クリスマス・ローズの蕾がほころぶ

 本日は晴天なり。ついこの間までの寒さが嘘のように、日中は温かな日和(ひより)となった。そんな中で、玄関花壇に植えたクリスマス・ローズの蕾(つぼみ)がほころんでいることに気付いた。平日は忙しさにかまけて、たくさん付いている蕾の色が深まっていくことだけを確認して足早に駅に向かうのだが、今日は日曜日。十時から時代劇専門チャンネルで鬼平犯科帳をみて、そのあとでゆっくりビオラの花柄摘みなどしながら確認をしたものである。

クリスマス・ローズ(2022年2月27日撮影)

 これは八重咲のクリスマス・ローズ。植え付けてから十年近く経つと思う。ぼんやりと記憶に残っているのは、ホーム・センターの園藝コーナーで見切り品になっていた苗を植えたものだということだけである。

クリスマス・ローズ(2022年2月27日撮影)

 クリスマス・ローズの花はこの上なく美しい。その美しさは、その名のとおり花の女王薔薇に勝るとも劣らないものだ。薔薇に較べれば、手間もかからず育てやすい。もし上を向いて咲く品種が発売されたなら、園藝家たちが争って購入することだろう。

クリスマス・ローズ開花!(2022年2月27日撮影)

 愛用のカメラは壊れてしまい、まだ新しいものを入手していないので相変らず家内のカメラを借用して撮影している。扱い方が良く解らないのでどれもオートで撮影したものだ。フラッシュが焚かれてしまったが、止める方法が判らないので撮りなおしはしなかった。が、問題なく綺麗に撮影されている。ここに掲載したもの以外にも何枚か撮影したのだが、どれも不満なく綺麗な写真が撮れた。新しいカメラは、このカメラと同じソニー製のものでも良いかも知れない。

先週植えた撫子に雪が降り

 暦の上で春になったとはいえ、身を切るような寒さが続いている。そんな寒さの中、先週植えたばかりの撫子(などしこ)の鉢植え。連日の寒波に健気に耐え、元気な姿を見ててくれていたが、植えて一週間も経たないうちに雪に見舞われた。

 心配して確認してみたが、苗が霜に押し上げられることもなく、雪が積もったはずの草の姿に目立った変化もなく、全く影響はなかったらしい。

植えてすぐ雪に見舞われた撫子(2022年2月11日撮影)

 撫子は本来春からが開花期のはずだが、品種改良が進んだのか、促成栽培で出荷しているのか、ともかく最適な時期の植付けでないことは間違いない。が、さすが我が国で古くから愛されてきた草花である。日本の気候に合っているのだろう。寒さで傷んでしまうということはなさそうである。

植えてすぐ雪に見舞われた撫子(2022年2月11日撮影)

 二株とも、この上なく元気そうである。

 この様子だと、何とか冬を乗り切ってくれそうだ。

寒さの中に春を見付けた

 2月4日に立春を迎えたものの、依然として厳しい寒さが続いている。そんな寒さの中でも、植物は春に向けてしっかりと準備を進めている。

顔を出した水仙の芽(2022年2月6日撮影)

 玄関前の花壇の水仙は、植えたままで何の手も加えていないが、今年も律儀に顔を出した。黄色単色の小さな花の咲く品種を植えたのだが、これほど長年にわたり咲き続けると知っていれば、二色の花や大きな花を咲かせる品種など、もっと華のある種類の水仙を植えた方が良かったのではないかと、ひそかに後悔している。

 しかし、毎年咲く水仙も十分に可憐である。

クリスマス・ローズの蕾(2022年2月6日撮影)

 クリスマス・ローズも育てやすく、地植えにすれば長年にわたり毎年咲いてくれる有難い品種だ。今年も、寒風の中で、ピンク色の蕾をたくさん上げている。これは八重咲の花を付ける品種。

 クリスマス・ローズは比較的高価だけれども、一度植えれば長年にわたり花を楽しめるのだから、購入する時は値段で選ぶのではなく、自分好みの花を付ける株を慎重に選ぶべきである。

