蠟梅のつぼみ

 今年も蠟梅(ろうばい)の蕾(つぼみ)がふくらんできた。去年は12月14日に最初の蠟梅が咲いたから、去年と比べれば今年は開花が遅れていることになるようだ。が、正月になっても咲いていないことが多かったのだから、まあまあ順調に開花に向っていると言って良いだろう。

膨らんだ蠟梅の蕾(2020年12月13日撮影)

 蠟梅は蠟細工のような半透明な花弁を持ち、清々しい甘い香りを放つ。花の少ない真冬に咲いてくれる、有難い品種である。正月にこの花が咲いていると、何か縁起が良いような気がして嬉しくなる。

膨らんだ蠟梅の蕾(2020年12月13日撮影)
膨らんだ蠟梅の蕾(2020年12月13日撮影)
膨らんだ蠟梅の蕾(2020年12月13日撮影)

 我が家では、自宅の蠟梅の香りを楽しむだけでは飽き足らず、毎年のように近郊の蠟梅園まで自家用車で足を延ばすことにしている。たくさんの蠟梅が咲いているところに足を踏み入れると、彼方まで黄色い花が霞(かすみ)のように咲き誇り、周囲に甘い香りが充満して、まことに素晴らしいものだ。

 冬季におすすめの遊山と言えるだろう。

 この調子なら、我が家の蠟梅は今年も、正月には多くの花を付けてくれるだろう。

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冬も咲く千日紅

 季節外れの千日紅が今も咲き続けている。これまではあまり好きな花ではなかったのだが、去年植えてみてその花もちの良さに気に入ってしまい、今年は花壇の隅に植えてみたものだ。旺盛に育って、長く花を付けてくれている。

千日紅(2020年12月6日撮影)
千日紅(2020年12月6日撮影)
千日紅(2020年12月6日撮影)

 花のように見える部分は実は花ではなく、苞(ほう)である。花弁ではないために、長く姿を変えないのであろう。千日紅は使いやすく便利な品種である。もう少ししたら、地際(じぎわ)で切り戻して、冬越に挑戦してみようか。

冬まで生り続けるピーマン

 ピーマンと言えば代表的な夏野菜の一種だが、我が家の庭に植えたピーマンは今も元気に繁って未を付け続けている。すぐ隣に植えた胡瓜(きゅうり)が早くに枯れてしまったために、葉によく陽が当るので元気に育っているのかも知れない。

ピーマン(2020年12月6日撮影)

 上の写真はたった一株の苗から育ったものだ。盛夏の間は細々と実を付けていたのだが、夏の暑さが終る頃から急に旺盛に身を付け始めたのである。

 しかし、トマトが青枯れ病と思(おぼ)しき症状で枯れてしまったのに、すぐ隣に植えたピーマンがこれほど元気なのは何故なのだろうか。どちらも同じ茄子科で、青枯れ病に弱いはずなのに。

ピーマン(2020年12月6日撮影)

 今も、つやつやして美味そうなピーマンがなり続けている。家庭菜園の世話は女房の担当なのだが、ここまでよく身を付けるのを見ると、愉しい気分になる。

ピーマン(2020年12月6日撮影)

 女房はピーマンが食べきれないと、嬉しい悲鳴を上げているほどだ。今年は、ピーマンたっぷりの青椒肉絲(チンジャオロース)を幾度食べたか知れない。ちなみに、女房の作る青椒肉絲はなかなかの美味である。

ピーマン(2020年12月6日撮影)

 来年は、連作障害を避けるために茄子科の植物は植えないようにしようと考えているので、自家製のピーマンを飽きるほど食べなければならないのも今年限りのことだ。飽きるほど食したのに、そう考えると少々寂しいような気になるのは不思議なものだ。

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冬も咲くカリブラコア

 10月に入ってから切り詰めたカリブラコアが、今も元気に成長しながら花を付けている。これは、サントリーのミリオンベル。ミリオンベルの苗は失敗することが少ないので、私はよく購入している。

冬も咲くカリブラコア(2020年12月6日撮影)

 9月末に株全体がしおれてしまったので、10月に切り戻したら新芽を伸ばして健気に成長し始めた。カリブラコアは一年草なので、例年なら季節が終ると廃棄するのだが、植えたばかりの苗のようになったので冬越しさせてみることにしたものだ。

冬も咲くカリブラコア(2020年12月6日撮影)
冬も咲くカリブラコア(2020年12月6日撮影)

 カリブラコアは夏の花なのに、12月に入ってもまだ花を付けている。カリブラコアよ。冬の花のための場所を使わせているのだ。もうしばらく咲き続けてくれよ。

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アネモネの球根その後

 芽を出したアネモネが順調に成長している。瑞々(みずみず)しい若葉を元気に伸ばしていて、美しい。アネモネの球根は植えてすぐ水やりをしない方が良いので湿った状態の土に植えたのだが、植えた翌日に雨が降ってしまったので少し心配していた。

 球根を植付けたのが11月1日、芽を出したのに気付いたのが、11月28日である。それから一週間。仕事が忙しくてゆっくり見る間もない間に、しっかりと葉を伸ばしている。随分と成長したものだ。心配は杞憂だったようである。

球根を隠した寄植え(2020年12月6日撮影)
芽を伸ばしたアネモネ(2020年12月6日撮影)
芽を伸ばしたアネモネ(2020年12月6日撮影)

 鉢植えを置いたのがあまり陽当りが良くない場所だったせいか、パンジーの花付きが良くない。こちらは今後に期待と言ったところだろうか。

球根を隠した寄植え(2020年12月6日撮影)
芽を伸ばしたアネモネ(2020年12月6日撮影)
芽を伸ばしたアネモネ(2020年12月6日撮影)

 写真には写っていないのだが、コンテナに植えたアネモネも5株ほどは芽を出している。そのうちに、パンジーを追い越すほどに背を伸ばすだろう。

アネモネ(2020年12月6日撮影)

 球根が余ったので、花壇の隅に植えておいたのだが、こちらも元気に目を出している。ビオラの寄せ植えの裏になっているので、そのうちビオラの寄植えの置き場所を考えなければならない。

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