉢底に網を敷いて、その上に鉢底の炭を入れる。鉢が小さいので、鉢底の炭は少なめにした。

 途中まで土を入れて先程決めたとおりに苗を入れる。元のポットの大きさが異なるので、植えたときに土の上端がそろうように調節する。ヒューケラが一番高価な苗なのに、ポットは一番小さかったので、下の土をやや多めにした。

 ウォータースペースをしっかりとれるような高さまで土を入れていく。適当な深さまで土が入ったら、割箸などを使って土を締めていく。この時注意することは、苗の根鉢を気付付けないようにすることと、あまり熱心に締め固めないことである。

 土を突きすぎると土の団粒構造を破壊することになってしまうので、軽い力で一つの場所を5回程度つけば十分である。水をやって土が沈むようなら、その部分に後から土を足せばよい。

 最後に、決めたところに置いて十分に水をやれば作業は完了である。ヒューケラを加えたことで、自然な良い感じになった。