展開し始めたラブリー・メイアンの新芽(2022年2月6日撮影)

 秋に短く切り詰めた薔薇(ラブリー・メイアン)も新芽が展開し始めた。毎年、枝が伸びすぎて庭の通行の妨げになってしまうのだが、今年は小まめに剪定して邪魔にならないように管理することとしたい。と思っている。

膨らみ始めた沈丁花の蕾(2022年1月16日撮影)

 少し前の写真だが、沈丁花も大量の蕾を付けている。買ってきた時は小さな開花苗であったのだが、大きくなるたびに鉢替えを重ね、今はプラスチック製の大きな鉢に植えてある。大きくなり過ぎたので、花が終ったら小さく切りつめようかとおもっている。

 沈丁花は強く剪定すべきではないので、どこからどの程度切るのか、じっくりと、よくよく考えておく必要があるだろう。

暖かくなるのを待つガーデン・シクラメンの蕾(2022年1月2日撮影)

 これは正月二日の写真だが、蕾は今もこの状態からほとんど動いていない。葉の裏に隠れて、暖かくなるのを待っているのだろう。

 まだまだ寒さの続くこの時期だが、植物の動きに注意していれば本格的な春はすぐそこまで来ていることを感じさせられる今日この頃である。庭の植物にちょっとした注意を向けてみれば、あなたも近づいてくる春の足音に気付くことができるかも知れない。

撫子(なでしこ)の鉢植え

 この季節は植替えに適した時期でないことは重々承知の上であるが、誘惑に負けて撫子(なでしこ)の苗を買ってしまった。時々出掛ける道の駅では花苗を売っていて、買物ついでに時々そこで苗を購入しているのである。

購入してきた撫子の苗(2022年2月6日撮影)

 購入してきたのは桜色の花を咲かせる株と、濃いピンク色の花を咲かせる株である。一株百円。撫子は暑さ寒さに強いはずだが、この時期に植えても無事に育つか少々不安である。以前、真冬に植えたビオラの苗が、霜柱にやられて枯れてしまったことがあったのだ。

植付け前(2022年2月6日撮影)

 秋のうちに苗を植えることができず、空いていたハンギング・バスケットに植えていく。夏に植えた株が良く育たなかったため、長期間植物を育てることのなかった土は、そのまま雨ざらしになっていた。その土を再利用したのだが、触ってみた感じは新しい土のようであった。土の団粒構造は壊れていなかったようである。が、本当は古い土を処分して新しい土を使用した方が良いことは言うまでもない。

植付け後(2022年2月6日撮影)
植付け後(2022年2月6日撮影)

 植付け完了。花柄を取り、伸びすぎた枝を切って草姿を整えて作業は終りである。

 玄関前が少しだけ華やかになった。

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ストックの切戻し

11月下旬に作った寄せ植えに入れたストック。二月にわたり、咲き続けていたストックだが、花がしおれてきたので切戻しを行った。

切戻し前(2022年1月30日撮影)
花がしおれている(2022年1月30日撮影)

 同じ姿で咲き続けること二箇月。花の姿が大分くたびれてきた。花茎も右側に傾いてしまっている。

下方に蕾発見(2022年1月30日撮影)

 よく見ると、株本付近に脇芽らしきものができているのを発見。蕾のようにも見えるが、おそらく脇芽だろう。ストックは久し振りに植えるので判別できないのである。

見付けた蕾の真上で切戻し(20222年1月30日撮影)

 脇芽?のすぐ上で切戻し。これから脇芽が伸びて、二番花を楽しむことができるだろうか。

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クリスマス・ローズの蕾が

 今日、クリスマス・ローズの蕾があがってきたのに気付いた。庭に長時間出ているのが苦痛に感じるほどの寒さの中で、クリスマス・ローズの蕾に春の足音を感じた次第である。

 蕾はまだこれだけだが、これから次々に出てきてたくさん花を咲かせることだろう。

蕾が付いたクリスマス・ローズ(2022年1月23日撮影)
クリスマス・ローズの蕾(2022年1月23日撮影)

