グラハム・トーマス(Graham Thomas)のシュート

 ここでの連載を始めてから花壇を注意して観察するようになったのだが、そのおかげかつる薔薇(バラ)、グラハム・トーマスの根元からシュートがたくさん出ていることに気付いた。
 シュートは大切に育て、古くなった枝と入れ替えることにより、花付きの良い状態を維持することができる。ベーサルシュートは垂直になるように誘引し、長くなり過ぎた場合は先端を剪定することにしている。花は放任して咲かせてしまっている。

 根元から出ているものをベーサルシュートといい、枝の途中から出るシュート(サイドシュート)よりも重要である。サイドシュートは直立した状態で誘引すると、すぐに株全体の長さを遙かに超えてしまうので、取扱いが厄介なのである。

つる薔薇のシュート(2019年3月31日撮影)
つる薔薇のシュート(2019年3月31日撮影)

 薔薇の根元に雑草が生えているのは御愛嬌。薔薇のとげに邪魔されて、雑草を引き抜くことができないのだ。しかし、シュートってこんな時期に出るものだったっけ?
 夏に出るものだったと記憶しているのだけれども。

 グラハム・トーマスはイギリスの育種家、デビッド・オースチンが作出した薔薇、イングリッシュ・ローズの一種です。強健で花付きも良く、大変おすすめの品種と言えるでしょう。 我が家では、塀に誘引してつる薔薇(バラ)として育てている。

グラハム・トーマスの花(2015年5月撮影)

 最後に、グラハム・トーマスの花を載せておこう。後一月ほど経てば咲き乱れるグラハム・トーマスの姿をお見せすることができるはずである。