 愛機(Ricoh CX4)が壊れたので、家内のカメラ(Sony CyberShot DSC-WX300)で撮影してみたのが上の二枚である。普段触らない機器なので、操作方法もわからずオートで撮ったのだが、きちんと写っているようだ。安価な機種だったと記憶しているが、レンズを近づけると自動でマクロに切り替わって、リコーよりも使い勝手は良いくらいだと思う。

金魚草のその後

 正月三日に金魚草の蕾が膨らんできたのに気付いてから、おおよそ二週間が経って、いよいよ二回目の開花が近づいてきた。

 最初に咲いた花は、農家が育てたときに付いていた蕾が咲いたもの。これから咲く花は我が家に来てからついた花芽が育ったもの。だから、これから咲く花こそが、本当の意味で我が育てて咲かせた花になるわけだ。

金魚草のある寄せ植え(2022年1月16日撮影)

 金魚草を入れた寄せ植えは、アネモネの葉が勢い良く育って、今年もパンジー、ビオラの花を覆い隠してしまいそうである。いったんアネモネに隠れて見えなくなってしまっても、パンジー、ビオラも暖かくなれば勢いを盛り返してバランスよくなるはずだ。

 金魚草は草丈が高いのでアネモネに隠れてしまうことはなさそうだが、どうなるだろうか。

金魚草の蕾(2022年1月16日撮影)

 寒さに負けずに瑞々(みずみず)しい葉を拡げて、その中心のピンクの蕾が今にも花開きそうである。金魚草は、冬の間花のない期間が生じてしまうから単独で植えると寂しいかもしれないけれども、花の途切れないビオラなどと寄せ植えにすると、変化が楽しめてなかなか良いと思う。これまで、ビオラばかり植えてきたけれども、冬の寄せ植えのいろいろなバリエーションが楽しめるものである。

金魚草の蕾(2022年1月16日撮影)

 勿論、花芽は一つだけではない。うまくいけば、株を埋め尽くすほどの花を咲かせるのではないかと期待している。

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金魚草の二度目の花が咲きそうだ

 寄せ植えを作ったときに咲いていた花が終り、花のない状態となっていた金魚草だが、新しく付いた蕾が膨らんで、二度目の開花が近づいてきた。

金魚草(2022年1月2日撮影)

 最初の開花は、苗を育てた方が付けた蕾が開いただけのことであるから、本当の意味で私が咲かせた花ではない。しかし、我が家に迎えてからついた蕾が咲けば、これは私が咲かせた花である。三色植えた金魚草のどれもが最初の開花を終え、蕾が順調に育っている。

金魚草の蕾(2022年1月2日撮影)

 蕾が膨らみ、色付いてきた部分がある。この数日の厳寒にも全く影響を受けていないようだ。陽当りの悪い北側の玄関前に置いた鉢植え。一日に2時間程度しか陽が当らないような環境である。それでも、いじけることなく素直に育っている。金魚草は冬の花壇や鉢植えに本当におすすめだ。

金魚草の蕾(2022年1月2日撮影)

 こちらにも、色付き始めた蕾がある。近く株全体を花が覆うように咲き誇ることであろう。

 この季節のガーデニングは、楽して楽しむことができるのでおすすめである。苗を植える時期を逃してしまった方は、鉢植えを購入してきて玄関先に置いてみると良い。たった一つの鉢植えでも、文字どおり人生に花を添えてくれるはずである。

厳冬の中の草花

 日本列島が寒気に包まれている。私の暮している埼玉県でも最低気温が氷点下5度になったらしい。早朝に出窓のアルミサッシを確認したら、結露が凍り付いているほどであった。

真冬の薔薇「グラハム・トーマス(Graham Thomas)」(2021年12月26日撮影)

 本来なら、この時期まで残しておくべきではない薔薇の花。つる薔薇の仕立て直しをしたときに、切り取るべきだったのだが、最後の花を観たくて残しておいた蕾。寒さのために完全に開ききることができないようだ。折を見て、切り取ってしまわなければならないと思っているが、この美しさになかなか踏ん切りがつかないのである。

寒さにしおれたロベリア「アズーロコンパクト」(2021年12月27日撮影)

 ロベリアも夏の花。季節が終ってもなかなか枯れる様子がないので、思い切って冬越しさせてみようと思っているものである。写真では判りにくいが、耐寒性を持っているはずもないロベリアは寒さに新芽がしおれてしまった。

 それでも、小さな蝶のような花が少しだけついていることがお判りになるだろうか。

耐寒性の強いヒューケラ (2021年12月27日撮影)

 一方で、耐寒性の強いヒューケラは寒さをものともせずにいつもと変らぬ姿を見せている。最近、ヒューケラの美しさが気になっているので、これから作る寄せ植えに積極的に選んでいきたいと思っている。苗の価格が比較的高価なのであるが、多年草なので長く使えることを考えると、コストパフォーマンスは悪くないのではないかと思っている。

 ビオラやスィート・アリッサムも、厳しい寒さに何の問題もななかったようだ。アリッサムは花の終りが近づいたようだから、折を見て花柄を摘まなければならないだろう。が、今はまだ寄せ植えの中で花の存在感が強いので、それももうしばらく後のことだ。

寒さにしおれてしまった紅葉葉(もみじば)ゼラニウム(2021年12月27日撮影)
寒さにしおれてしまった紅葉葉(もみじば)ゼラニウム(2021年12月27日撮影)

 紅葉葉(もみじば)ゼラニウムは耐寒性があまり高くない。冬の寒さを心配していたのだが、やはり寒さで傷んでしまった葉があるようだ。タグの裏側を見ると、凍らなければ戸外でも大丈夫という意味のことが書かれていたが、霜が降りなければ大丈夫と勝手に解釈している。今朝のマイナス5度の寒気は何とかしのいでくれたようである。

 

冬の花たち

パンジー(2021年12月12日撮影)

 ハンギング・バスケットに咲いたパンジー。パンジーは花が豪華でよいのだが、陽当りがよくない場所に置くと花付きが悪くなる。暖かくなるまでの間は、花の付かないこともある。環境の悪い我が家では、やや扱いにくい品種である。

ビオラ(2021年12月12日撮影)

 ビオラは生物学的にはパンジーと同じ品質である。違いは、花の大きさである。パンジーの方が花が大きく、ビオラは比較的小さい。ビオラについて特筆したいのは、その花付きのよさである。パンジーの開花が止まっているような時でも、冬を通してたくさんの花を付けている。ガーデニング初心者におすすめの品質で、これを植えておけば、失敗することは少ないだろう。

 我が家では、毎年欠かさずに植えている。冬の園藝に欠かせない品種である。

玄関の寄せ植え(2021年12月12日撮影)

 上の写真では、ストック、金魚草も花を付けている。金魚草も、陽当りのよくない場所に植えても、花付きはよい方だと思っている。花もちもよい。

 ストックについては、先日いろいろと書いたばかりだが、花もちが良いことだけ、もう一度書いておこう。

冬越し柱のロベリア「アズーロコンパクト」 (2021年12月12日撮影)

 この夏手に入れたロベリア「アズーロコンパクト」。花期が終ったのに花が終らないので、余っていた鉢に適当に移植したものだが、師走に入っても元気に花をつけつづけているものだ。青々とした葉が付いて、一向に勢いが衰えない。

 捨て去るのも忍びないので、冬越しに挑戦中である。

名残の薔薇「グラハム・トーマス(Graham Thomas)」(2021年12月12日撮影)

 つる薔薇として仕立てているグラハム・トーマスが一輪花を付けている。花の美しい時を逃してしまったようだが、来年までしばしの別れだと思うと、愛おしく感じるものだ。

 これから、本格的な寒さがやってくるが、もう少しの間だけ、めげることなく咲き続けてもらいたいものである。